“開発中止”が伝えられた幻のSTG『ウブスナ』、一転して再始動へ。井内ひろし氏のもとにクリエイターが集結、出資企業と協議中

ゲームクリエイター・井内ひろし氏は7月8日、有限会社エムツーより開発中止が発表されたシューティングゲーム『ウブスナ UBUSUNA』について、他社の出資を受けるかたちで制作を再開する方向で動き出したことを報告している。

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ゲームクリエイター・井内ひろし氏は7月8日、自身のWebサイトを更新。5月24日に有限会社エムツーより開発中止が発表されたシューティングゲーム『ウブスナ UBUSUNA』が、他社の出資を受けるかたちで制作を再開する方向で動き出したことを報告している。

井内ひろし氏は1989年にコナミ株式会社(現:株式会社コナミデジタルエンタテインメント)に入社し、アーケードゲームの開発に従事したのち、当時の同期メンバーと共に株式会社トレジャーを設立。『ガンスターヒーローズ』『エイリアンソルジャー』といった作品に背景グラフィック担当として参加したのち、『レイディアントシルバーガン』『斑鳩 IKARUGA』『グラディウスV』で企画・ディレクター・作曲などを務めた。

のちにトレジャーを退社し、有限会社エムツー所属となってからは『3D アフターバーナーII』『魔神少女 エピソード3 -勇者と愚者-』『ナイトストライカーGEAR』といった作品でディレクターを担当した。

2014年には、PS4向け新作シューティングゲームとして『ウブスナ』を発表。以降、エムツー内部で制作が進められていたが、2026年5月24日、井内氏のエムツー退職に伴い、開発が中止になったことが発表された(関連記事)。

開発中止が報じられた同日には井内氏も個人のWebサイトを更新し、今回の件に関してのコメントは退職後となる7月上旬以降にしたいと伝えていた。そして7月8日の更新において、『ウブスナ』については今後他社からの出資を受けて制作を再開する方向で動き始めていることを発表した。

井内ひろし氏のWEBサイト「Video Genome Materials : ビデオ・ゲノム・マテリアルズ」より

Webサイトの発表によれば、『ウブスナ』の企画自体は2006年頃に個人で企画したものであり、ゲームの企画やシステムの仕様に関する権利は井内氏個人が持っているとのこと。コピーライトに井内氏の名が入っているのもそれが理由だそうだ。そのためエムツーの退職後も、所属当時に作られたリソースは使えないものの、『ウブスナ』の制作自体は続けることが可能であるという。

ただし、『ウブスナ』の企画自体はこれまでに何度も頓挫しており、今回で3~4回(社)目になるとのこと。今回は中止が決まってから間もなく、『ウブスナ』にグラフィック担当として参加している外部デザイナーの輪くすさが氏から「他社から出資を受けてウブスナを続けましょう」との提案があったという。輪くすさが氏は営業も自ら担当すると言って動き回り、『ウブスナ』を作るためなら手伝うというクリエイターが集結し、再度『ウブスナ』の制作を再開する方向で動き始めたようだ。

ちなみにこれは2025年末の時点でのことで、エムツーが開発中止を発表した5月24日の時点では、既に出資に関心のある企業との協議が始まっていたとのこと。井内氏はこの件について、継続体制が整った時点でリリースする方法や会社が変わることを伝えれば、ユーザーをガッカリさせることもなかったであろうと、謝罪を綴っている。

とはいえ現在はどのような着地になるかは井内氏にも分からず、いますぐにどうこうなる話でもないかもしれないとのこと。それでも長らく『ウブスナ』を待ち望んでいるユーザーに対して届けられるようにスタッフ一同頑張るとしており、今後も開発は継続されていくようだ。

井内氏いわく“『斑鳩』より遊びやすいシステム”になっているという『ウブスナ』。新たな体制によるスタートが今後、実を結ぶことを祈りたい。

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シェループ
シェループ

2D&3Dアクションと手ごわいストラテジーが大好物の人。積みゲーが一向に減っていかない呪いに悩まされています。

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