Global Sites
『ウィッチャー』開発元、“会社名”を「CD PROJEKT RED」に変更へ。実はいままで違った
CD PROJEKTは6月23日、株主総会を開催し、会社名をCD PROJEKT REDに変更する決議が採択された。

CD PROJEKTは6月23日、株主総会を開催し、会社名をCD PROJEKT REDに変更する決議が採択された。従来のCD PROJEKT REDといえば同社傘下のゲーム開発スタジオの名前であり、会社名と開発スタジオの名前が統一される見込みだ。
CD PROJEKTはポーランドに拠点を置くゲーム会社だ。もともとはゲームの輸入販売を営む会社で、1994年に設立。外国のゲームをポーランド向けにローカライズし、流通させる活動をしていた。社名のCDは、ポーランドで初めてゲームをCD媒体で流通させたことに由来しているという。その後2002年に、同社傘下のゲーム開発スタジオとしてCD PROJEKT RED(CDPR)を発足。『ウィッチャー』シリーズや『サイバーパンク2077』が人気を博し、世界的にその名が知られるようになった。
そんな同社が6月23日に開催した株主総会で、CD PROJEKTの社名をCD PROJEKT REDに変更する決議案が提出された。賛成の圧倒的多数となり、決議案は採択。定款の変更が認証され次第、正式に社名が変更される見込みとなった。傘下スタジオの名前が親会社の名前になったかたちである。

CD PROJEKT REDの名前は広く知られているが、先述のとおりこれはCD PROJEKT内のゲーム開発スタジオの名前だった。CD PROJEKTのアートディレクターPaweł Mielniczuk氏によれば、同氏が入社した2006年当時、それまで同社の主な事業はパブリッシングだったそうで、そちらは社内でCD PROJEKT BLUEと呼ばれていたとのこと。その後同社ではゲーム開発が主力事業に成長。Mielniczuk氏の見立てでは、かつてCD PROJEKT BLUEは『ウィッチャー3』の開発期に解体され、CD PROJEKT REDに統合されたという(PC Gamer)。
なお同社は2008年にゲームのオンラインストアGood Old Gamesを設立。のちにGOG.comへとリブランディングされ運営が続けられていた。しかし2025年12月、CD PROJEKTは同社の共同設立者であるMichał Kiciński氏に、GOG.comを売却したと発表。Kiciński氏が個人で買い取ったかたちとなったため、当面のあいだはCD PROJEKTとの協力関係は維持されるとしつつも、会社としては両社は切り離された(関連記事)。
パブリッシング部門の統合、GOG.comの独立を経て、現在のCD PROJEKTの業務の大部分はCD PROJEKT RED関連で占められるようになっていると見られる。今回の社名変更も、あえて本社と開発スタジオの名前を分けている意味がなくなったと判断されての決議だったのかもしれない。今後は会社名もCD PROJEKT REDとして、さらにゲーム開発に力を入れていくのだろう。

ちなみにCD PROJEKT REDは現在新作の『ウィッチャー4』を開発中で、2027年以降に発売される見込み。『ウィッチャー4』は同シリーズの新たな三部作の幕開けとなり、リリースから6年で三部作全体が発売される計画だと明かされている(関連記事)。また『ウィッチャー3 ワイルドハント』の10年以上ぶりとなる新拡張パック「追憶の調べ」も発表されており、こちらは2027年のリリースを予定している(関連記事)。社名変更して心機一転となったCD PROJEKT REDの今後の展開に注目したい。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。


