『サブノーティカ2』開発者、敵対生物を倒したいとの要望に「そういうゲームじゃない」ときっぱり。改善はするけど“殺さないサバイバル”も守る

『Subnautica 2(サブノーティカ2)』についてリードゲームデザイナーのAnthony Gallegos氏は、「本作に本物の武器を実装する予定はない」という方針を明かした。

5月15日に早期アクセスを開始した、海洋惑星オープンワールドゲーム『Subnautica 2(サブノーティカ2)』。本作リードゲームデザイナーのAnthony Gallegos氏は、公式Discord上で「本作に本物の武器を実装する予定はない」という方針を明かした。

『サブノーティカ2』は、海洋惑星オープンワールドゲーム『サブノーティカ』シリーズの最新作となる。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/Xbox Series X|Sで、Xbox/PC Game Pass向けにも展開中だ。プレイヤーは浅瀬から深海までの広大な海を探索し、各地に散りばめられた様々な謎を追っていく。

『サブノーティカ』シリーズは、“戦わないサバイバルゲーム”とも称される作品だ。プレイヤーは海中洞窟や深海の恐怖に向き合い、それらを乗り越えながら探索を進めていく。過去作においてももちろん敵対的な海洋生物は存在し、プレイヤーは戦って倒すこともできるが、苦労の割に見返りはほぼなく、基本的には回避や逃走が推奨されるゲームデザインとなっている。

そんな『サブノーティカ』シリーズ最新作の『サブノーティカ2』は、5月15日に早期アクセス配信が開始すると大きな注目を集め、12時間で売上が200万本を突破したことなども伝えられている話題作だ。本作は本稿執筆時点でレビュー数が6万件を超え、92%に好評となる「非常に好評」のステータスを獲得している。過去作では少々手間だった点の多くが改善された上、スキルなどの追加も相まって、美しくも恐ろしい海の冒険が多数のユーザーから好評を集めている。一方で、早期アクセスが始まったばかりということもありボリューム不足などが不満点として挙げられているほか、敵対的な生物の挙動と、それに対するプレイヤー側の選択肢の少なさにも不評が寄せられている。特に、「過去作では敵対生物を倒せたが、今作では出来なくなっている」という違いを指摘する声も散見されている。

公式Discordでは、そんなプレイヤーからの感想や意見が日々寄せられており、デベロッパーのUnknown Worlds Entertainmentの開発者たちが時折現れてはユーザーと対話を重ねている。リードゲームデザイナーを務めるAnthony Gallegos氏は5月19日朝、公式Discord上で、「申し訳ないけれどプレイヤーが“実際の武器”を手に入れることは決してない」と語った。これは何人かのプレイヤーからの意見を踏まえて出てきた発言であり、発端としてはユーザーからの「敵対的な生物を追い払う手段がもっとほしいし、あまりに攻撃頻度が高くて鬱陶しい」という意見に対する一つの回答として投稿されたものだ。

『サブノーティカ2』開発者たちのDiscord上での発言としては、「なぜ敵を殺せないんだ」というユーザーの書き込みに対して、5月15日に開発メンバーの一人が「私たちのゲームは“殺す”ゲームではありません。もしそうしたいなら『Sons of the Forest』など別のゲームをプレイしてください(We aren’t a killing game. Go play sons of the forest or something if you want to kill)」と発言する一幕があった。作品のコンセプトについて説明されたかたちとなったものの、過去のシリーズ作では巨大なリバイアサン級生物などもいちおう倒すことはできたため、現状の『サブノーティカ2』のバランスに対して賛否両論が寄せられる状況となっていた。

こうした流れを受けてAnthony氏は、多くのユーザーが敵対生物について不満を抱いていることを認めつつ、「プレイテストに比べて、こんなにも多くのプレイヤーが捕食者のいる領域に拠点を置くとは、ある程度想定していたものの驚きだった」と投稿。開発側が想定していた基地建築の傾向と、実際のプレイヤー行動にはズレがあったこともうかがえわせた。開発元としては、敵対生物がはびこる場所にはそもそもプレイヤーが長くとどまる想定ではなかったのかもしれない。

とはいえAnthony氏は、寄せられている不満点について、次回パッチでの調整や、EA期間を通じた継続的な改善にも言及している。Anthony氏は具体的な解決策として、敵対生物に攻撃が当たった時の“ひるみ”の実装や、攻撃頻度を下げる代わりに威力を上げるなどの対応を検討していると説明。プレイヤーからの意見に耳を傾けつつも、“殺さない”サバイバルクラフトゲームとしての方針を推し進めていくとみられる。方向性を維持しつつ、プレイヤー側の不満とどう折り合いを付けていくのか、今後の調整にも注目が集まりそうだ。

『Subnautica 2(サブノーティカ2)』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに早期アクセス配信中。価格は税込3370円で、Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。

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Kei Kano
Kei Kano

キャラクリが出来て没入感のあるゲームが好きです。ゆっくり歩いて世界観を味わったり、自分なりに脳内設定を組み上げたりして遊んでます。

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