PS5/PS4デジタル版ゲームの“30日ごとのオンライン認証必須化疑惑”に、海外SIEが回答。正しくは購入後30日以内に「1回だけ」

PS5/PS4向けデジタル版ゲームの起動時に“30日ごとのオンラインライセンス認証が必要になったのではないか”との疑惑が生じるなかで、SIEが海外メディアの取材に回答をおこなっている。

先日より海外ユーザーを中心に、PS5/PS4向けデジタル版ゲームの起動時に“30日ごとのオンラインライセンス認証が必要になったのではないか”との疑惑が発生していた。そうしたなかで今回、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が海外メディアGameSpotの取材に対し、購入から30日以内に“一回だけ”オンラインに接続しながら起動する必要があるとの回答をおこなっている。

今回の疑惑の発端となったのは、PS5/PS4向けのデジタル版ゲームにDRM(デジタル著作権管理技術)が導入されたのではないかというユーザーからの報告だ。DRMとは、主にゲームファイルの改ざんやハッキング、違法コピーなどを防ぐ技術を指す。

今回はユーザーが最近購入したPS5/PS4向けのデジタル版ゲームにおいて「有効期間(Valid Period)」の表示が追加されたことを報告。また別のユーザーはPlayStationの海外サポートのオンラインアシスタントに対して“30日タイマー”についての問い合わせをおこなったとし、その回答を紹介。この中では3月のアップデート以降に購入されたデジタル版ゲームが影響を受けると説明されており、コンソールが30日以内にインターネットに接続しなかった場合、接続するまでゲームの起動がされないことがあるといった回答がおこなわれていた。一連の報告からはPS5/PS4向けのデジタル版ゲームにDRMとして“30日ごとにオンラインライセンス認証”が追加されたのではないかといった憶測が生じることになり、一部海外メディアやインフルエンサーにより拡散されることになった。

一方で今回、SIEの広報担当者は海外メディアGameSpotの取材に回答。上述したような疑惑に対して、オンラインでのライセンス認証は1回限りであることを説明した。その後追加でオンライン接続しながらの起動は必要ないという。つまり懸念が生じていたような“30日ごと”のオンライン認証が必要になる仕様ではないようだ。なお弊誌で認証する限りは報告されているような有効期間表示は見受けられず、同様の機能が日本国内ユーザー向けにも導入済みかどうかは現時点では不明だ。

ちなみにオフラインでプレイ可能なゲームにおいて初回起動時のみオンライン接続が必要という仕様は、Steamでもほとんどのゲームで導入されている(Steam公式ヘルプページ)。特にPCゲームにおいてはデジタル版が圧倒的に主流、かつ海賊版ゲームの蔓延が問題視されていることもあり、初回起動時にオンライン接続を必要とするDRMが導入されているわけだろう。

そしてPS5/PS4を含めコンソール機でも、近年ではデジタル版ゲームが販売本数の大半を占めている状況が見受けられる。PS5/PS4ではSIEの2024会計年度において、ゲーム本編の販売本数のうち約76%をデジタル版ゲームが占めていたという(資料pdf)。そうした状況もあり、このたびはデジタル版ゲームのオンラインライセンス認証が導入されたのかもしれない。海外SIEの声明によると購入から30日間の猶予があり、かつ一度きりということもあり、当初懸念されていたような“30日ごとのオンラインライセンス認証”と比べればかなり条件は緩いといえる。とはいえひっそりと導入されたとみられる点で混乱も生じており、今後の動向も注目されるところだろう。

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Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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