81歳「マインクラフトおばあちゃん」の耐久配信中に、突如武装警官が突入。“虚偽通報”被害にあうも、本人は「楽しかった」と前向き

『Minecraft(マインクラフト)』の人気配信者である81歳のSue Jacquot氏の耐久配信中に、突如武装警官が突入してくる事態が発生した。虚偽通報の被害に遭ったようだ。

Minecraft(マインクラフト)』の人気配信者であるGrammaCrackersことSue Jacquot氏。同氏は配信の収益をガンと戦う孫の治療費に充てていることで知られる人気ストリーマーだ。そんなJacquot氏が配信をおこなっていたところ、なんと武装した警官らが配信部屋に踏み込んでくる事態が発生した。どうやら何者かがウソの通報をおこなって警官を送り込む、「Swatting」と呼ばれる悪質な嫌がらせの被害に遭ったようだ。

GrammaCrackersことJacquot氏は、主に『マインクラフト』の実況プレイ動画を投稿しているYouTuberだ。今年1月時点の発表で、年齢は81歳。アメリカ・アリゾナ州に住んでいるという。同氏はもともとゲームは遊ばなかったそうだが、孫に勧められて『マインクラフト』を始め、すっかり夢中に。やがて実況プレイ動画を投稿するようになると、平時は温厚な語り口調でありながら、戦闘になると「Die!」などと叫びつつ剣を振り回すアグレッシブな実況スタイルが人気を得た。本稿執筆時点で、同氏のチャンネルは約61万人の登録者を有し、動画の総再生回数は600万回を突破している(関連記事)。

動画の収益化にも成功したJacquot氏は、動画収益を難病と戦う孫の治療費に充てていることも明かし、話題を呼んだ。今年1月時点で17歳のJack氏は、希少ガンの一種であるサルコーマ(肉腫)と診断されており闘病中。Jacquot氏が治療費の支援を募ったところ、本稿執筆時点で約6万ドル(約950万円)の寄付金が集まり、高額の治療費の一部に賄うことができたという。治療が功を奏し、現在のJack氏は寛解状態にあるとのこと(関連記事)。

そんなJacquot氏は現在『マインクラフト』の耐久配信を実施中。ニューゲームからクリアするまでカメラを切らないことを掲げ、5月5日より「NOT ENDING Until I Beat Minecraft」と題した連続配信をおこなっている。もちろん休憩や睡眠時間も挟みつつの配信となっており、Jacquot氏が席を外すこともあるが、配信としてはほぼ常にカメラがオンのライブ状態となっているわけだ。

そんな耐久配信中の5月19日、配信開始から14日と2時間が経った頃の出来事だった。そのときJacquot氏は睡眠をとるために席を外していたが、そんななか突如まっくらな配信部屋に、銃と懐中電灯を携えた複数の人物があらわれた。突然の出来事に配信を見守っていたファンの間で混乱が広がったが、乱入者たちの服装をよく見ると警官のように見えた。「Jacquot氏がSwattingの被害に遭ったのでは」といった予想もあがったが、状況は不明瞭なまま。配信こそ終了しなかったものの、Jacquot氏はその後10時間ほども配信部屋に姿を見せず、同氏の身を心配するコメントも寄せられていった。

そうして5月20日、Jacquot氏は「Swattingされた(I Got Swatted)」と題した動画を投稿。配信部屋に姿を見せたのはやはり警官で、虚偽の通報により駆け付けた人たちだったことを伝えた。動画に出演していたJacquot氏の家族によると、SWAT隊員5人とパトカー20台が家を取り囲んでいたという。しかしJacquot氏はまったく身の危険は感じなかったそうで、警官たちは家の調査中も配信機器には触れず、Jacquot氏の対応をしてくれた警官もとても優しかったという。Jacquot氏はパトカーに乗って移動したあと、普段なら絶対に会わないような人たちと会ったとのこと。もちろん混乱もしたそうだが、体験としては「楽しかった(It was fun)」と語っている。

Swattingは危険な違法行為であり、実行者には実刑判決が下されることもある(関連記事)。しかしながら特に米国では人気ストリーマーや企業などを対象に、しばしば嫌がらせとしておこなわれるのが実態だ。今回は注目を集めている耐久配信のさなかということもあってか、Jacquot氏が標的となってしまったかたちである。

突然警官に囲まれたJacquot氏の驚きは相当だったと思われるが、同氏は状況が落ち着くとまもなく配信に復帰。本稿執筆時点でも耐久配信を続けており、ときおり家族の出演を交えながら『マインクラフト』の実況プレイをおこなっている。GrammaCrackersとして知られる同氏のYouTubeチャンネルTwitchなどで視聴することができるので、興味がある方はSwattingの衝撃も感じさせずにゲーム配信をおこなっているJacquot氏を観てみるとよいだろう。

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

記事本文: 786