最大6人協力科学者サバイバル『Abiotic Factor』、Steamで“圧倒的に好評”スタート。拠点を作りクラフトを駆使し、超常存在や武装ロボうごめく地下施設から脱出

パブリッシャーのPlaystackは5月3日、『Abiotic Factor』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込2800円。本作はさっそく好調な滑り出しを見せている。

パブリッシャーのPlaystackは5月3日、『Abiotic Factor』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込2800円。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく多くのプレイヤーを集め、Steamユーザーレビューにて「圧倒的に好評」ステータスを得る好調な滑り出しを見せている。

『Abiotic Factor』は一人称視点のオープンワールド・サバイバルクラフトゲームだ。最大6人の協力プレイに対応している。舞台となるのは、とある組織の研究施設だ。本作の世界には、GATEと呼ばれる世界的な秘密の研究組織が存在し、現代科学では説明不能な超常的物体や現象を収容・研究している。しかしGATEのとある地下研究所で、封じ込め処置が崩壊。危険な超自然生物たちが脱走し、研究所は見捨てられてしまった。プレイヤーは勤務初日に騒動に出くわした不運な科学者となり、危険な地下を生きのびつつ、地表へ脱出することを目指す。

本作ではまず、自分のキャラとなる科学者を作成する。科学者には超理論物理学者や防衛アナリストなどさまざまなクラスが存在し、初期能力値のボーナスが変わってくる。また特性を取得することも可能。経験値の獲得量が増えるなどのプラスの特性や、トイレが近くなるといったマイナスの特性を組み合わせて、ポイントの範囲内でキャラの性能を決定する。

ゲームプレイでは、クエストに沿ってストーリーを進めつつ、拠点を建設してサバイバルすることになる。資源を集めて空腹や喉の渇きなどに対処しつつ、クラフトをおこなっていく。また研究所内には、異次元の生物や殺人ロボットなど、攻撃的な敵が多数存在している。ときには拠点を襲撃してくることも。一方、研究所内で奇妙な物質を集めてレシピを探求すれば、トラップやレーザー砲などの科学的兵器を作成することも可能となる。科学の力で敵を撃退し、地表を目指して巨大地下施設を探検するのだ。


本作は5月3日に早期アクセス配信が開始された。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約1800件中97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。超常現象をモチーフとした舞台設定や、キャラクターの個性が出るスキルシステム、レシピを自分で探しつついろいろな物を作れるクラフト要素などが好評を得ている。また同時接続プレイヤー数も好調であり、本稿執筆時点でピーク時に約1万4000人を記録(SteamDB)。連日ピーク時の数字を伸ばし続けており、プレイヤー数が順調に拡大している様子がうかがえる。

なお本作の早期アクセス配信期間は8か月から12か月を予定しているとのこと。フィードバック次第で変更される可能性もあるが、2、3か月おきにマップの新たなセクターを追加し、新要素を導入していく予定だという。正式リリース時には現在よりも敵やアイテムのバリエーションが増え、メインストーリーが完結する予定とのことだ。早期アクセス期間中は現在の定価が維持されるが、正式リリース時には価格を上昇させる可能性もあるという。

本作を手がけるDeep Field Gamesはニュージーランドに拠点を置くインディースタジオだ。過去には、SFサバイバルFPS『Unfortunate Spacemen』を制作。同作は有料作品として早期アクセス配信されたが、2020年の正式リリース時に基本プレイが無料化。1対15の人狼風非対称マルチ対戦モードなどが好評を得て、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約7000件中86%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。高評価SFゲームを手がけた同スタジオの新作である、本作『Abiotic Factor』もさっそく好評を博しているかたちである。

『Abiotic Factor』はPC(Steam)向けに、早期アクセス配信中だ。価格は税込2800円で、ゲーム内は日本語表示に対応している。また現在リリース記念セールがおこなわれており、5月10日まで20%オフとなる2240円で購入可能だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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