メトロイドヴァニアARPG『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』“圧倒的に好評”スタート。ストレスフリーな探索や撃ち放題スキルなど、『エンダーリリーズ』からパワーアップしてさらに快適

 

パブリッシャーのBinary Haze Interactiveは3月25日、『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はさっそく多くのプレイヤーを集め、「圧倒的に好評」ステータスを得る好調なスタートを切っている。


『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』は滅びゆく終末世界を舞台にした探索型アクションRPGだ。好評を博したアクションRPG『ENDER LILIES』の続編である。舞台となるのは前作から数十年後、地下に眠る膨大な魔力資源によって栄えた煙の国。魔法と機械の文明が発達している煙の国は、人を助けるためにホムンクルスを作り出す。しかし地下から吹き上がる穢れた煙がホムンクルスを怪物へと変貌させ、彼らは人を襲うようになってしまう。

本作の主人公となるのは、ホムンクルスを救済する力を持つ調律師のライラックだ。記憶をほとんど失っているライラックは、地下の実験場で戦闘用ホムンクルスのノラと出会い、煙の国の上層を目指すことになる。正気を失ったホムンクルスらと戦い、彼らの魂を救済しつつ、階層化した煙の国を登っていくのだ。


ライラック自身は戦う力をもたないが、契りを結んだホムンクルスたちが代わりに武器を振るってくれる。普段は光の玉として浮遊するホムンクルスらはそれぞれ攻撃スキルをもっており、割り当てたボタンを押すことで瞬時に実体化して攻撃をおこなう。スキルは連続で撃てるものやクールダウンが必要なものなどさまざまな種類があり、のべ30種が用意される。装備するスキル次第で、異なったスタイルで戦うことが可能だ。ライラック自身の回避アクションとホムンクルスたちの攻撃スキルを組み合わせて、強敵らと戦っていくことになる。

また、狂気に陥ったホムンクルスたちに勝利することで、魂を解放し仲間にすることができる。そうしてホムンクルスたちを救い仲間を増やしながら、煙の国を探索するのだ。旅路では人とホムンクルスが共存する煙の国で、多くの人々やホムンクルスたちと出会うことになる。そうして彼らの話を聞きながら美しくも残酷な世界を旅し、物語の真相に迫っていくことになるという。


本作は3月25日に早期アクセス配信が開始された。本稿執筆時点で、同時接続プレイヤー数はピーク時で約2700人を記録している(SteamDB)。またSteamユーザーレビューでは約1000件中98%が好評とし「圧倒的に好評」ステータスを獲得。多くのプレイヤーを集め、非常に高い評価を得る好調な滑り出しとなっている。ビジュアルや楽曲、キャラクターの魅力やスムーズなアクションなどが高い評価を獲得しているかたち。前作の良い点を引継ぎつつ、スキルを撃つ回数に制限がなくなったり、探索のしやすさが向上したりなど、プレイ感が向上して正統に進化している点も好評を博しており、正式リリースへの期待が多く寄せられている。

本作の早期アクセス期間は半年から1年ほどを予定しているようだ。配信開始直後の現時点では、ゲームの序盤部分をプレイすることが可能。1つの街と4つのエリアを探索することができる。正式版ではさらに多くのキャラクター、ステージ、敵などが追加される予定とのこと。装備やアイテムなどの収集要素は前作の倍以上のボリュームとなることが謳われており、前作を上回る規模の作品となるようだ。また正式リリースの際には多少の値上げが予定されているとのこと。興味のある方は早めに購入しておくとよいだろう。

『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。なお、本作はNintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S版の発売も予定されている。