刑務所運営シム『Prison Architect 2』発表、3月27日発売へ。グラフィックが3Dに刷新、立体的にパワーアップした刑務所で秩序を守る

 

パブリッシャーのParadox Interactiveは1月17日、『Prison Architect 2』を発表し、現地時間3月26日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。なおSteamストアページによると日本時間では3月27日に発売予定で、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。


『Prison Architect 2』は刑務所運営シミュレーションゲームだ。プレイヤーは刑務所を一から建設し、受刑者を受け入れるための設備・人員を整えていく。食堂などの生活用設備を用意して、囚人たちの日々のスケジュールを管理。また牢屋や監視塔なども建設して脱走や暴動を防ぎ、囚人たちを上手く統制することを目指すのだ。

本作は2015年に発売された『Prison Architect』の続編だ。前作はグラフィックが2Dで描かれていたが、本作では3Dに刷新。刑務所運営を立体的に楽しむことができるようになる。建築要素においては、建築物に階層を重ねることなどが可能となるようだ。複数階にわたって刑務所の設計ができるので、より複雑な計画が求められるだろう。


本作ゲーム内の囚人たちは一人ひとりに個性があり、それぞれの思惑をもっているという。さらにAIによって囚人たちは独自の人間関係を形成し、それによってさまざまな行動を起こすようだ。プレイヤーは、この囚人たちのリアルで複雑な行動方針に対応していくことが必要となりそうだ。

また本作にはスキルツリー要素が存在。ゲームプレイを進めていくと、新たな建築物や刑務所スタッフなどを開放することができるようだ。また現時点で発表されているゲームモードとしては、刷新されたキャリアモードが用意されるとのこと。同モードではワールドマップが新登場するといい、一つの刑務所に限定されない幅広いゲームプレイを楽しめるのかもしれない。トレイラーでは、ゲーム内にマップの存在を確認することができる。


本作を手がけるのは、イギリスに拠点を置くDouble Eleven。有名フランチャイズ作品のプラットフォーム移植などを手がけているゲームスタジオだ。過去には『Rust Console Edition』のほか、『Red Dead Redemption』のPS4/Nintendo Switch移植版などを開発している。

なお前作『Prison Architect』は、当初Introversion Softwareによって開発された作品だ。しかし2019年1月にParadox Interactive(以下、Paradox)が、開発元より「Prison Architect」のIPを買収(関連記事)。以降はParadoxが同フランチャイズのIPやアセットの所有権を保有し、開発元がDouble Elevenに移行していた。またこの買収の際、同社は「Prison Architect」のさらなるフランチャイズ拡大を検討すると言及していた。そしてこのたび、『Prison Architect』の続編が発表されたかたちとなる。

『Prison Architect 2』は、PC(Steam)向けに日本時間3月27日に発売予定だ。