マルチ異能力バトルアクション『GodsTV』発表。奇抜ポップなパンクキャラで激闘、リアル視聴者が運命を決める

 

ゲームパブリッシャーのStarbreeze Entertainmentは11月3日、マルチプレイ対応の異能力バトルゲーム『GodsTV』を発表した。開発を手がけるのはMelbot Studiosで、2026年初頭の発売を目指して開発が進められている。

『GodsTV』は、見下ろし視点型の異能力バトルゲームだ。本作の舞台は異能力者がしのぎを削るテレビ番組のなか。プレイヤーは「God」と呼ばれる超能力をもったキャラクターを選び、アクションにユーモアを混ぜて、ほかのGodsたちとの戦闘に挑むこととなる。発表によると、本作では「リアルな視聴者の支持」がプレイヤーの運命を握るという。ゲームを視聴しているユーザーなどが参加し、試合に影響を及ぼすことができるシステムが導入されるのかもしれない。

本作で登場するGodsは奇抜なデザインで描かれており、武器や能力を開放することで強化が可能となるようだ。プレイヤーが自身のGodsを拡張することで、戦闘を有利に進めることができるのだろう。

『GodsTV』を手がけるのはデベロッパーのMelbot Studiosだ。チームにはインディー規模のゲームやトリプルAタイトルを手がけた人材が集っており、なかには『Apex Legends』、『Fallout 4』、『Rise of the Tomb Raider』などの開発に参加したスタッフも所属しているとのこと。本作はバトルロワイヤルやサバイバルアクションゲームなど、異なる開発経歴をもつ開発陣たちによって作られる。なお、今回の作品展開にあたりMelbot StudiosはStarbreeze Entertainmentと提携。Melbot Studios共同創設者のJosema Roig氏はこの件について、「多くのパブリッシャーがリスクを恐れているなか、Starbreezeは私たちに挑戦する機会を与えてくれた」とコメントしている。視聴者参加型の特殊なバトルゲームとして、今後の開発に注目したい。

なお、本作のパブリッシングを手がけるStarbreeze Entertainmentはスウェーデンのストックホルムを拠点とするパブリッシャーだ。傘下にはクライムCo-opアクションゲームである『PAYDAY』シリーズを開発したOVERKILL Softwareなどをもつ。パブリッシングタイトルとして、直近ではデベロッパーのWalking Tree Gamesが手がける『The Tribe Must Survive』を発表するなどしている。

『GodsTV』は2026年初頭にリリース予定。本作についての続報に注目しておこう。


豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。