『マリオカート8 デラックス』新アプデでオンライン対戦時の“ミラーと200㏄の出現頻度低下”。赤こうら・トゲゾーに気づきやすくなるなどいろいろ調整

 

任天堂は7月12日、『マリオカート8 デラックス』の更新データVer.2.4.0を配信開始した。本アップデートにて有料DLC「コース追加パス」の第5弾追加要素が実装。さらにアカこうらなどの警告表示調整や、オンライン対戦でのミラーと200ccの出現頻度低下などのバランス調整も実施されている。


『マリオカート8 デラックス』は、2014年5月に発売されたWiiU向け『マリオカート8』に、新要素を追加したNintendo Switch向けタイトル。2017年4月に発売され、アップデートを重ねつつ、2022年3月からはDLC「コース追加パス」所有者向けに新要素も実装されてきた。今回配信された更新データVer.2.4.0では、コース追加パス第5弾の追加要素が実装。2カップ8コースおよびボスパックン/ハナチャン/カメックの3キャラクターが登場している。

また本アップデートにてバランス調整も実施。一部キャラクターやパーツの性能が上昇したほか、一部キャラクターの無敵時間が調整されているとのこと。一部キャラがスピンやクラッシュしたあとの無敵時間が、延長/短縮されたと見られる。


さらに大きな変更として、アカこうらやトゲゾーこうらなどの“警告表示”に関する調整がいくつかおこなわれている。まず、アカこうらやトゲゾーこうらなどが後ろから来たときの警告が表示される範囲が拡大。さらに、アカこうらとトゲゾーこうらの警告は、ほかの警告より優先して表示されるそうだ。そのほか、アカこうらがほかのライバルをターゲットにしている間は、警告が表示されないようになる。

後ろからの攻撃に対する警告表示の範囲が拡大することで、従来より余裕をもって対処できることだろう。また攻撃の中でも特に脅威となるアカこうらとトゲゾーこうらについては、優先表示されるように変更。アカこうらについては自分を狙うもののみが警告表示されるようになり、より的確な対処が可能になりそうだ。


そしてオンライン対戦モード「せかいのだれとでも」「こくないのだれかと」にも調整が実施。両モードにおける、ミラーと200ccの出現頻度が下げられているという。200㏄はマシンのスピードが速くなることで、カーブを上手く曲がるための操作に工夫が必要になるなど、戦略も変化するモードだ。新鮮さやハイスピードなレースを好む意見もあった一方で、200㏄ではほかの排気量での持ちキャラが使いにくいといった意見も見られた。

コースの左右が反転するミラーについても苦手とするユーザーが一定数おり、そうしたユーザーからはミラーと200㏄の出現頻度の低下を求める声が寄せられていた。今回、ユーザーの意見を反映してか、ミラーと200ccの出現頻度が下げられることとなったかたちだ。

そのほか今回のアップデートでは、さまざまな調整・不具合修正が実施されている。詳細は公式パッチノートを参照されたい。


発売から6年あまりが経過した『マリオカート8 デラックス』ながら、アップデートによりさらに遊びやすさ向上が図られている。またコース追加パスにて、これまで40コース、4キャラクターが配信されてきた。コース追加パス最後の第6弾では現時点で8コースが追加予定で、今年中に配信予定となっている。追加コースの内容も含め、今後の展開も注目されるところだ。

『マリオカート8 デラックス』はNintendo Switch向けに発売中。本日よりコース追加パス第5弾が配信されている。『マリオカート8 デラックス』本編を所持していれば、コース追加パス(税込2500円)を購入することでプレイ可能。あるいは「Nintendo Switch Online + 追加パック」に加入していれば、加入期間中に遊ぶことが可能となっている。