残忍トラップ基地建設&侵入マルチアクション『Meet Your Maker』好調スタート。しかし“お手軽凶悪マップ乱造”の課題も残す


Behaviour Interactiveは4月5日、『Meet Your Maker(ミート・ユア・メーカー)』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。本作はSteamで好調なスタートを切った一方、ユーザーコミュニティでは“お手軽凶悪マップ”が乱造できる点などが課題として指摘されている。

『Meet Your Maker』は、一人称視点のビルド&レイドゲーム。舞台となるのは滅亡間近の終末世界。プレイヤーは、アウトポストと呼ばれる前哨基地に設置されたジェンマット(純遺伝物質)を求め、この貴重資源をめぐる戦いへと身を投じていくこととなる。本作は協力プレイにも対応しており、2人チームで基地の建設あるいは襲撃が可能だ。

本作の目的は、ジェンマットの奪い合いだ。ゲームはビルドとレイドと呼ばれる2つのモードを切り替えながら進行する。まずはビルドモードについて。このモードでは、ゲームの中心となる前哨基地を築くことができる。その目的はただひとつ、基地へと侵入を試みるほかのプレイヤーからジェンマットを死守すること。さまざまな種類の建築ブロックやトラップ、番兵を配置して略奪者の排除を目指す。

一方レイドモードでは、略奪者としてほかプレイヤーが築いた基地へと襲撃に向かう。その目的は、基地に隠されたジェンマットを確保すること。それぞれの基地には、多様なトラップや番兵が展開していることだろう。ひと癖のある武器を用いて番兵を倒したり、トラップを破壊したりしながらジェンマットを目指すのだ。グラップリングフックを用いて、基地内を華麗にショートカットすることも可能となっている。


本作を手がけるのは、カナダを拠点とするゲーム開発会社Behaviour Interactive。『Dead by Daylight』の開発・運営で知られるスタジオだ。『Meet Your Maker』のクリエイティブディレクターAsh Pannell氏によれば、本作はビルド&レイドのジャンルに新しい風を吹き込むべく開発されたという。本作はリリース後にも定期的にコンテンツ供給がおこなわれるとのこと。『Dead by Daylight』に続く、同スタジオの人気IPとなるのかにも注目したい。

本作Steam版は同時接続プレイヤー数約1500人~3000人で推移しており、プレイヤー人口としてはなかなかの滑り出し(SteamDB)。ユーザーレビューにて本稿執筆時点で900件以上のレビューを集めており、うち84%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。人口・評価あわせて好調なスタートを切っている。


ユーザーレビューでは特に「リプレイ機能」を評価する声が散見される。本作には基地に侵入したプレイヤーを記録したリプレイ機能が備わっており、侵入者が基地をどのように攻略したのかを確認できる。リプレイでは基地の改良すべき部分を見つけられるだけでなく、侵入者たちが用意されたトラップにまんまと引っかかる様子なども確認できるわけだ。リプレイを見てほくそ笑んだり、基地をさらに残忍に改造したりといったゲームサイクルなどが評価を受けている。

なお本作では、基地建設時に作ったプレイヤー自身が実際にクリアする必要がない。そのためクリアしにくさだけを追求した、攻略がかなり面倒な基地が乱造されている側面もある。中でも密度高くトラップや番兵を敷き詰めたような基地は海外コミュニティで“killbox”と呼ばれており、攻略の煩雑すぎるマップを手軽に作れる点は課題点として指摘されている。

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一定の課題点を残しつつもおおむね好評を受けている『Meet Your Maker』。本作開発チームは発売後に海外掲示板RedditでAsk Me Anything(なんでも聞いてね)を実施しており、ユーザーらのさまざまな質問や意見に回答・反応。そのなかで、ゲーム体験に悪影響を及ぼす可能性のある要素を常に注意を払い、なるべく早期に調整をおこなっていくと伝えている。また本作に向けては定期的に新規コンテンツをリリースしながら、長期的なサポートを続けていくそうだ。発売後の展開も注目されるところだろう。

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『Meet Your Maker』はPC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。PS4/PS5版は、4月のPS Plus加入者向けフリープレイの対象となっている(関連記事)。