スクエニARPG『フォースポークン』最新アプデで一部“室内ダッシュ”解禁。ゲームシステム側からも進めていくテンポ改善

 

スクウェア・エニックスは4月4日、『FORSPOKEN(フォースポークン)』向けの最新アップデートを配信した。本作はPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5向けに販売中。

本作は、『FINAL FANTASY XV』の開発スタッフが中心となって設立されたLuminous Productionsが手がけたアクションRPG。現代に生きる主人公フレイ・ホーランドが、アーシアと呼ばれる魔法が存在する異世界に迷い込み、元いた世界に戻る方法を探すため、意志をもつブレスレットのカフと共に冒険する。

本作では、広い世界を魔法を使ったパルクールで高速疾走可能。また、通常のダッシュも可能となっており、室内などパルクールでは速すぎるロケーションではこちらを利用することになる。しかし、一部のロケーションではいずれも利用できず、ゆったりとした歩行オンリーとなる場所も散在していた。


今回のアップデートでは、そうした歩行オンリーだった一部ロケーションにてダッシュが可能となった。「巡礼者の宿」「資料室」「霊廟」などのロケーションが対象となっており、駆け足で快適な移動が可能となる。特に各地における拠点である巡礼者の宿は訪れる頻度も比較的高く、駆け足でテキパキ利用できるのはかなりのQoL向上となるだろう。

なお、今回のアップデートではダッシュに対応するボタンの初期設定について「L3」ボタンから「L3もしくは〇」へと変更されている。パルクールとダッシュが同じボタンに割り当てられることで、特に使い分けなくてもテキパキ移動可能になるわけだ。この変更は既存のセーブデータには影響を与えないとのことなので、同設定を望む既存プレイヤーは個別に設定変更するとよいだろう。オープンワールドゲームなどで、シチュエーションに応じて移動機能が一部制限される仕様はしばしば見られる。しかし、その制限が解禁されるケースはやや珍しいだろう。なお以前のアップデートにおいては、パフォーマンス面改善を中心として広範な調整が実施されていた(関連記事)。今回は、ゲームシステムのこまかな点から遊びやすさを向上させる意図が見える調整となっている。

ほかのアップデート内容としては、「魔弾」のエフェクトの調整やDualSenseコントローラーのBluetooth接続時のパッチ操作サポート、そして不具合の修正が実施されたという。そのほかの詳細については公式パッチノートを参照してほしい。

FORSPOKEN(フォースポークン)』はPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5向けに販売中。ストーリーDLC「In Tanta We Trust」は5月26日に発売予定だ。なお「Limited Edition」および「Digital Deluxe Edition」の購入者は同DLCを5月23日よりプレイ可能とのこと。



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