新作映画「Return to SILENT HILL」発表。『サイレントヒル2』ベースに、映画初作の監督が手がける

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コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)は10月20日、ホラーゲーム『サイレントヒル2』をベースにした新作映画「Return to SILENT HILL」を発表した。同シリーズの最新情報を届ける情報番組「SILENT HILL Transmission」にて明らかにされた。

『サイレントヒル』は、コナミが発売してきたホラーゲームシリーズだ。ナンバリング作品としては、1999年にPlayStation向けにリリースされた初作から、2004年リリースの第4作までが展開。ほかにも、複数のスタジオが手がける関連作品がリリースされてきた。また、2006年にはChristophe Gans氏が監督を務めた映画版「サイレントヒル」も公開され、緻密な世界観の再現などが原作ファンからも評価を受けた。2012年には別の監督による映画「サイレントヒル: リベレーション3D」が公開されている。

そしてこのたび、新作映画「Return to SILENT HILL」の製作が発表された。監督を務めるのは、前述のGans氏。プロデューサーについては、Victor Hadida氏が担当している。同氏は、映画過去作にてプロデューサーとして携わったSamuel Hadida氏の兄弟だ。なお、Samuel氏は2018年に惜しまれつつ逝去している。


今回公開されたティザートレイラーでは、Gans氏とVictor氏が本作の内容について一部を明らかにしている。まず、物語のベースとなるのは『サイレントヒル2』となるようだ。同作では、主人公の男性ジェイムスが、妻との思い出の町サイレントヒルで悪夢に直面する物語が描かれた。今回の新たな映画版でも、基本は同様の設定となるようだ。Gans氏は今回の新作映画でも、原作ゲームに最大限の謙虚さと敬意を払いつつ、ゲームの世界観の映画のなかでの表現に挑戦しているそうだ。

Gans氏とVictor氏は、今回の映画新作のためにふたりでコナミの説得にあたったとのこと。Victor氏によれば、コナミからは100%の快諾の返事があったという。また、情報番組「SILENT HILL Transmission」では『サイレントヒル2』リメイク版や新作『SILENT HILL: Townfall』などもお披露目された。そうした一連の『サイレントヒル』シリーズ新展開については、今回の新作映画「Return to SILENT HILL」の企画が契機となった面もあるようだ。なお、Gans氏は今月はじめに「『サイレントヒル』シリーズ関連タイトルが複数開発中」とポロリと明かしていた(関連記事)。

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