最新作『アサシン クリード ミラージュ』が“お店で売れないレーティング”かもしれないと注目集める。超大人向けか【UPDATE】

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ユービーアイソフトは9月11日、 『アサシン クリード ミラージュ』を正式発表した。人気シリーズ最新作として注目を集める傍ら、そのレーティングについてユーザーが騒然とする一幕があった。というのも、本作は発表時において、小売店での販売さえ難しい“大人向け”レーティングとなっていたのだ。

『アサシン クリード ミラージュ』は、ステルスアクションゲーム『アサシン クリード』シリーズの最新作だ。現在のイラクに位置する中東バグダッドを舞台として、主人公バシムの成長が描かれる。バシムは『アサシン クリード』シリーズ史上もっとも多才なアサシンとして表現されるとのこと。また、シリーズ原点へのオマージュも含めた作品となるとされている(関連記事)。

そんな本作に、思わぬかたちで注目が集まることとなった。発表された作品のレーティングが“高すぎた”のである。本作が正式発表されたUbisoft Forwardでの映像では、ESRBレーティングにて「AO (Adults Only 18+)」のレーティングと表記。また、Xbox向けのストアページにも、本稿執筆時点で同様の表記がある。そしてこのレーティングは、基本的には一部アダルトゲームなど、特殊なゲーム作品に与えられる。人気ゲーム作品としてはかなり異例といえるのだ。


というのも、ESRB AOの作品については、SIE・マイクロソフト・任天堂など各コンソールプラットフォームおよび、米国大手小売店などが扱わない方針を取っている。また、Twitchといった動画配信プラットフォームでも、AOレーティングの作品は配信が禁じられている。つまりESRB AOレーティングを受けた作品は、実質PC向けとして限られた販路で売るしかなくなるのだ。そのため『アサシン クリード』のような人気シリーズ作品は高くてもESRB Mレーティングにとどまり、このAOレーティング区分となるのはかなり異例である。

そして、気になるのはなぜ『アサシン クリード ミラージュ』がこのようなレーティングを受けたかだ。Xbox向けのストアページには、レーティング対象となった同作のコンテンツが記述されている。内容としては暴力や、流血・残虐描写のほか、性的表現や一部ヌードなどが含まれているとのこと。そして、なかでもコミュニティの注目が寄せられたのは「Real Gambling(現金をかけた賭博)」要素との記述だ。

ESRBのレーティングガイドによると、このReal Gamblingとの要素は「プレイヤーが、実際の現金をかけて賭博をできる」と定義されている。つまり、「ゲーム内に賭博の描写がある」といった表現の話ではない。ゲームプレイ要素として、ユーザーがリアルマネーの絡むギャンブルをおこなえるコンテンツと定められているわけだ。


海外掲示板やSNS上では、このReal Gambling表記に対してのさまざまな憶測が投じられている。コンテンツの例としては「少額課金で手に入れたゲーム内通貨を増やせる、ギャンブルミニゲーム」などを想像するユーザーも散見される。また、「少額課金のルートボックスがギャンブルとして判定されたのでは」との憶測も見られる。ただし、こちらはESRBでは「ランダムアイテムを含むゲーム内購入」として、ギャンブルとは別コンテンツとして定義されている。たとえ本作にコンテンツとして盛り込まれていたとしても、AOレーティングの原因とはならなさそうだ。

そして、このまま『アサシン クリード ミラージュ』がAOレーティングのまま世に出る可能性も薄そうだ。過去にはAOレーティングを一度は受けたものの、その後レーティングを下げてリリースされた作品も複数存在する。また、『Grand Theft Auto: San Andreas』については、カットされた性的ミニゲーム要素が発掘され、一時的にESRB AOに区分される一幕もあった(関連記事)。こちらは、後にコンテンツの残りを削除することでESRB Mレーティングへと戻った一例だ。

そして、本日『アサシン クリード』シリーズ公式Instagramアカウントにて投稿された動画では、『アサシン クリード ミラージュ』のレーティングがPending(審査中)となっている。つまり、今後同作のレーティングは緩和されていく可能性が高そうである。

アサシン クリード ミラージュ』は、PC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに2023年発売予定。大人向けレーティングとはならない可能性が濃厚とはいえ、その内容はかなり過激にもなりそうだ。どのようなコンテンツが盛り込まれているのか、今後の情報公開が待たれる。

【UPDATE 2022/9/13 11:30】
ユービーアイソフトは9月12日、Eurogamerなどに対して『アサシン クリード ミラージュ』のレーティングについてコメント。「いくつかのストアページにて、ESRB AOであるとの誤ったレーティング表記があった」と伝えた。同作はいまだレーティング審査中であるとのこと。そして、リアルマネーを用いたギャンブル要素や、ルートボックス要素は含まれていないことも明らかにされている。また、Xboxストアにおける本作ESRBレーティング表記はRP(審査中)と改められ、PEGIレーティングなどの表記からは、ギャンブル要素が削除されている。

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