ローグライト2Dアクション『常世ノ塔』Nintendo Switch/Steamにて6月2日正式リリースへ。可愛くて厄介な、24時間ごとに変化する塔

 

弊社アクティブゲーミングメディアのインディーゲームブランドPLAYISMは5月21日、『常世ノ塔』を6月2日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームは、Nintendo Switch/PC(Steam)。通常価格は税込1180円。Nintendo Switch版は、本日より予約が開始されており、期間中税込944円で購入可能。またSteam版は早期アクセス中は税込980円で配信されているが、フルリリースと共に値上げされる。

『常世ノ塔』は、24時間ごとに構造が変化する塔へ挑む、ローグライク2Dアクションゲームである。本作の舞台は、価値ある魂を呼び寄せるという、忘れられた塔だ。プレイヤーキャラクターは、気づけば塔の前にやってきていたキャラクターたち。魔界のメイド少年ココア、未来の掃除ロボットカナエ、病弱ドラゴンのシッポ・デテール、飯綱のくノ一菊理、自称気高き妖狐の忌火の5人。プレイヤーは、キャラクターを選択して塔に挑戦。ボスやステージを突破して、塔の頂上を目指すことになる。


塔の内部には、攻撃にあたると魅了されてしまうサキュバスや、遠くから詠唱魔法で攻撃してくる魔法使い、プレイヤーの周囲を凍らせてくる雪女など、厄介な敵が多数存在している。本作では、同じフロアに長く留まっているとカルマ(制限時間)が減少。体力の回復手段が限られている点も含め、厄介な敵はなるべく倒してから進みたいところだ。

しかし本作のプレイアブルキャラクターたちには、いわゆる通常攻撃が存在しない。代わりに、各キャラクターは強力なスキルを所持している。たとえば、ココアは一定時間周囲に高火力の魔剣を展開し、カナエは上下に広がる火炎放射を発射。菊理は周囲にホーミング付きの管狐を射出するなど、カットインと共に展開されるスキルが攻撃手段となっている。スキルは、一度使ったあと一定時間のクールタイムが発生するため、スキルで敵を一掃するタイミングや、スキルが使用できない時間をどう凌ぐかといったアクションが展開されていく。可愛らしい外見に彩られた、歯ごたえのある内容も本作の特徴だろう。

要素としては、塔は全プレイヤーで共通となっている。配信者や友達と同じ日にプレイすれば、同じ塔へ挑戦できるわけだ。Steam版ではMod機能に対応しており、カスタマイズしたキャラクターを、プレイヤーキャラクターとして使用可能。公式カスタムキャラクターの配信が予定されており、人気イラストレーターやストリーマーの制作したカスタムキャラクターが、適時配信されるそうだ。


本作を手がけているのは、さえばし氏による国内の個人サークル//commentout。さえばし氏は、フリーのイラストレーターや講師としても活動する。ソロインディーゲーム開発者だ。本作の開発は2016年にスタート。2020年11月のSteamでの早期アクセス配信を経て、開発が進められてきた。正式リリースにあたっては、アップデートにより追加要素が登場。真ボスおよび真エンディングが導入されるほか、ストーリー要素を備えたコレクション要素と300種類以上の自動生成バリエーションの追加。アクション関連では、新たなマップギミックやボスとの練習モードも用意される。またOP/EDストーリーを含むMod機能の拡張や、実績への対応もおこなわれるそうだ。記事執筆時点でSteam版は、260件以上のユーザーレビューの内、91%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。

常世ノ塔』はNintendo Switch/PC(Steam)向けに、6月2日正式リリース予定。通常価格は税込1180円。Nintendo Switch版は予約期間中税込944円、Steam版は正式リリースまでの間税込980円で購入できる。