ローグライト2Dアクション『常世ノ塔』に“RTAちゃん”の公式Modいきなり実装。「RTA in Japan」のマスコット少女がなぜか巨大な塔に挑戦

 

弊社アクティブゲーミングメディアの運営するパブリッシングブランドPLAYISMは8月12日、『常世ノ塔』に「RTA in Japan」のマスコットキャラクターであるRTAちゃんを公式Modとして実装したことを発表した。同作のゲーム内Mod機能により、RTAちゃんを使用することが可能となっている。なお、本発表は、国内の大型RTAイベント「RTA in Japan Summer 2023」にて、本作のRTAの挑戦者ねこ氏が先んじて発表している。


『常世ノ塔』は、24時間おきに構造が変わる塔へ挑む、ローグライト2Dアクションゲームだ。全50階に及ぶ「常世ノ塔」の頂上を目指して、さまざまな敵や仕掛けが待ち受けるダンジョンを進んでいく。本作の舞台となる常世ノ塔は、サーバー上で自動生成されるダンジョンであり、全世界のプレイヤーが1日限定の同じダンジョンでいかに巧みに攻略できるのかを競い合うことになる。本作にはMod機能が採用されており、プレイヤーキャラクターのスキン変更が可能となっている。スキンを変更することでキャラクターの見た目が変更になるほか、スキンによってはストーリーが変わるものも存在している。

このたびPLAYISMが『常世ノ塔』の公式Modとして実装することを発表したRTAちゃんは、国内の大型RTAイベントであるRTA in Japanのマスコットキャラクターだ。RTA in Japanでは、8月10日から16日までRTA in Japan Summer 2023を開催中。本日8月12日、同イベントにて『常世ノ塔』が種目として初採用されている。RTAちゃんの『常世ノ塔』への公式Modとしての登場は、RTA in Japanへ『常世ノ塔』が初採用されたことを記念してのものとなったそうだ。


本作のRTAちゃんModは、『常世ノ塔』の開発者であるさえばし氏と、RTA in Japan Summer 2023で本作のRTAに挑戦したねこ氏が共同で手がけている。操作するキャラクターのグラフィックがRTAちゃんに変更されているのはもちろん、カットインもRTAちゃんに差し替わるModとなっている。可愛らしいRTAちゃんが堪能できることに加えて、彼女がなぜ常世ノ塔に挑むことになったのか、その発端から結末までを描いたオリジナルストーリーが楽しめるものとなっている。ストーリーには、RTA in Japanの運営者のひとりとして知られるもか氏の名前も出るなど、同イベントのファンが楽しめるものになっているようだ。本作のRTAを見て興味を抱いた人は、この機会に『常世ノ塔』の登頂に挑戦してみるといいだろう。


なお、RTA in Japan Summer 2023でねこ氏が見せた『常世ノ塔』のRTAは、15分4秒の記録を叩き出し、世界記録を更新する結果となった。しかも前述したとおり、本作は24時間でマップが自動生成される仕組みであり、ねこ氏は今回本日のマップに初見でRTAに挑んだそうだ。


RTAの最中、解説を担当した墨酢氏は、本作の「ある一定の時間以内に次のフロアに進むということを繰り返すと、チート認定されてしまう」というメカニズムについて解説。さらに、開発者のさえばし氏によると、ねこ氏はチート認定されるギリギリ手前の速さを誇っているという。プレイの終了後、ねこ氏がランキングを確認し、無事に通常プレイと判断されたことに胸を撫で下ろす一幕も。こうして、RTA in Japan Summer 2023における『常世ノ塔』のRTAは幕を閉じた。

『常世の塔』は、PC(Steam)およびNintendo Switch向けに配信中。RTAちゃんの公式MODは、両機種のゲーム内Mod機能から使用可能だ。