英語言葉パズルゲーム『Letters – a written adventure』Steamにて2月10日配信へ。文面から言葉を探して運び、主人公の成長物語を紡ぐ

 

デベロッパーの5am Gamesは1月27日、言葉パズルゲーム『Letters – a written adventure』を2月9日に配信すると発表した(Steam版は日本では2月10日配信)。対応プラットフォームはPC(Steam)および海外Nintendo Switch。
 

 
『Letters – a written adventure』は、言葉を用いたパズルゲームだ。主人公は、スイス在住の女の子サラ。プレイヤーは、1990年代から2000年代初頭にかけての彼女の成長を辿っていく。本作では、サラは遠く離れて暮らすペンフレンドなどと手紙やメール、チャットをやり取りし、その文面そのものがステージとなる。小さなサラのキャラクターを操作し、罫線を足場にして移動しパズルをこなしていくのだ。

パズルの内容は、たとえばチャットでの返信に必要な言葉を見つけるものがある。ほかの文中から適切だと思う言葉を探し、その言葉を運んでチャットの入力欄に投げ込むと、それを組み込んで返信され会話が続く。言葉によっては蹴り飛ばして分解できるものもあり、たとえば「neighboring(隣の)」を分解すれば「boring(退屈な)」として利用可能。使える言葉は限られているため、そのなかで工夫することとなる。
 

 

 
ステージには文章だけでなく、挿絵や写真などが添えられていることもあり、文章から取り外し運んだ言葉は、そうしたものにも反映させることが可能だ。たとえば海の写真があり、その向こう側のウインドウに目的の言葉がある場合、「ship(船)」という言葉を探して持ってくると、写真の中に船が現れ海を渡れるようになる。時代が進んでサラがPCを利用するようになると、このようにステージ構成はより複雑になっていく。

本作の言葉パズルには必ずしも決まった正解があるわけではなく、プレイヤーの選択に委ねられているものもある。それはすなわち、サラの人物像に変化を与えたり、彼女の人生を左右する決断に影響を及ぼしたりすることを意味し、選択によって物語は枝分かれしていく。そうして本作では、友情や成長、人生における自分の居場所探しをテーマにした物語が展開していくという。
 

 
なお、本作の対応言語は英語のみとなっている。開発元5am Gamesに弊誌が、日本語など他言語へのローカライズの可能性についてうかがったところ、現時点では計画していないとのことだった。本作のゲームプレイは、英語の文法に強く結びついたかたちで構築されていることが理由だそうだ。そのため、どの言語であれローカライズをおこなうことは非常に難しいとのこと。そうしたこともあり、Nintendo Switch版の日本でのリリースも、今のところ計画はないとしている。

『Letters – a written adventure』は、PC(Steam)向けに2月10日配信予定だ。Steamでは体験版も配信されている。英語に自信がある方、あるいは英語を勉強したい方はチェックしてみてはいかがだろうか。