『モンスターハンターライズ』800万本出荷突破。Steam版発売により追い風

 

カプコンは1月18日、『モンスターハンターライズ』の出荷が全世界で800万本を突破したと発表した。昨年3月に発売されたNintendo Switch版に加え、Steam版により数字を伸ばしているという。


『モンスターハンターライズ』は、カプコンが手がける『モンスターハンター』シリーズ最新作だ。今作では、山紫水明のカムラの里や、神秘的なフィールド大社跡などで形成される“和”の世界が舞台となっている。ほか、特殊な鉄蟲糸でハンターを引き寄せる翔蟲(かけりむし)によって実現される、アグレッシブなアクションが特徴。翔蟲によって、険しい崖や道なき場所を縦横無尽に駆け巡ることが可能となり、武器種ごとの攻撃と組み合わせることで新たなハンティングアクションが楽しめる。ハンターの新たな心強いオトモとして、乗り物にもなるオトモガルクが登場。さまざまなシステムを整理しすっきりさせつつ、立体的でスピード感のあるゲームプレイを導入している。

Nintendo Switch版については、発売から3日で400万本出荷を達成。その後も売上を伸ばし、2021年9月30日時点では750万本セールスを達成している。実売と出荷のギャップは考慮しなければならないが、10月から1月にかけて、Nintendo Switch版のセールやSteam版などの展開により50万本伸ばしたのだろう。


Steam版については、『モンスターハンター:ワールド』よりもローンチは静かだったものの、同時接続ユーザー数は10万人超えを記録。ローンチ時のPCへの最適化は、前作よりも手堅くおこなわれており、今後も数字を伸ばしていくことだろう。ちなみに『モンスターハンター:ワールド』においては、レビューのうち約40%が簡体字ユーザーだが、『モンスターハンターライズ』の簡体字レビュー率は18%。割合としては簡体字圏のユーザーが減り、英語圏ユーザーが増えている。プレイヤー層の変化が見られる点も興味深いだろう。

『モンスターハンターライズ』は、PC(Steam)およびNintendo Switch向けに販売中。また今年の夏には、超大型拡張コンテンツ「モンスターハンターライズ:サンブレイク」の配信が予定されている。こちらも両プラットフォームに向けて展開される予定だ。