Cygamesは2024年2月1日に、『グランブルーファンタジー リリンク』を発売する。対応プラットフォームはPlayStation®5/PlayStation®4/PC(Steam)となっている。『グランブルーファンタジー』(以下、グラブル)を原作とする3DアクションRPGとなる。1人用のメインストーリーに加えて、クエストでは最大4人でのマルチプレイに対応。多数のプレイアブルキャラクターが登場し、それぞれのキャラクターを特徴づけるアクションが用意される。PlayStation®5/PlayStation®4では体験版が配信中。


『グランブルーファンタジー リリンク』(以下、リリンク)の舞台は、広大な空の世界の一角“ゼーガ・グランデ空域”。原作『グラブル』では訪れていない未知の空域であり、主人公達はそこで新たな冒険を繰り広げることとなる。新たな空域が舞台となっているため、『リリンク』は原作『グラブル』を知らなくとも楽しめる作品ではある。

だが冒険に出かけるに当たり、そもそもなぜ彼らは冒険に出発することになったのか。いつもの仲間たちとの関係…そもそも一番身近にいるルリアと主人公がまずどんな関係なのか、から知りたくなった人もいるだろう。

そんな方のために『グラブル』の始まりについて、そして仲間たちについて紹介していきたい。加えて「こんな単語が出て来るけどどういうこと?」と疑問符が浮かびそうなグラブル世界独自の用語についても説明できればと思う。時短を追求するユーザーのための太字の簡易的な説明と、詳細を掘り下げた説明を共に揃えた構成でご説明したい。手軽にぱぱっと知識を得たい場合は、太字だけ追っていくのもいいだろう。以下、項目である。

・『グラブル』のあらすじ
・空の世界とは
・騎空艇、騎空士、騎空団とは
・騎空艇グランサイファーとは
・星晶獣とは
・生命のリンクとは
・ビィとは
・ルリアとは
・カタリナとは
・ラカムとは
・イオとは
・オイゲンとは
・ロゼッタとは
・より深くストーリーを知るために


■『グラブル』ってどういうお話?

『グラブル』のお話は、手っ取り早くいうと、「島々が空に浮かぶ世界で、父が待つという伝説の島を目指し旅する冒険物語」である。ここから下はしっかりめに説明するため、長くなるがお付き合い願いたい。


ルリアと呼ばれる少女との出会いから物語が始まる。「君と紡ぐ、空の物語」というキャッチフレーズ通り、空の世界を仲間たちと旅する物語が幕を開ける。

小さな島ザンクティンゼルで相棒であるビィとともに育った主人公は、いつか空の世界へ旅立ちたいと夢見ていた。「星の島、イスタルシアで待つ」という騎空士だった父の手紙を胸に、いつか冒険に出る日のため修行を繰り返す主人公だったが、ある日空に浮かぶ巨大な戦艦を目撃する。その戦艦の爆発から流れる光を追って、主人公はビィとともに立ち入りが禁じられている森を進むことに。その先で主人公たちが見つけたのは、蒼い髪の少女だった。

その少女を追うエルステ帝国の軍人たちを倒した主人公の前に現れたのは、同じく帝国の軍人であった女騎士カタリナ。蒼い髪の少女をルリアと呼んだカタリナは、帝国に囚われていた彼女を連れてエルステ帝国から逃げてきたのだという。さらに現れる追手のエルステ軍は巨大な魔物を放ち、その一撃で主人公は命を落としてしまう。主人公を助けたいと強く願ったルリアは、自身の命を繋ぐ“生命のリンク”で主人公を救う。

一度は撃退したものの今後も現れるであろう追手を考慮し、一同は小型艇に乗って空へと旅立つ。空の果て、星の島イスタルシアへ向かうという主人公の目的は、エルステ帝国から逃れようというカタリナの目的とも合致していた。こうして主人公たちの旅が始まったのだ。

以上が原作『グラブル』のオープニング「旅立ち」に当たる物語となる。ここからグランたちはさまざまな仲間と出会い、本格的に冒険を進めていく事となる。


■グラブル世界の専門用語について。それってどういう意味?

原作のオープニングは以上だが、一読されて「この単語は一体なのだろう」と思われなかっただろうか。『グラブル』はよく練り上げられた世界観を背景にしているが、その分独自の用語が使われていることも多い。続けてグラブル世界でよく使われる言葉を説明していきたい。

・空の世界
空の世界とは、つまり、『グランブルーファンタジー』の舞台となっている世界である。空に島々が浮かび、人々はそこで生きている。


空の世界は瘴流域と呼ばれる移動困難な領域でいくつかに分断されており、分断されたそれぞれを「空域」と呼ぶ。

ファータ・グランデ空域を始めとして、ナル・グランデ空域、アウライ・グランデ空域が原作『グラブル』では描かれている。ファータ・グランデ空域には主人公が住んでいたザンクティンゼル以外にも貿易の拠点となるポート・ブリーズ群島、鉄鋼業で栄えるバルツ公国、海と呼ばれる巨大な水源に恵まれたアウギュステ列島、深い森に覆われたルーマシー群島、名門士官学校を有する城砦都市アルビオンなどが存在している。

・騎空艇、騎空士、騎空団


空の世界に浮かぶ島々の間を移動する唯一の手段が「騎空艇」で、騎空艇を駆り空域を旅してまわる人々を「騎空士」と呼ぶ。騎空士たちは旅の仲間「騎空団」を結成し、未開の地の探索や、各地の人々を援助する等の活動を行っている。

・騎空艇グランサイファー
騎空艇グランサイファーは、ずばり、主人公たちの拠点となる騎空艇。


ザンクティンゼルを旅立った主人公たちはポート・ブリーズ群島にたどり着き、そこでラカムという凄腕の操舵士に出会う。

長年かけて自ら修理した騎空艇グランサイファーを飛ばすことに失敗し空から離れていたラカムだったが、ポート・ブリーズ群島の危機に奮起した彼はついにグランサイファーを飛ばすことに成功。島を危機から救うこととなった。以降、主人公たちの旅はグランサイファーとともに有る。

・星晶獣
星晶獣とは、かつて空の世界を支配していた「星の民」が創り出した、神に等しい強大な力を持つ存在の総称。ルリアは、この星晶獣を従える力を持っている。


はるか昔、空の世界を侵略する兵器として星の民に使役されていたが、その後空の民との戦争に破れた星の民が姿を消してからは、その多くが島々で眠りにつくこととなった。さらに長い歳月を経て、現在は各地の信仰や文化と一体化し、人々の暮らしに根付いている。

ルリアが主人公と生命のリンクを行った後に召喚できるようになった「プロトバハムート」は特別で、通常の星晶獣とは異なる存在なのではないかと思われる。拘束された姿で登場することに理由はあるのだろうか。

・生命のリンク


生命のリンクとは、つまり、ルリアの不思議な力の一つで、他者に命を分け与え、共有する現象のこと。

一度は命を落とした主人公だったが、生命のリンクによりルリアと1つの命を共有することで救われ、以後はルリアと一心同体の関係となっている。

旅立ちの部分に出てきた用語や世界設定について説明してみたが、いかがだったろうか。この先の冒険で仲間になっていくメンバーについて、ビィとルリアも含めて紹介していこう。


■物語の中心人物達。彼らはいったい何者なのか?

・ビィ
主人公の成長を幼いころから見守ってきた小さなドラゴン。ある意味主人公の代弁者。『グランブルーファンタジー』のマスコット的存在。

幼い頃から主人公の相棒であり、また家族のようなものでありその結びつきはとても強い。一人称は「オイラ」。好物はりんご。トカゲと呼ばれると「オイラはトカゲじゃねぇ!」とムキになって否定する。人を呼ぶ時名前ではなく「◯◯の兄ちゃん」「◯◯の姉ちゃん」などと独特なあだ名をつけて呼ぶことが多い。例を上げると『リリンク』に登場しているキャラクターでいえばゼタは「赤い姉ちゃん」と呼ばれる。主人公や仲間の代わりに心理状態を語ってくれたり、状況説明をしてくれることも。『リリンク』でも主人公と行動をともにし、チュートリアルなどで合いの手を入れてくれたりする。

・ルリア
星晶獣を従える力を持つ謎多き少女。運命のヒロイン。

『リリンク』ではプレイアブルキャラクターではないものの、ストーリーモードでは主人公と行動をともにしている。

本人も過去の記憶を失っているため年齢や正体は不明。水色の髪が印象的であり「蒼の少女」とたびたび呼ばれている。エルステ帝国に捕まって研究材料とされていたが、カタリナに助け出され脱走。その先で主人公と出会うこととなった。そんな経歴ではあるが性格は朗らかで天真爛漫、素直で思いやりがあり、多くの仲間が心を許している。

また、困っている人を見ると助けずにはいられないという辺りは主人公と同じような性格をしている。

・カタリナ
最初の仲間にして頼れる女騎士。可愛いものには目がない一面も。

『リリンク』のプレイアブルキャラクターのひとり。
回復魔法を使える近接戦闘担当というバランスのよいキャラクターだ。体験版でもプレイ可能。

ルリアの護衛騎士としてエルステ帝国に仕えていたが、保護対象であるルリアを長く見ているうちに帝国に対して疑心をいだき、ルリアを連れて離反することに。その先でルリアを救ってくれた主人公とともに旅へ出ることとなる。ブロンドの長髪に凛とした美貌、銀色の鎧に細身の剣という女騎士然としたビジュアル。性格は真面目かつ冷静で、ルリアのことを誰よりも大切にしており、本当の妹のように可愛がっている。

なお料理の腕前は壊滅的であり、人体に悪影響を及ぼすレベルのものを生み出してしまえる。小動物やもふもふした可愛いものには目がなく、ビィも愛でる対象のようだ。いかにもな「凛とした女騎士」という印象の裏に隠れた、ドジなところや可愛いもの好きなところはこちらの期待を外さない。

・ラカム
見た目2.5枚目中身2枚目、主人公たちが乗る騎空艇の操縦担当。

『リリンク』のプレイアブルキャラクターのひとり。
射撃を駆使して遠距離から攻撃することで安全に戦うことが出来る。体験版でもプレイ可能。

主人公たちがたどり着いたポート・ブリーズ群島で出会った操舵士。長きに渡って高原に放置されていた騎空艇グランサイファーに執心し、なんとか飛ばそうとしていたが一度は挫折。だが主人公たちと出会い帝国に立ち向かう際、グランサイファーはついに空を飛び、そのまま主人公たちの騎空団の操舵士となった。

無精髭にくわえタバコと無愛想な感じに見えるし実際ぶっきらぼうなのだが、それでいて面倒見はよく、皆に慕われている。銃の達人でもあり、船を降りた際はその腕前で仲間を助けることもしばしば。

・イオ
“大人のレディ”を目指す、負けず嫌いな魔導士の少女。

『リリンク』のプレイアブルキャラクターのひとり。
魔法を使って範囲攻撃や回復エリアを生成する支援役となっている。体験版でもプレイ可能。

彼女の師匠である、バルツ公国のザカ大公を捜索するのが、主人公たちの騎空団としての初任務となった。帝国に操られ暴走していた大公を救ったイオは、帝国の野望を阻止するため共に戦ってくれた主人公たちに同行を申し出る。大人の女性に憧れているため、子供扱いは厳禁。ツインテールな髪型と勝ち気で負けず嫌いな性格が子供らしさを強めているような気がするのは、本人には指摘できない事項だろう。だが頭の回転の速さや師匠譲りの魔法の技能は侮れない存在でもある。

・オイゲン
年の功で主人公をサポートするベテラン騎空士。

『リリンク』のプレイアブルキャラクターのひとり。
同じ銃使いのラカムとのバトルスタイルの違いに注目したい。

バルツ公国の次に主人公たちが訪れたアウギュステ出身の傭兵であり、エルステ帝国に対するレジスタンス活動を行っていた。その危機を救ってくれたことで主人公たちの仲間となる。ヒゲと年期を感じさせる顔立ち通りの渋いオヤジ。キャラクター紹介のキーワードに「悔恨」という言葉が交じることが多いが、それは自身の家族に纏わる出来事に理由があるようだ。

騎空士だった時代には幼い頃のラカムがグランサイファーの修理をする手伝いをしていたこともあり、彼とは昔なじみでもある。人助けに余念がないのは主人公同様で、ある男の願いを叶えるために圧巻のふんどし姿で釣りに挑戦したこともある。

・ロゼッタ
主人公たちの導き手となる謎多き美女。

『リリンク』のプレイアブルキャラクターのひとり。

旅を続ける主人公たちが訪れた緑豊かなルーマシー群島、そこで突如主人公たちの前に現れ、同行する事となった謎の女性。艶やかなロングヘアに切れ長の目、人目を引く美貌が特徴。

主人公の父親や、目的地であるイスタルシアについて何かを知っているようなことをほのめかすが具体的に語ることはなく、一歩引いた位置から傍観者に徹しているような印象を受ける。

その正体は星晶獣ローズクイーンであり、かつて主人公の父親の仲間として旅を共にした過去をもつ。
またイオとも親しく、彼女の「立派なレディになりたい」という目標を年長者として認め、見守っている。

以上が主にグランサイファーに登場するメンバーの紹介となる。『リリンク』には他にも多くのキャラクターが登場するが、一部は『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』にも登場するため、キャラクターを紹介した記事(サイト内リンク)を参照いただければ幸いだ。


■最後に

キャラクターおよび用語説明は以上となるが、もっと詳しく知りたい、他のことも気になってきたという方もいらっしゃるのではないだろうか。そんな方のために『グラブル』をより詳しく知る手段をご紹介したい。

現在YouTubeの「グランブルーファンタジー公式チャンネル」ではアニメ『GRANBLUE FANTASY The Animation』の#1~#7を2月4日(日)までの期間限定で公開中だ。

https://www.youtube.com/watch?v=2UTOrpgA6UE
https://www.youtube.com/watch?v=Zc8fyp2WOA4


また、マンガ配信サービス「サイコミ」にてコミカライズ『グランブルーファンタジー』全40話が無料公開となっている。こちらは2月7日(水)12時までとなっている。

https://cycomi.com/title/1

グランブルーファンタジー リリンク』は、PlayStation®5/PlayStation®4/PC(Steam)向けに2024年2月1日に発売だ。

[執筆:怪しい隣人]
[編集:Ayuo Kawase]