料理人RPG『Chef RPG』発表。おしゃれカフェから深夜の寿司屋まで、自分だけのレストランで街を盛り上げよう

 

デベロッパーのWorld 2 Studioは11月16日、『Chef RPG』を発表した。対応プラットフォームはPC/Mac(Steam)および海外Nintendo Switch。まずSteamにて2023年Q3のリリースを目指し、数か月後にNintendo Switch版を発売する予定とのこと。本作は現在Kickstarterで支援を募っており、20ドル(約2200円)以上の支援でSteamキーが手に入る。 
 

 
『Chef RPG』は、シェフとしてレストランを盛り上げるRPGだ。プレイヤーは、とある旅のシェフ。かつて栄えていたというレストランLe Sequoiaを再興するため、奔走することとなる。レストランが位置する海沿いの街、White Ashの港をふたたび旅行者で賑わう街にするべく、新しい生活を始めるのだ。狩猟・採集・買い出しなどを通じて、レストランのための食材を集めよう。またそうしたなかでは、地元民との交流なども描かれる。プレイヤーの選択によって、さまざまなかたちでレストランを盛り上げることができるのだ。本作では、レストラン経営や料理だけでなく、探索や食材集め、社会的活動などを取り込みながら、シェフとしての経験が描かれる。 

『Chef RPG』では、メインのストーリーラインのほか、さまざまなNPCから与えられる複数のサイドクエストが存在。プレイヤーの決定によって最終的なシェフとしてのありかたが変化するという。たとえば、さまざまな調理を極めて最高の一皿を追い求めるもよし。あるいは冒険家として探索を進め、貴重な食材を客に提供するのもよし。あるいは友達付き合いのネットワークを広げ、カリスマとマーケティングを通じてレストランを盛り上げることも可能だ。それぞれの行動で経験値を得ることができ、スキルポイントで特別な能力をアンロックすることができる。スキルツリーを育てることで、さまざまなキャラクタービルドを試すことができるのだ。 
 

 
本作では、レストランの種類を5種類から選ぶことができる。レストラン・ソーシャルハウス・パブ・お菓子屋・茶店と、好みの形態を選択することが可能だ。それぞれに利点もあれば、制約がともなうこともある。さらにプレイヤーは、店舗の営業時間を決めることも可能。朝食向けのカフェを運営することもできるし、深夜営業の寿司屋を開店することも可能なのだ。ただしいずれの形態にしても、食材を使い切ってしまわないように注意する必要がある。 

食材集めにはさまざまな手段がある。海釣りをするもよし、狩猟で高品質な肉を手に入れるもよし。また果物と植物だけを集めて、ベジタリアンに特化することもできる。探索を進めると、アクティビティごとに異なるレシピを入手することができる。必要な食材を集めて、提供できるメニューを増やしていくのだ。またレストランは、数百以上の家具を備えつけて飾り付けることができる。家具ごとに独自の機能が設定されているほか、「Style」システムを使うことで飾りつけをすることが可能だ。そして肝心の調理は、ミニゲーム形式でおこなわれる。タイミングよくボタンを押すなど、調理工程に沿った操作が求められるようだ。 
 

 
レストランが拡大したら、シェフやウェイターを新たに雇用することができる。人員が増えれば、探索中など、プレイヤーが留守の間も店を開けることが可能だ。それぞれの従業員は、固有のステータスと能力をもっている。ソーシャルスキルツリーを育てれば、より才能のあるスタッフや著名なシェフを雇い入れることが可能になるようだ。 

また本作では、昼夜のサイクルがあるという。限られた日中の時間においてどんな活動をするかが重要な選択となるのだ。火山で貴重なハーブを集めたり、地元民と銭湯を楽しんだり、都会のBillboard Cityで有名な料理の講義を受けたり、さまざまなアクティビティが可能となる。また本作には四季と天候が実装される。採取可能な食材やNPC、動物などの行動が影響を受けるとのことだ。作中に登場する建築やキャラクターデザインはアジアと西洋、サイバーパンクなどの要素を取り入れているとのことで、独特の世界観にもこだわりがあるようだ。 
 

 
『Chef RPG』はPC/Mac(Steam)および海外Nintendo Switch向けに発売予定。2022年にアルファテスト、2023年Q3に製品版をリリース予定だ。Steam版の数か月後にNintendo Switch版をリリースする予定とのこと。現在はKickstarterにて支援を募っており、20ドル(約2200円)以上の支援でSteamキーを入手可能。48ドル(約5280円)以上の支援でアルファテストへの参加権をもらえる。