『あつまれ どうぶつの森』無料アップデート(Ver.2.0)でできるようになったことまとめ(生活編)

 

任天堂は11月4日、“最後のコンテンツ追加アップデート”と表して、『あつまれ どうぶつの森』の無料大型アップデート(Ver.2.0)の配信を開始した。過去最大級のボリュームとなった本アップデートでは、島の生活を彩る数々の新要素を追加。島の日常が大きく変化し、独自の島を表現する島クリエイトのバリエーションも格段に広がっている。本稿では、島の生活に変化をもたらす数々の新要素の導入によって新たにできるようになったことを紹介していこう。

 
料理DIYで生活感が大幅アップ 

 
本アップデートにて、さらに豊かになったのが「DIY」。新たに「フード」「デザート」カテゴリが追加され、100種類以上の料理が作成可能になった。加えて、これまでに登場していた食べ物の家具も料理アイテムに変更されており、見せびらかしたり食べられたりするようになっている。 

料理作成に必要となるのは、各DIYレシピとそのレシピの材料だ。そしてDIY作業台ではなく、キッチン家具が必要となる。各料理のDIYレシピを入手する方法は多岐に渡る。まずは、料理の解放条件でもある「りょうりもDIY!レシピ+」をタヌポートで交換しよう。交換すると8種類の初期レシピも手に入る。その後、タヌキ商店の戸棚にて「おてがる!クッキングレシピ」が購入可能に。アイテムを使用することでさらに8種類のレシピが覚えられる。 
 

 
その後は、他のDIYレシピと同様に毎日コツコツと集めていくことになる。おもな入手方法のひとつがメッセージボトルだ。島の海岸に1日1個流れ着くメッセージボトルには、ランダムで料理レシピが入っていることがある。また、ボートツアーで行ける野菜が生えている離島のメッセージボトルからも料理レシピが入手可能だ。ボトルに入っている料理レシピは泡立て器のようなアイコンが描かれているため、他カテゴリのDIYレシピと区別しやすいだろう。 

もうひとつのおもな入手方法が、家の中で料理している住民に教えてもらう方法だ。本アップデート以降は、家の中にいる住民が料理をしていることがある。このときの住民に話しかけることで料理レシピが教われるのだ。住民の家にも積極的に訪れたい。さらにイカやタイ、スズキといった特定の魚を釣った際にもレシピを閃くことがある。1度釣ったことのある魚もあらためて釣ってみるといいだろう。 

ほかにも、毎週日曜日に訪れるウリからカブを購入したり、園芸店のレイジから貰ったり、マスターが営む喫茶店に通ったりすることでレシピが入手できる。特定の大型季節イベントで入手できるレシピも存在するようだ。これらの手段で、大量に追加された料理レシピをマイペースに集めていこう。 
 

 
料理レシピの追加にあわせて、さまざまな料理の材料となる作物が栽培できるようになった。作物の種類は、過去のアップデートで実装済みだった「カボチャ」を含めると全6種類。「トマト」「ジャガイモ」「ニンジン」「サトウキビ」「コムギ」の5種類が新たに追加されている。 

新たな作物の苗は、園芸店のレイジから購入できる。栽培方法はカボチャと同様だ。具体的には、島内の空いている地面に苗を植え、植えた日から3日後に作物が実る。栽培中に水やりをすることで収穫量を増やすことができ、1つの苗から最大3個まで収穫可能だ。そして収穫後の苗からは、収穫日から2日後に再び作物が実るようになっている。島に作物を育てるスペースをつくり、後々の料理に必要な材料を確保しておきたい。 

 
大量の新たな家具が追加、島クリエイトがさらに豊かに 

 
島クリエイターにとって目玉となるのが新たな家具アイテム。アップデートにて、大量の家具や料理を含むDIYレシピ、新衣装が追加されている。家具は新商品が並ぶタヌキ商店、衣装はエイブルシスターズで集められる。島に流れ着くメッセージボトルや、家の中にいる住民からDIYレシピもゲットしよう。島を漂う風船を割るのも忘れずに。チェックを忘れがちなのが、タヌキ商店の戸棚商品。本アップデート以降は、日替わり商品である「はたき」や、「FIXはしごキットのレシピ」「おとしあなのタネのレシピ」といった新商品が並んでいる。加えて、案内所内にあるリサイクルボックスにも新たな掘り出し物が入っていることがあるようだ。 

そしてタヌポートで交換できるマイル交換アイテムも大量に追加されている。柵レシピが豊富になり、「サクっとさくリメイクBOOK」を交換すればリメイクも可能。存在感抜群の巨大な家具も多数用意されている。また「もようがえPROライセンス」を交換すれば、天井家具も解放される。あわせて「マイデザイン・パターン+」を解放すれば、パターン柄が壁紙として利用可能に。壁紙のアクセント機能も利用することで、部屋の模様替えのバリエーションが一気に広がることだろう。 
 

 
新アイテムの中で特別な入手方法となるのが「はにわ」。はにわは、まるで生き物のように動きながら音を奏でるキュートなアイテムだ。種類ごとに動きや音が異なり、近くでとたけけの楽曲を流すと楽曲ごとのリズムに合わせて踊ってくれる。部屋では家具や床の上だけでなく、壁にも飾ることができる。部屋中にたくさんのはにわを飾れば、室内が賑やかになること間違いなしだ。 

はにわのおもな集め方は、ボートツアー先の離島内に埋まっている「はにわのかけら」を掘り起こすこと。まず離島でかけらを入手したら、島に持って帰り、島内の好きな場所に埋める。その後かけらを埋めた穴に水やりをして、翌日に掘り返すと「はにわ」が入手できるという流れだ。 

なお自身の島で1度でもはにわを発掘すれば、かけらを埋めなくとも、雨が降った翌日に直接はにわが地面に埋まるようになる。埋まる場所は化石と同じくランダムで、1日に2個のはにわが埋まるようだ。雨が降った翌日は星型の穴を探しに回ろう。ちなみにレアケースだが、ボートツアーにて雨が降りしきる離島に辿り着いた場合、かけら以外にも直接はにわが埋まっていることがあるようだ。 
 

 
そのほかにも、季節限定アイテムやDIYレシピ、季節イベントならではのアイテムが追加されている。ちなみに余談ではあるが、本アップデートにてちょっとした季節イベントも新たに追加されているようだ。恒常アイテムを集めつつ、各イベントにも積極的に参加しよう。 
 

新たな16名の住民が登場、新たな日常イベントも 

 
島で共に過ごせる16名の新住民も登場。本作から初登場となる新規住民8名、過去作にも登場していた復刻住民8名が追加された。その中でユーザーからの視線を集めているのは、やはり新規住民。なかでも中性的な魅力をもつキュートなオスウサギの「ミッチェル」や、和美人なギャル系メスジカの「よしの」が人気のようだ。とはいえ復刻住民も魅力的。どの復刻住民も、『どうぶつの森e+』以降登場していなかった久々に出会えるどうぶつだ。本作にあわせて性格も変更されている。島に勧誘することで、本作ならではのコミュニケーションが楽しめることだろう。 
 

 
住民関連の新要素としては、島の住民が自宅に遊びに来てくれるようになった。白いモヤが出ている外の住民に話しかけると、「家に遊びに行きたい」という旨の会話が発生することがある。OKすれば自宅に誘うことができるのだ。また自宅で過ごしている際に、問答無用で住民が突然遊びに来ることもある。 

住民が自宅へ遊びに来た際には、部屋のレイアウトを褒めてくれたり、家具にまつわる話が聞けたりする。カードを用いたミニゲームで遊ぶことも可能だ。手土産としてプレゼントを用意してくれていることも。訪問中は1階中央の部屋だけでなく、すべての部屋に連れて行くことが可能だ。ちなみに部屋にゴキブリがいる場合、遊びに来た住民が恐がってすぐに帰ってしまう。掃除はキチンとしておこう。 

それとは逆に、住民が自身の家に招待してくれるケースもある。住民の招待を受けた場合は、部屋に置いてある好きな家具を指定して買い取ることができる。過去にプレゼントした家具を指定した場合は無料で渡してくれるようだ。このようなプレイヤーと住民同士のイベントが追加されたことで、住民との交流がさらに深まり、より楽しい日々が過ごせることだろう。 
 

 
ちなみにプレイヤーについては、「おんがくにのる」「はいチーズ」といった11種類の新たなリアクションが追加されている。タヌポートの「リアクション・アイデアノート」を交換することで習得可能だ。リアクションに対する住民の反応も確かめてみよう。 
 

多数の細かな新要素で島の暮らしがより楽しく、より快適に 

 
アップデートではほかにも、細かな新要素が多数追加されている。しずえやたぬきちによる島内放送では、ジョニーやローランといった島の来訪者を知らせてくれるようになった。誰が島に来ているのかが、ゲーム開始直後に分かるようになったのはありがたい。 

また新たな毎日のお知らせ機能として「徹底ライフサポートサービス」も登場。タヌポートのマイル交換アイテム「てっていライフサポートサービス」を入手することで、自動的にゲーム内スマホアプリが登録される。本サービスはゲームのロード中、たぬきちやしずえがゲームの基礎知識や期間限定アイテム、イベント開催日といった暮らしに便利なアドバイスをしてくれる機能だ。見逃してしまった場合も、スマホアプリからアドバイスの履歴が確認できる。島のイベントスケジュールの把握にも便利だろう。 
 

 
案内所では、家の収納スペース拡張と条例の制定がおこなえる。収納スペースについては、たぬきちに依頼することで最大5000個まで収納可能。条例については、しずえに2万ベルを支払うことで住民の活動内容を設定できる。具体的にはお店の開店・閉店時間を1時間前後させたり、雑草やゴミの削減で島の景観を美しくしたり、物価・買い取り価格を上げて経済の活性化を図ったりといったことが可能だ。自身のプレイスタイルにあった条例を定めよう。 

案内所前の広場では、ラジカセを調べることで「ラジオ体操」がおこなえる。ラジカセから流れる曲にあわせて、ボタン操作もしくはJoy-Con操作で体操を楽しもう。体操中に操作のタイミングがずれて、うまく体を動かせなくてもデメリットは発生しない。参加することに意義があるようだ。 

ラジオ体操は24時間いつでも実施でき、島にいる最大8名のどうぶつたちも参加してくれる。ただし体操には起床している住民が参加するようで、深夜におこなうと参加人数がちょっぴり減る模様。体操に参加したご褒美として「ラジオ体操で リフレッシュ!」の項目がたぬきマイレージに追加されており、参加日数に応じたマイルを貰うことができる。加えて、たぬき開発から参加日数に応じた景品も贈られる。健康もかねて、毎日Joy-Conを使って実際に体を動かすといいかもしれない。 
 

 
タヌポートのマイル交換アイテムとして追加された「ものおき」と「ATM」も非常に便利だ。ものおきは家の収納に繋がっており、屋外の好きな設置場所からアイテムが出し入れできる。自宅に帰らなくとも、ポケット整理やDIYに必要な材料の補充がおこなえるわけだ。またATMは、案内所のATMと同様にベルの入出金ができるアイテム。屋外のどこかに設置しておけば、案内所へ向かう一手間が省ける。カブで一山当てた際にも活用したいところだ。 

マイル交換アイテムの「カメラアプリPRO」も入手しておきたい。交換することで、ゲーム内スマホアプリの「カメラ」機能が拡張される。拡張機能の目玉となるのが、新たな撮影モードとなる「てもちカメラ」と「さんきゃくカメラ」だ。「てもちカメラ」は、プレイヤー自身の目線で撮影可能なモード。疑似的な一人称視点で写真が収められる。迫力のある写真撮影だけでなく、お気に入りの住民をまじまじと眺めたり、家具の細部を観察する用途としても利用可能だ。 

また「さんきゃくカメラ」は、好きなアングルでカメラをその場にとどめることができるモードだ。自由な立ち位置にて撮影可能で、プレイヤーがカメラに近づいて、これまでの「てもちカメラ」モードとは異なる構図の写真が収められる。そのほかカメラアングルを傾けることができるようになり、「かんしカメラ」「魚眼レンズ」といった4種類のフィルターも追加されている。これらの拡張機能を駆使して、今までになかった“映える”写真をバシャバシャ収めてもらいたい。 
 

 
そのほかにも、とたけけが多数の新曲をひっさげ、土曜日におこなわれるライブ中には手拍子が可能に。住民がライブ中にスティックライトを振ることもあり、アイテムを持参すればプレイヤーも一緒にスティックを振って盛り上げられる。また自宅のベッドから他のプレイヤーの島が覗けるゆめみの夢では、夢番地に加えて「島の名前」で検索できるようになっている。 

さらにゲーム外のスマートフォン向け専用サービス「タヌポータル」もバージョンアップ。カタログ検索がさらに便利になり、毎日の島の出来事やカブ価がチェックできる「島しんぶん」や「徹底ライフサポート」も閲覧可能になった。加えて、タヌポイントで引き換えられる新アイテムも追加されている。タヌポータルを利用すれば、より快適な暮らしが送れそうだ。 
 

 
以上のように、“最後のコンテンツ追加アップデート”によって無人島ライフはさらに色鮮やかなものになっている。どうぶつたちとの日々を過ごすことで、さまざまな暮らしの変化が感じ取れることだろう。本稿が少しでも新たな島生活の道標となれば幸いだ。