『原神』“一周年記念の配布が少なすぎる”として海外プレイヤーを中心に不満の声。10連ガチャは少ないか否か、地域差があらわに

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miHoYoが提供し、本日28日で丸一周年を迎えた『原神』。現在本作では、一周年を記念してゲーム内アイテムの配布などさまざまなイベントが開催されている。しかし、地域や言語圏によっては今回の記念報酬の受け止め方に温度差があり、特に海外では異議を唱えるプレイヤーが多いようだ。

『原神』はmiHoYoが開発および運営するアクションRPGだ。本作は2020年9月28日にリリースされ、本日2021年9月28日で一周年を迎える。本作では一周年記念として、国内外でイラスト・動画コンテストや、プレイヤーそれぞれの『原神』での冒険を振り返る特設サイト「忘れがたき旅」などのイベントが開催されている。また、ログイン報酬が得られる「雲流奔星」も開催されており、こちらは期間中最大7日のログインで報酬が得られる、デイリーログインボーナス形式のイベントになっている。


※ The English version of this article is available here


今回、『原神』一部プレイヤーの不評を受けているのが、上述の各イベントの報酬の量だ。具体的には、デイリーボーナス雲流奔星の報酬量と、各種コンテストおよび応募系イベントの内容が、一部プレイヤーたちにとりわけ問題視されている。各種SNS上での日本語・英語・中国語圏プレイヤーたちの反応を見比べたかぎりでは、各地域で賛否両論あるものの、日本国内では歓迎ムードが強く、海外では一周年記念報酬に苦言を呈するプレイヤーが多い傾向が見られる。

まず、苦言を呈するプレイヤーたちに問題視されている雲流奔星の報酬について。本作には、「祈願」と呼ばれる、いわゆる“ガチャ”要素が存在している。祈願については、アイテム「出会いの縁」を消費する常設の祈願と、アイテム「紡がれた運命」を消費する期間限定祈願の2種類が存在する。今回の雲流奔星については、期間中に7日ログインすると、「紡がれた運命」最大10個をはじめとした、さまざまなゲーム内アイテムが手に入る。しかし、一部プレイヤーには「紡がれた運命10個は一周年記念にしては少なすぎる」と受け止められてしまったようだ。


特に英語圏プレイヤーたちの反応は激しく、海外掲示板Redditの『原神』コミュニティ/r/Genshin_Impactでは多数のプレイヤーたちが意見を投じている。同コミュニティの「一周年記念についてどう思う?」と題されたスレッドでは、今回の記念イベントおよびmiHoYoへの批判が多く見られる。なかにはプレイをやめると表明する意見や、「もっと思い出になるようなアイテムが欲しかった」と伝えるプレイヤーも存在する。同スレッドは記事執筆現在で約7600件のUpvote(高評価)を集めており、不満を持つ英語圏プレイヤーが少なくないことがわかる。英語圏Twitterにおいても「もっと報酬が欲しい」という投稿が目立つ状況だ。

実を言えば、英語圏一部プレイヤーの一周年記念イベントへの批判は先頃から噴出していた。英語圏では、一周年記念イベントスケジュールおよび報酬が告知されると間もなく、SNS上で批判が殺到していたのだ。英語版『原神』公式Twitterアカウントの告知ツイートには、一部イベントの報酬の少なさを批判するものや、ファンアートコンテストや投稿系のイベントについて「アーティストの権利を軽く見ている」といった意見のリプライが寄せられている。

不満を述べているのは英語圏プレイヤーだけではない。中国語版miHoYo公式掲示板では、前述の雲流奔星の報酬を伝える投稿に多くの反響が寄せられている。こちらは英語圏に比べるとややトーンダウンしている印象ではあるものの、概ね同イベントの報酬が少ないとして残念がる意見が目立つ。また、中国では10月1日から、建国記念日に始まる大型連休である国慶節に入るため「一周年記念の上、国慶節なのに報酬がこれだけなのか」といった意見も投じられている。中国語・英語いずれの言語においても、ほかのゲームと比較して一周年記念報酬が寂しいという意見も出ている。


実際に『原神』の一周年記念報酬が、ほかの運営サービス型ゲームに比べて少ないのか検証するのは難しい。ゲームおよびそのコミュニティには、それぞれ別の価値基準やシステムがあり、少額課金の値段設定などもまちまちだからだ。しかし、不満を示す一部プレイヤーたちの意見を見るかぎりでは、少なくとも今回の一連の報酬はコミュニティ全体を満足させるには至らなかったようだ。一方で、ユーザーの配布アイテムへの不満は、運営サービス型ゲームには常に付随する課題でもある。

なお、日本国内の『原神』プレイヤーたちは、今回の一連の一周年記念イベントを概ね好意的に受け止めているようだ。Twitter上では、「一周年記念報酬が寂しい」という意見も見られるものの、特設サイト「忘れがたき旅」のアニメーションを楽しむ声や一周年を祝うコメントが国内プレイヤーたちにより投稿されている。また、ゲーム内での原石の入手しやすさや、普段のイベント報酬の水準に触れて「特段残念な報酬ではない」という意見も見られる。一方で、英語によるTwitter投稿はほぼ批判一色に染まっており、地域の違いによる反応の差は興味深いものだ。

グローバル展開する運営サービス型ゲームにおいては、地域における文化の違いを意識した運営が必要となる。しかし、一部地域のみ優遇すれば、ほかの地域におけるプレイヤーに不公平を感じさせかねない。今回のケースでは、同じ水準の報酬に対するプレイヤーの反応が、各地域で大きく分かれる結果となってしまった。世界展開する人気作品の運営の難しさがうかがえる事例だ。

原神』では現在、ログインボーナスイベント「雲流奔星」など各種イベントを開催中。イベントごとに原石などの報酬が用意されているため、詳細についてはゲーム内メニューおよび本作公式Twitterアカウントと、HoYoLabでの公式投稿を参照されたい。報酬が多ければ嬉しいのはプレイヤーの性なれど、貰えるものは貰っておきたいものだ。

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