『アサシン クリード ヴァルハラ』ディスカバリーツアーは10月19日配信へ。9世紀ヨーロッパに触れる旅、本編所有者は無料

 

Ubisoftは9月15日、『アサシン クリード ヴァルハラ』のディスカバリーツアー「ディスカバリーツアー:ヴァイキングの時代」を現地時間10月19日に配信すると発表した。過去作と同様に『アサシン クリード ヴァルハラ』所有者には無料で提供されるほか、PCおよびコンソール機向けに単体でも発売される。


ディスカバリーツアーは、『アサシン クリード』シリーズにおける拡張コンテンツ。シリーズの作り込まれたオープンワールドを活かし、戦闘することなくバーチャル博物館的に作品舞台を探訪できる。『アサシン クリード オリジンズ』では古代エジプト、『アサシン クリード オデッセイ』はギリシアを舞台として、土地土地のかつての文化や生活に触れられた。「ディスカバリーツアー:ヴァイキングの時代」では、9世紀イギリスおよびノルウェーの風土や文化をプレイヤーに伝える。


「ディスカバリーツアー:ヴァイキングの時代」では、ディスカバリーツアー初の試みとして、物語を進めながら歴史に触れられる仕組みになっている。プレイヤーは本作のなかでヴァイキングやアングロサクソン人のキャラクターに扮し、ストーリーに沿ってクエストを達成しつつ文化を学べるという。

本作は歴史学者や考古学者の意見を取り入れて制作されているほか、作中ではデンマーク国立博物館やフランス国立博物館、大英図書館といったパートナー博物館所蔵品の画像資料も閲覧できる。また、ゲームの外においてもさまざまな取り組みがなされるようだ。本作開発のメインパートナーであるハンプシャー文化トラストと連携。イウィンチェスター現地での『アサシン クリード ヴァルハラ』ARツアーや、プレストン・パーク・ミュージアムにおける「ディスカバリーツアー:ヴァイキングの時代」を組み込んだ特別巡回展などが開催される予定だ。現実を織り交ぜての活動は興味深い。

『アサシン クリード ヴァルハラ』所有者は、10月19日から無料で「ディスカバリーツアー:ヴァイキングの時代」を利用できる。同日10月19日にはPC(Ubisoft Connect/Epic Gamesストア)向けにディスカバリーツアー単体版が発売される。また、シリーズ初の試みとして、2022年初頭には単体版をコンソール機およびクラウドゲーミング向けにも発売するとのこと。こちらの単体配信の対応プラットフォームはPlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/Stadia/Amazon Lunaだ。

『アサシン クリード ヴァルハラ』はシリーズ初の試みとして、発売2年目もコンテンツ追加をおこなう予定。9月7日には最上位難易度などを追加するアップデートが配信されていた(関連記事)。来たるディスカバリーツアー配信と合わせて、今後もまだまだ楽しめそうだ。