廃墟ガーデニング禅パズル『Cloud Gardens』Steamにて正式リリース。日本語に対応しステージ大幅追加

 

インディースタジオNoioは9月2日、Steamで早期アクセス配信していた『Cloud Gardens』を正式リリースした。あわせて、Xbox One/Xbox Series X|S版もリリースされている。

『Cloud Gardens』は、廃墟に草花を咲かせていくパズルゲームだ。ジオラマ風のステージにて、タイヤや自販機といった人工物を配置。人工物の配置によって廃墟には草木が生えていき、どんどん自然豊かになっていく。儚くも美しい、自分だけの廃墟を作り上げていくのだ。


ゲームモードとしては、ステージ制のパズルを解くキャンペーンモードと、自由に遊べるサンドボックスモードの2つが搭載されている。キャンペーンモードでは、ステージごとに限られたオブジェクトを配置しながら、一定量の植物が廃墟を覆えばステージクリア。ゲームの流れとしては、まずステージに植物の種を植え、オブジェクトを配置しつつ植物を育て、実った花や果実を収穫して新たな種を得る。これを繰り返し、廃墟を植物で覆っていく。

サンドボックスモードでは、制約に縛られず自由に廃墟をデザインできる。配置するオブジェクトや植物だけでなく、ステージの大きさや種類、背景なども設定可能。サンドボックスモードで使用できるオブジェクトや植物は、キャンペーンモードを進めることでアンロックできる。


ただただ、廃墟に植物を植えていく。それだけのシンプルなゲームであるが、かわいらしくも儚いグラフィックや、廃墟が草花で彩られていく演出などが評価されている。Steamストアでは900件以上のレビューが寄せられ、評価は「圧倒的に好評」。ステージによっては頭を使うものの、穏やかな雰囲気でプレイでき、禅のように楽しめるゲームに仕上がっている。また自分で作ったステージを動画にしてシェアすることも可能だ。

正式リリースに際しては、オーバーワールドなる概念が追加された。いわゆるステージ選択システムだ。これまでのキャンペーンモードは、リニア型にひたすら次のステージに進んでいく形式だったが、クリアしたステージを手軽に再プレイできるようになったわけだ。ステージ自体も15以上追加され、アイテムも120以上導入された。フリーカメラモードや、Skyboxのカスタマイズオプションも追加。コントローラーもフル対応となり、実績も導入されている。


なおXbox版がリリースされたことにあわせてか、種を素早く取り出しやすくなるよう、ゲームパッド向けのエイムアシスト機能も追加された。ゲームパッド向けにはキーアサイン変更も追加されている。さらに、日本語を含めた7言語にも対応。もともとテキストがほとんど出てこないゲームであるが、設定メニューなどがすべて日本語となっており、遊びやすくなっているだろう。そのほか、クリエイティブモードは全般的に改善されているとのこと。

『Cloud Gardens』はPC(Steam/itch.io)/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中だ。