『ファイナルファンタジー』シリーズすべてのトロコン達成者が世界で初めて現れる。一番大変だったのは“あの”タイトル

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ファイナルファンタジー』(以下、『FF』)シリーズすべてのトロフィーをコンプリートしたプレイヤーがあらわれたようだ。アメリカのRebourne07氏は8月9日(日本時間)、世界で初めて『FF』シリーズのトロフィーをすべて取得したとRedditに投稿した。偉業の証明はPSNアカウントのトロフィー管理サイトPSNProfilesで確認可能。Rebourne07氏が『FF』シリーズ関連の26タイトルのトロフィーを取得したことがわかる。

Rebourne07氏がトロフィーコンプリートを達成した『FF』シリーズ作品は、PSNProfilesの『FF』作品一覧にリストアップされているタイトルに『聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-』を加えた26作品だ。なお、一覧には『いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY』 も存在するが、Rebourne07氏が住んでいる地域ではプレイできないことから除外されている。
 

Redditより

 
トロフィー機能が実装されたPS3以降の『FF』シリーズには、『FF11』を除く『FF7』から『FF15』までのナンバリングタイトルや外伝作品など、ボリュームたっぷりのタイトルが勢揃いしている。トロフィーのなかには単純作業の繰り返しが要求されるものや時間制限があるものも存在し、1つのタイトルのトロフィーコンプリートを達成するだけでも途方もない時間がかかる。Redditには「どのタイトルが一番大変だったか」という質問がいくつか寄せられているが、そのいずれにもRebourne07氏は「『FF14』のPS5版である」と回答している。

『FF14』はトロフィーが取得できる『FF』シリーズのなかでは唯一のMMORPGだ。PS5版のトロフィーコンプリートを達成したプレイヤーは、PSNProfilesで確認できるだけでたったの10名。多くのプラットフォームで展開されているタイトルであることを鑑みても、トロフィーコンプリート達成者はかなり少ないといって差し支えないだろう。なお、『FF14』にはゲーム内にもアチーブメントと呼ばれる達成目標が存在するが、これは『FF14』のプレイヤーキャラクターに紐付けられるもので、PSNアカウントと紐付いているトロフィーとは異なるものである。

『FF14』で取得できるトロフィーは大きく分けて「ストーリー攻略系」「単純作業の繰り返し系」「コンテンツ攻略系」に分類される。いずれもなかなかに攻略ボリュームのあるトロフィーたちであるが、順を追ってその難しさを解説していこう。
 

 
まずは「ストーリー攻略系」トロフィーについて解説しよう。『FF14』はMMORPGとして長期運営されているタイトルで、基本パッケージである「新生エオルゼア」にくわえ、2年に1度ほどのペースで大型拡張パッケージが発売されている。大型拡張パッケージではフルプライスのRPG1本ほどのボリュームのストーリーが追加され、これまでに「蒼天のイシュガルド」「紅蓮のリベレーター」「漆黒のヴィランズ」の3つが発売されている。かなりざっくりとした計算ではあるが、『FF14』のストーリーはほかのナンバリングタイトルの4倍のボリュームがあるというわけだ。とはいえ、ストーリー攻略系のトロフィーはゲームを楽しんでいれば自然と取得できるし、メインストーリーをスキップするアイテムも別途販売されているため、トロフィー取得の難易度としてはさほど高いほうではない。

「単純作業の繰り返し系」は、根気強さが試されるトロフィー群と言える。『FF14』には戦闘・採集・製作の3種類の職業が存在するが、トロフィーコンプリートを目指すならば、これらすべての分野において単純作業をこなしていく必要がある。まずはフィールドで発生しているイベントバトル「F.A.T.E.」を3000回クリアする。そして、インスタンスエリアに突入してダンジョン・ボス攻略を2000回おこなえば、戦闘職のトロフィーは完了だ。お次は製作職で5000個のアイテムを作り、採集職で8000個の素材を集め、収集品として窓口へ納品する。

未プレイの方には数字感覚がつかめないかと思うので、比較のために筆者の達成状況も確認してみた。筆者は2013年から8年以上『FF14』を楽しんでおり、ほぼすべてのコンテンツには触れているものの、積極的に実績集めはしないプレイスタイルで遊んでいる。調べたところ、F.A.T.E.達成は1000回程度、ダンジョン攻略2000回のみ達成していたが4年近くかかっており、収集品は製作職で1500回、採集職で3500回程度の納品数であった。この数字から、トロフィー取得が途方もない道のりであることは伝わっただろうか。

最後の「コンテンツ攻略系」は、難易度の面で壁となるトロフィーと言えるだろう。『FF14』には多くのコンテンツが実装されているが、プレイヤー8人でパーティーを組んでボスを倒すタイプのコンテンツには、零式と呼ばれる高難易度モードが存在する。ストーリーを楽しむだけならば触れなくても問題ないコンテンツなのだが、トロフィーコンプリートするとなると、現在実装されているすべての零式攻略が必須となるのだ。

『FF14』には過去のコンテンツに現在のレベルで挑む「制限解除」という機能があり、レベル80が最大レベルである現在なら「紅蓮のリベレーター(レベル70相当)」までに実装された零式は比較的楽に攻略することができる。しかし、最新の零式に制限解除は通用せず、一緒に攻略してくれる7人を集めてコンテンツに突入しなければならない。パーティー募集機能があるため人集めに苦労することは少ないものの、コンテンツ自体の難易度が高いため、適切な装備や下調べが必要となる。Rebourne07氏自身も「零式が一番難しかった」と語っており、『FF14』のトロフィーをコンプリートするうえで最難関であると言っても過言ではないだろう。
 

 
『FF14』のトロフィーコンプリートの難しさについて説明してきたが、『FF』シリーズにはほかにも取得が難しいトロフィーが存在する。たとえば、『FF9』のトロフィー「ナワトビ王」は、全体でも2.1%のプレイヤーしか取得できていないレアなトロフィーだ。ナワトビはテンポよくボタンを押すことで縄跳びをするミニゲームだが、1000回連続で飛ぶと取得できる「ナワトビ王」は、根気と集中力が試されるトロフィーである。また、対戦アクションゲーム『ディシディア ファイナルファンタジー エヌティー』の場合、オンライン対戦の勝利数がトロフィーに関わってくる。そのためかどうかは明かしていないものの、Rebourne07氏はRedditで『ディシディア ファイナルファンタジー エヌティー』が一番嫌だったことを語っている。なお、もっともトロフィーコンプリートが簡単だったタイトルは『FF零式HD』だったそうだ。

世界で初めて『FF』シリーズ全タイトルのトロフィーをコンプリートしたRebourne07氏。トロフィーコンプリート最大の壁であった『FF14』は11月に大型拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」の発売を控えており、最新作『FF16』も現在開発中だ。Rebourne07氏がトロフィーコンプリートを続けていくのか、今後も注目していきたい。

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