『原神』Ver.2.0「鳴神不動、泡影を滅す」 は7月21日に配信。待望の新エリア稲妻や、新キャラ神里綾香、聖遺物や武器祈願にも新システムが登場

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中国のゲーム開発会社miHoYoは7月9日、「【原神】新バージョン情報番組」内にて『原神』の最新情報を公開した。『原神』Ver.2.0「鳴神不動、泡影を滅す」では新エリア稲妻や、神里綾香を含む新キャラクターが登場。2.0にふさわしい大規模なアップデートとなっているようだ。


Ver.2.0「鳴神不動、泡影を滅す」では、テイワットの3番目エリアとして稲妻が登場する。リリース当初より登場していた2地域はそれぞれ、モンドは自由、璃月は契約に縛られた地域だった。新たに登場する稲妻は、7国で唯一海に囲まれた永遠の国だ。感情のない雷電将軍はさまざまな方法で永遠を追求しており、治める島々には神の目を狩る「目狩り令」が出されているなど、物々しい雰囲気が漂っている。


また稲妻には、特定領域の事務を管理する奉行が存在。治安を司り目狩り令を実行する天領奉行の九条家、出入国や財政を管理する勘定奉行の柊家、神社や祭祀などを取りまとめる社奉行の神里家が、偉大な奉行であるのだとか。天狗伝説のある影向山や御神木を奉る鳴神大社、伝統的な刀鍛冶に関わるたたら砂など、多数の設定によって和風の国が描かれるようだ。そのほか、放送内では稲妻地域に関するさまざまな設定が、開発チームから多数語られている。

公開されたPVによると、神の目は所有者の願いを代表しているといい、神の目を奪われて空っぽになってしまった人物なども登場。遠方のワダツミ島には、雷神に対する抵抗勢力が集まっているといい、魔神任務では勢力同士の戦いも展開されそうだ。永遠や雷元素がテーマである稲妻地域では、雷元素を活かした新たなギミックも登場。雷は一瞬で消えるが、雷電将軍が求めるのは永遠であり、一瞬で消えるはずの雷がなぜ永遠を求めるのか、といったことも語られるという。


ベータテストの頃より話題にあがっていた神里綾香を含め、新キャラクターも登場する。神里綾香は、社奉行である神里家のお嬢様だ。頻繁に稲妻各地を行き来しており、高潔で謙虚。優しさや分別ももちあわせており、白鷺の姫君と呼ばれみなに愛されているという。またストーリーを進めていく中では、年相応の悩みや望みを抱える一面も描かれるそうだ。プレイアブルキャラクターとしての神里綾華は、Ver.2.0の最初のイベント祈願「白鷺の庭」にて、☆5の氷元素の片手剣使いとして登場する。


続いて「宵宮(よいみや)」は、長野原花火店の店主にして、優秀な花火職人だ。天真爛漫な性格でおしゃべり好き。人々の狙いを花火に託し、夏祭りの女王とも呼ばれているのだとか。また宵宮はストーリー上にも登場し、旅人の重要な仲間として活躍するそうだ。プレイアブルキャラクターとしては、☆5の炎元素の弓使いであり、イベント祈願「天の川に咲きし大輪」で登場。PV内では、花火のような攻撃を放つ姿も映されていた。

もうひとりのプレイアブルキャラクターは、終末番に所属する小型な忍「早柚(さゆ)」。いつも眠そうにしているが、身長が変わらないことから身長を伸ばすことに強い執念を持っており、隙があれば身長を伸ばすために隠れて寝ているという。早柚は、宵宮同様イベント祈願「天の川に咲きし大輪」でピックアップ予定だ。

ストーリー上には、稲妻に目狩り令を敷く雷電将軍、空気を読める大人な一面を持ち合わせたトーマ、九条家の大将で天狗の血を引く九条裟羅、珊瑚宮勢力の指導者にして策略に長けた珊瑚宮心海、珊瑚宮勢力のゴロー、鳴神大社の宮司である八重神子なども登場。また稲妻のキャラクターデザインは、風靡、浮世、天光の3つのキーワードが核になっているという。


稲妻地域の登場にあわせて、新たな聖遺物も2セット登場する。追憶のしめ縄は、4セット効果で元素エネルギーを消費し、10秒間通常攻撃/重撃/落下攻撃のダメージを50%増加させる攻撃的な聖遺物。効果発動には元素エネルギーが15以上必要であるものの、攻撃の増加効果は大きく、アタッカーへの採用が考えられるかもしれない。もう一つの絶縁の旗印シリーズは、4セット効果で元素チャージの25%を基準に、最大75%元素爆発のダメージを増加させる、元素爆発に特化した聖遺物となっている。

聖遺物関連では、新たに「聖遺物廻聖」という機能も合成台に追加される。「聖遺物廻聖」では、3つの☆5聖遺物を消費し、聖遺物がランダムに1個入った聖遺箱を入手。聖遺箱から入手できる聖遺物は4種類あり、旅人はそのうち1種類を選択して聖遺箱を合成できるという。聖遺物厳選の際には選択肢に入るかもしれない。


またVer.2.0では新たな☆5武器が入手できる武器祈願イベントも開催予定となっている。さらに、武器祈願には新たなシステム「神鋳軌定」が実装。「神鋳軌定」では、欲しい☆5武器を設定し、武器祈願イベント中に設定していない☆5武器を獲得した場合に、ポイントが獲得できる。ポイントが基準を満たすと、その後の武器祈願イベントで獲得する☆5武器が、設定した☆5武器になるそうだ。そのほか武器関連では、稲妻エリアでは新たに破魔の弓や喜多院十文字槍など、和風の☆4武器5種類が鍛造可能になる。

また稲妻到着後には、破魔の弓や喜多院十文字槍など、和風の☆4武器5種類が鍛造可能になるほか、新たな☆5武器が入手できる武器祈願イベントも開催予定となっている。


イベントとしては、稲妻エリア調にアレンジされた機関棋譚の第2弾「霊妙の陣」や「雷痕を求めて」、小さな仙霊が獲得できる秘宝の行方、地脈の報酬が1日3回2倍になる地脈の奔流などが登場。中でも雷痕を求めてでは、イベント期間中にアイテムを集めると☆4キャラクター北斗が仲間に加えられるそうだ。またハウジング要素「塵歌壺」には新たに栽培システムが登場。ピンばあやから種の匣を入手したあとは、植物採取時に種が入手可能になり、設置した畑に種を撒くことで植物が栽培できる。また敵としては、遺跡守衛に関連のありそうな新たな機械系の敵「遺跡機兵」、サムライ風の外見をした稲妻地域に住まう自堕落な浪人たち、ファデュイ「ミラーメイデン」、無相シリーズの炎版「無相の炎」などが登場予定とされている。

またVer.2.0では、PSNアカウントとmiHoYoアカウントの連携が可能になる。これまでPlayStation 4/5版の『原神』プレイヤーは、同じセーブデータを使ってPCやスマホでプレイすることはできなかった。つまりクロスセーブはモバイル・PC間のみ有効だったわけだ。アカウントの連携によって、何らかの変化が訪れるのかもしれない。詳細については、公式サイトにて公開予定とされている。そのほか、Ver.1.0で使われてきたBGM68曲を収録したオリジナルサウンドトラック「真珠の歌 The Shimmering Voyage」も配信予定だ。


『原神』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC/iOS/Android向けに配信中。Ver.2.0「鳴神不動、泡影を滅す」 は、7月21日配信予定だ。

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