北欧神話サバイバル『Valheim』一部ボスが強化されデータ破損バグが修正。最新パッチ0.146.8にて

 

Iron Gate Studioは2月26日、『Valheim』へパッチ0.146.8を配信した。まず問題になっていた、セーブデータが破損するバグが修正された。ログアウト中にアプリケーションを終了するショートカットALT+F4を使うとデータ破損が発生していたようだ。そのほかネットワーク接続の問題が改善し、Vulkanのサポートが開始した。バランス調整もいくつか入り、一部のボスが強化されている。


今回のパッチではキャラクターのセーブデータが変更されるため、キャラクターをロードして新たにセーブすると、古いバージョンの『Valheim』ではロードできなくなるとのことだ。パッチノートは以下のとおり:

・アイテム複製バグの修正
・ハープーンが当たったプレイヤーと船のバグを修正
・プレイヤーのラグドールを修正
・大骨、モデル、ヤグルスの難易度を調整
・モデルのBGMをアップデート
・墓石のバグを修正(ただし墓石が消えるバグは直っていない)
・ログアウト時にALT+F4を押すとワールドが崩壊する問題を修正
・デスキートの音が聞こえる範囲をわずかに拡大
・鉄溶鉱炉と糸車のオーディオを調整
・ほかのプレイヤーと位置を共有するオプションがワールドごとにセーブされるように変更
・ネットワークステータスを更新
・建築物を破壊した際の挙動の修正
・WindowsビルドでVulkanをサポート
・ネットワークが切断されるバグを修正
・ソケットバックエンドを更新


強化されたボスは大骨とモデル、ヤグルスの3体だ。現在早期アクセス中の『Valheim』には5体のボスが実装されており、強化された3体はいずれも後半に登場する。パッチノートにはどのような調整がなされたか説明はない。しかしIron Gate StudioのCEOであるRichard Svensson氏がTwitterでアップデートについて説明している。


まずは3番目のボスの大骨は近接攻撃のクールダウンが短くなった。4番目のボスであるモデルはHPが2500以上増加して、5番目のヤグルスは耐性が強化されHPも約2倍に上方修正されたようだ。アップデート前は、ヤグルスを召喚したのち、数分で倒してしまうプレイヤーもいたとのことだ。

本作のボス戦は難易度が高い。ボスはHPと火力ともに高く、半端な装備では歯が立たない。とはいえプレイヤースキルより、アイテムが重要な傾向にある。その時点でクラフト可能な装備をしっかり整え、属性攻撃などの対策をしておけば倒せる設計のようだ。毒や冷気、炎の耐性を上げる各種ポーションも存在する。油断は禁物とはいえ、いわゆる死にゲーのようにシビアな戦闘ではない。

またプレイヤーが死んでしまっても、落としたアイテムはデスポーンしない。スキルが若干下がるのみで、デメリットは少ない。プレイヤーが一旦逃げた場合もボスのHPは回復しない仕様だ。協力プレイで遊ぶプレイヤーも多いことを考えると、やりがいを高める意味でボスの強化は納得できる調整かもしれない。『Valheim』はPC(Steam)向けに2050円にて早期アクセス販売中だ。