北欧神話サバイバル『Valheim』最新アプデで新たな難易度調節機能がテスト実装。のんびり建築から“極悪難易度”まで幅広くカスタム可

 

Iron Gate Studioは6月16日、『Valheim』のパブリックテスト版に向けて「Patch 0.217.4」を配信開始した。いわゆるクリエイティブモード相当の設定を含む、ワールドの詳細な難易度設定機能などが実装されている。


『Valheim』はPC/Xbox向けに早期アクセス配信中の、北欧神話やバイキングをテーマにしたサバイバルゲームだ。主神オーディンのため宿敵を倒しつつ、混沌とした世界に秩序をもたらすことが目的である。自動生成される広大な世界で、狩りによる食料の確保や建築を通じて生活基盤を確立。伝説の生き物と戦ったりしつつ、世界の探索を進めていく。

本作は2021年2月の早期アクセス配信開始から口コミを中心に話題を呼び、ピーク時には50万人以上の同時接続プレイヤー数を記録(SteamDB)。2022年4月には売上1000万本を突破したことが報告されている人気タイトルだ。昨年12月には霧に包まれたバイオーム「Mistlands」を実装する大型アップデートが実施(関連記事)。現在本作に向けては、火山を舞台とする新バイオーム「Ashlands」などを追加する新たな大型アップデートが開発中だ。


今回配信された「Patch 0.217.4」は、パブリックテスト版向けのアップデートとなる。新たなNPCである商人のHildirや、新ロケーションなど新要素が複数実装。なおHildirは既存の商人NPC・Haldorの妹だという。また新たな髪と髭のスタイルが追加されているほか、頭装備を装着した際にもキャラの髪と髭のグラフィックが表示されるようになっている。

そして本パッチでは、ワールドの難易度調整やクリエイティブモードにあたる設定も実装されている。一連の新設定は、ゲームスタート時の設定画面にて追加されている。ユーザーは自分で設定をカスタマイズできるほか、低難易度のCasual、高難易度のHardcoreといったプリセットが用意。それぞれ死亡時ペナルティの大きさや、モンスターの攻撃性などが調整されるかたちで、難易度が変化している。特にHardcoreではマップがなくポータルが使用不可、死亡するとアイテムやスキルがすべて失われるといった数々の“極悪”な要素を備えた難易度となる。

そしてプリセットの中にはクリエイティブモードにあたるHammer modeも用意。すべての建物をリソース消費なしで建設可能なほか、拠点への襲撃がなくモンスターはこちらが攻撃しない限り襲ってこないモードとなる。心ゆくまで自由な建造物づくりが可能なモードといえるだろう。なお難易度は一連のプリセットの選択のほか、プレイヤー自身で「No Build Cost」「Passive enemies」といった各項目を調整することも可能だ。

なおワールドの難易度調整やクリエイティブモードといった新設定は以前開発中であることが明かされており、このたびパブリックテスト版での実装に至ったかたち(関連記事)。正式実装に向けてテストを踏まえた調整がおこなわれる格好だろう。通例どおりであれば数週間以内に正式実装される見込みであり、続報を楽しみにしておこう。なお従来と同じく、パブリックテスト版に関する情報をシェアする際には、テストを遊ばないプレイヤーへのネタバレになる可能性を配慮してほしいとのことだ。

『Valheim』はPC(Steam/Microsoft Store)およびXbox One/Xbox Series X|S向けに早期アクセス配信中。Xbox/PC Games Passにも対応している。