『Wipeout』の精神的続編をうたう反重力レースゲーム『PACER』10月29日配信へ。近未来の世界を翔ける超高速レース


デベロッパーのR8 Gamesは10月19日、反重力レースゲーム『PACER』を10月29日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)および海外PlayStation 4/Xbox One。
 

 
『PACER』は、『Wipeout 3』などに携わった実績を持つスタッフらが手がける、近未来を舞台にする反重力レースゲームだ。本作の世界では「2075: The PACER World Championship」と呼ばれる反重力モータースポーツが人気となっており、世界中の企業が参戦。プレイヤーは特徴の異なる5種類のマシンから選択して、時速400kmから1000kmの4つのクラスでの超高速レースに挑む。

コースは、市街地や渓谷、古代遺跡などの環境を舞台とする14種類を収録し、それぞれ夜間やミラー、リバースといった最大8種類のバリエーションを用意。大きくうねったり急勾配があったり、またギャップが配置されるなど、反重力レースらしいダイナミックなコースとなっている。コース上には、一時的なスピードアップやシールド回復アイテムが要所要所に設置。コースの壁に衝突するなどダメージを受けると、マシンのシールドやヘルスが削られていくため、状況に応じて回復させるのだ。
 

 
マシンには武器やアビリティを搭載でき、コース上のアイテムを獲得するたびに1回使用できる。前方にミサイルや電撃の波を放ったり、地雷を設置して敵車を攻撃したり、フラッシュバンで敵の視界を奪ったり、クロークで攻撃を避けるなどさまざまな種類から選択できる。プレイスタイルや戦略に合わせて選択することになるだろう。また、マシンは見た目のほか各種パラメータのカスタマイズが可能となっている。

ゲームモードには、シングルプレイとオンラインマルチプレイを用意。キャンペーンモードでは、新米パイロットから始めて10のユニークなチームに所属し、報酬をアンロックしながらチャンピオンを目指す。マルチプレイは最大10人でのレースに対応。7種類のモードが収録され、バトルロイヤル風のモードも存在するという。また、ほかのレースを観戦することも可能だ。
 

 
本作は、もともと『Formula Fusion』というタイトルで発表され、Kickstarterでのクラウドファンディングの成功を受けて開発。オリジナルクリエイターが手がける『Wipeout』シリーズの精神的続編をうたい、また同シリーズのデザインに携わったThe Designers Republicが開発に参加していることも話題となった。そして2015年からSteamにて早期アクセス販売を開始し、その後『PACER』へとタイトルを変更。正式リリースに向けて一旦販売を停止していたが、今回配信日が正式決定した。

PACER』は、PC(Steam)および海外PS4/Xbox One向けに10月29日配信予定だ。コンソール版の日本でのリリース予定については不明である。