『あつまれ どうぶつの森』“飲んだくれしずえ”の影響で、“ヘビースモーカーたぬきち”がミーム化か。しかしキャラ設定でモメる

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『あつまれ どうぶつの森』においては、発売前からコミュニティが盛り上がりを見せていた。いわゆる二次創作が展開され、ゲームが発売される前から話題を独占。その筆頭が、“飲んだくれしずえ”であった。そしてしずえの次は、たぬきちの創作が始まっているようだ。

飲んだくれしずえとは、『とびだせ どうぶつの森』より登場したしずえが、飲んだくれ化した二次創作設定。いわば、ファンが勝手に作り出した設定だ。きっかけとなったのは、2月に公開されたプロモーションムービーの一幕。しずえが登場したシーンで、その手元に氷の入った茶色の飲み物が存在していた。日本人の場合は、一見してすぐに麦茶だと思えるだろう。しかし濁った茶色のお茶に馴染みのない海外プレイヤーには、ウイスキーのロック割に見えたようだ。ウイスキーを嗜みながら業務に勤しむしずえの姿は、勤勉で可憐ないつもの姿とはギャップがあり反響。飲んだくれしずえは、『DOOM』との非公式コラボ(関連記事)という追い風を受け、インターネットで一躍人気の設定のひとつとなった。

その影響を受けてか、今度はたぬきちの創作設定がウケ始めているようだ。飲んだくれのしずえに対する、スモーカーのたぬきちである。ウイスキー、もしくはアルコールという大人のシンボルとしずえをかけ合わせたのならば、案内所の相棒であるたぬきちは喫煙者というわけだ。しずえとたぬきちをペアとする着想によって、生まれた設定だろう。たぬきちを喫煙者として描くファンアートはしばしば散見されていたものの、ひとつのファンアートによりさらにこの設定は浸透し始めた。

Ariel “Buy Witchy” Ries氏が描いた、悪い習慣(Bad Habits)と題されたファンアートは、ウイスキーを嗜むしずえとタバコの煙を吐き出すたぬきちを見事に描いている。笑顔を絶やさないしずえ、そして苦労を感じさせるたぬきちの描写。24時間いつ訪れても、丁寧な対応をする案内所のふたりの緊密感、疲労感を淡くも見事に表現しているだろう。このイラストは20万以上のイイネを獲得。しずえと対になるという理由のほかにも、「大家はたいてい喫煙者だろう」といった意見や、もともとたぬきちをマフィア化する遊びがあったこと(関連記事)も、この流行を後押ししているのかもしれない。

このまま順調に「喫煙者たぬきち」が定着していくと思いきや、キャラ設定の方で意見の食い違いがある様子。たぬきちとしずえが、喫煙者と飲酒者としてある種のカップリングになったわけだが、彼らに“関係がある”と考える者、そうでないと考える者に分かれているようだ。とあるユーザーは、たぬきちとしずえが「同性愛者(gay)」であるという設定を強く望むとコメント。それに対し、イラストの描き手であるRies氏は「人生で異性愛者(heterosexual)を描いたことはないので、安心して」とコメント。つまり、この人気イラストを描いたユーザーもたぬきちとしずえが同性愛者であるという案を支持しているわけだ。しずえは一部ユーザーからパンセクシャアルであるのではないか(公式設定なし)との説が出ており、そうした属性もまた今回の二次創作設定を後押ししているのだろう。

Ries氏がコメントする直前には「この二人ヤった後だろ」といった二人の性的関係性を示唆するコメントも寄せられており、そうした異性愛関係を疑うリプライへのカウンターとして、同性愛支持コメントが出たのかもしれない。なおイラストを描いたRies氏は投稿の後に「異性愛の話から距離を置きたいので、スレッドをミュートします。ごめんね(Muting this bc i need a break from the heterosexual agenda sorry)」とコメント。なかなか議論が激しい様子。たぬきちとしずえが、同性愛者か異性愛者か、その設定についての意見はさまざま。この部分においては、しばらく二次創作の設定がまとまることはなさそうだ。一方で、ヘビースモーカーたぬきちという創作設定が、どこまでコミュニティで浸透していくかに注目したい。

なお余談であるが、しずえ×DOOMスレイヤー非公式コラボにおいて、高品質なパロディ映像を作り上げていたAtrioは、さらなる新作を公開している。相変わらずのハイクオリティであるので、そちらをチェックしてみてもいいだろう。

『あつまれ どうぶつの森』は、Nintendo Switch向けに発売中。本体同梱版は品薄状態が続いており、Nintendo Switch本体もまた入手が困難になりつつある。

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