Global Sites
『ARC Raiders』の「PvP好きor温厚派」判別マッチングシステム、“撃たれたから自衛した”のが区別されるように改良。濡れ衣好戦プレイヤー判定にメス
システムに新たに加えられた変更のほか、ユーザーの間で広まっている“迷信”についても語られている。

Embark Studiosは5月21日、『ARC Raiders』のマッチングシステムについて改めて解説をおこなった。システムに新たに加えられた変更のほか、ユーザーの間で広まっている“迷信”についても語られている。
『ARC Raiders』はPvPvE形式の脱出シューターだ。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|Sで、ソロプレイまたは最大3人でのチームプレイに対応している。本作の舞台はARCと呼ばれる謎の機械によって荒廃した未来の地球。プレイヤーはレイダーと呼ばれるならず者のガンマンとなり、ARCや敵対するほかのレイダーなどと地表で戦う。戦闘や探索を通じて手にした貴重な物資を、地下居住区スペランザへと持ち帰ることを目指す。
今回Embark Studiosはブログ記事にて、本作のマッチングシステムについて改めて語った。マッチングシステムを構築する上では。「Fairness(公平さ)」と「Enjoyment(楽しさ)」の2つの目標があるといい、たとえば可能な限り同じ人数のチームをマッチングするようにしたり、プレイスタイルに基づいてプレイヤーをマッチングしたりするようにしているという。この“プレイスタイルに基づいたマッチメイキング”については、PvPを好むか好まないかを分ける画期的なマッチングシステムとしてこれまでも注目を集めていた(関連記事)。

まずプレイヤーに誤解されやすい部分として、プレイスタイルの判定は、友好的か好戦的かといった二者択一ではなく、連続的な尺度だと説明された。またプレイヤーによっては気分によってプレイスタイルが変わる可能性もあるとしている。そのため、保証はされないものの、あくまで指標が類似しているプレイヤーとマッチングされるようになっているという。一方で、地表での戦いが完全に予測可能にならないように、予想外の展開も時折おこるようなバランスになっているとのこと。
そして、ユーザーのフィードバックに基づき、マッチメイキングに新たな変更を加える方針が明かされた。まず、自己防衛をしたプレイヤーが、戦闘を始めたプレイヤーと区別されるようになるという。なお本作のデザインディレクターを務めるVirgil Watkins氏が過去に海外メディアのインタビューに対して語った内容では、「誰が先に撃ったか」などの情報はデータとしては追跡できているとしていた(関連記事)。しかし従来は自衛のためかどうかといった意図までは判断できないとも説明されており、たとえば先手を打ってきた相手が攻撃をすべて外し、ダメージを受けないまま返り討ちにした場合には、自衛のためという意図が認識されずに相手を倒したという事実だけが記録される状態だったという。
今回の記事でも、平和的なプレイヤーが実際以上にPvP重視と見なされる課題があったと言及。攻撃の意図まで判断できるように改良が加えられたわけだろう。

また、行動が少なかったラウンドは、プレイスタイルの履歴において重要度が低くなるという。たとえば、スポーンしてすぐに降伏したラウンドなどが、予想以上にプレイヤーのプレイスタイルに影響を与えてしまっていたそうだ。今後はしっかりプレイしているラウンドが判定に反映されやすくなるとのこと。上述した2つの変更点はすでに適用されているといい、今後の状況を見ながら調整を続けていくという。
なおEmbark Studiosは今回、ユーザー間に渦巻くさまざまな迷信にも回答している。一回の射撃やキルで、すぐに好戦的なロビーに入れられるわけではないことや、パッチやアップデートを経てもマッチメイキングに影響するプレイスタイルの履歴はリセットされないことなどが明言された。ほかにも細かな仕様が説明されているため、ブログ記事を確認されたい。

ところで、先日には1か月ごとにアップデートを実施する方針を見直し、より大規模なアップデートを年2回実施することが発表された(関連記事)。10月に配信予定である次回の大型アップデート「Frozen Trail」についても情報が明かされている。とはいえ、定期的なライブアップデートやバランス調整などは継続されていくといい、今回のマッチメイキングシステムの変更といった細かな変更も、反応を見ながらじっくりとおこなわれていくのだろう。さらに遊びやすくなる本作が、さらに人気を高めることにも期待したい。
『ARC Raiders』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに販売中だ。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。


