SFルートシューター『Outriders』ゲームプレイ映像公開。最大3人Co-op対応の、異星探検ポストアポカリプス超能力カバーベースTPS

「Outriders - Official Reveal Stream」よりキャプチャー

ポーランドのゲームスタジオPeople Can Flyは2月14日、『Outriders』のゲームプレイ映像を公開した。同作は2020年のホリデーシーズンに発売予定のTPS。未知の惑星を舞台とした最大3人Co-op対応のルートシューターであり、レアリティ区分のある戦利品収集やクラス制スキルツリーを通じたビルド構築、銃器とクールダウン制スキルを活用するカバーベースのアクションが特徴とされている。開発を担当するのは、『Bulletstorm』のほか『Gears of War』シリーズ作品の開発に携わっていたPeople Can Flyだ。そんな本作について、このたびゲームプレイ映像のほか、ストーリーやRPGシステムに関する情報が明かされた。

*ゲームプレイのプレゼンテーション動画

気候変動により滅びゆく地球から脱出した人類は、新たな住処として植民地化を図るべく、未知の惑星Enochを訪れる。傭兵のOutridersたちは、着陸まもなくして謎のシグナルを受信し、発信源に向かうため荒野を探検する。しかし道中、アノマリーと呼ばれる強大な嵐に出くわし、その影響下から逃れるべくOutridersたちは撤退。コールドスリープに入る。彼らが目覚めたのは、すっかりと様相を変えた30年後の世界であった。生物が突然変異し、生存者たちが戦争を繰り広げている荒れ果てた異星。アノマリーの影響で電子機器が使えなくなり、文明は崩壊。人々の生活は逼迫している。いつの間にかOutriders自身のDNAも組み替えられており、超能力を宿すように。変異した人間は「Altered」と呼ばれるようになった。

目覚めたOutridersたちは、当初の任務であった謎のシグナルの正体を突き止めるべく、活動を再開する。護送部隊の一員として、多様なバイオームが広がるEnochの地を進み、反乱軍や突然変異したクリーチャーと戦いながら、ひとつのエリアから次のエリアへ、ハブエリアからハブエリアへと移動を繰り返す。ハブエリアは生存者たちの集落であり、そこでNPCから情報を聞き出すほか、サイドクエストの受注、装備品の売買・修理、キャンプファイアでの休憩など次なる冒険への準備を整える。なお本作はオープンワールドではないとのこと。

本稿画像は「Outriders – Official Reveal Stream」よりキャプチャー

本作はアクションRPG/ルートシューターであり、武器および部位別の防具にはレアリティやレベルの概念がある。これらは戦利品として入手するほか、先述したようにハブエリアのベンダーから購入することが可能。20世紀的な銃器から変わり種まで多彩な武器種が用意される。キャラクターの成長システムとしては、レベルアップ時に獲得するポイントをスキルツリーで消費することで、能力を高めていくことができる。体力や移動速度といった基本性能、銃器の扱い、特殊スキルなどの項目にポイントを振ることで自分だけのビルドを構築していくのだ。

操作キャラクターはプリセットもしくはキャラクタークリエイト機能を使ってカスタマイズし作成可能。輸送車のペイントやパーツも細かくカスタマイズでき、たとえば討伐した獣の頭をボンネットに突き刺すこともできるようだ。なお輸送車は移動型の小拠点/セーフエリアであり、プレイヤーによる運転は不可。

本作はクラス制となっており、選択したクラスによってスキルツリーが異なる。クラスは4種類あり、そのうち現時点で公表されているのは3種類。体力は低いもののDPSが高く、デバフや範囲攻撃を得意とし、炎の壁を召喚するPyromancer。機動力が高くスローモーションやテレポーテーション能力で時空を操るTrickster。そして地面を叩き衝撃波を放ったり、硬質な鎧を身にまとい敵に突進したりといった力技を披露するタンク型のDevastatorだ。

こうしたゲームの内容から、ハンズオンレポートを掲載している海外メディアからは『Destiny』『Anthem』『Gears of War』などの作品と比較されている『Outriders』(例:GameSpot, Polygon, PC Gamer)。今年のホリデーシーズン、大作が増えつつあるルートシューター市場に風穴をあけることはできるのだろうか。

 

*開発者発表ストリームのアーカイブ全編