基本プレイ無料FPS『Call of Duty: Mobile』にバトルロイヤルモードが実装。『CoD: BO4』の「Blackout」と似て非なる点多し

 

「コールオブデューティー」シリーズの販売を手がけるActivisionは5月21日、公式ホームページ内のブログにて『Call of Duty: Mobile』にバトルロイヤルモードを実装することを明らかにした。また、あわせて同モードに関する詳細な情報も公開した。

『CoD: Mobile』は、今年3月18日に正式発表されたモバイル端末向けFPS。Activision がTencentと共同制作しており、Tencent Games傘下のTimi Studio Groupが開発を担当している。現行最新作の『Call of Duty : Black Ops 4(以下、Cod: BO4)』と同様、マルチプレイをベースに制作されており、「チームデスマッチ」や「サーチアンドデストロイ」など、シリーズおなじみのモードを基本プレイ無料で遊ぶことができる。なお、正式な配信予定日は現時点で未定だが、年内にベータ版がリリース予定。また、Android向けに事前登録受付がGoogle Playストアにて開始されている。iOS向けには、まもなく開始とのこと。

今回公開された情報は大きく9項目に分けられ、基本ルール、操作、クラス、復活システム、ロードアウト、カメラタイプ、プレイリスト、乗り物、マップ内のロケーションに関しての詳細が明らかとなった。すべて挙げると非常に長くなるため、ここでは『CoD: BO4』のバトルロイヤルモード「Blackout」と異なる点を中心に紹介していくこととする。すべての詳細が気になる方は、Activision公式ホームページ内のブログを参照されたい。

まず、基本ルールとクラスについて。パラシュートで地上へ展開、武器や防具などの物資を集め、最後の生き残りを目指す点は「Blackout」と同じであるが、本作にはクラス選択要素が加わる。試合開始前にクラス選択をすることができ、全部で6つのクラスが用意される。それぞれのクラスは特有のスキルを所持しており、弾丸以外のすべてのダメージを軽減する「ディフェンダー」、車両、罠、物資の索敵範囲が広い「メカニック」、敵プレイヤーの足跡を追跡できる「スカウト」、ゾンビからの攻撃範囲を縮める「道化師」、チームメイトを素早く蘇生できる「メディック」、静かに動き回れる「忍者」と、バラエティ豊か。さらに、クラスごとに戦況を打開する特殊能力も用意されているため、自身のプレイスタイルに合ったクラス選択がカギとなりそうだ。

次は復活システムについて。「Blackout」では過去に、もし死んでしまってもチームメイトが一人でも生き残っていれば、次のサークル縮小に合わせて再出撃可能なモード「Down But Not Out」が期間限定で実施されていたが、本作の復活方法はそれとは異なる。まず、プレイヤーは倒されるとドッグタグを落とす。ドッグタグを拾い、復活ボタンを押すことでチームメイトを再び戦場へ戻すことが可能となるようだ。ただし、蘇生と同じく、復活ボタンを押している最中は無防備となる。また、復活したプレイヤーはその場でリスポーンではなく、飛行機から降下する形となる。周辺の状況をよく判断してから復活させる必要がありそうだ。

最後に、マップ内のロケーションについて。本作のロケーションには「Blackout」と同じく、シリーズ過去作のマルチプレイに登場したマップが点在している。人気マップ「Nuketown」はもちろんのこと、「射撃場」などの「Blackout」にも実装されたマップから、『CoD:MW4』から「Shipment」や「Crash」、「Countdown」などが登場。さらに『CoD: BO2』から「Diner」や「Farm」なども実装される。「Blackout」と異なり、『CoD: MW4』から採用されたロケーションが多く、シリーズファンは懐かしくも新しい気分を味わえるかもしれない。

以上が「Blackout」との比較を交えた本作の概要となる。他にもロードアウトの一環として、武器や乗り物のスキンや、降下時のパラシュートやウィングスーツのカスタムが可能な点、三人称視点に切り替え可能な点などが公開された。また、乗り物は四輪バギーやヘリコプター、ボートなどが登場、プレイリストはソロ、デュオ、スクアッドの3つが実装と、「Blackout」と異なる点は特にない。しかし、全体的に「Blackout」とは異なる点が多く、オリジナリティのあるバトルロイヤルモードとなりそうだ。