『Anthem』ドロップ率改善のアップデートにより、 高レアリティのドロップ率が低下したとの報告。コミュニティに不満抱かせる形に

BioWareは3月9日、PC/PS4/Xbox One向けアクションRPG『Anthem(アンセム)』の最新アップデート1.0.3を配信した。BioWareはコミュニティからの要望を受けて、アイテムドロップに関する調整をおこなうことをこれまでに表明しており、今回のアップデートにてその取り組みを反映させた。その表明時に示された概要に対するコミュニティの反応はおおむね良好であったが、実際に適用されたいま、Redditなどでは不満の声で溢れる事態となっている。

今回のアップデートでのアイテムドロップの調整は、レベル30に達したプレイヤーに対して、コモン(白)とアンコモン(緑)のレアリティのアイテムがドロップしないようにするというものだ。6段階あるレアリティの下からふたつを除外することで、高レアリティアイテムのドロップ率を高める狙いであろうことがうかがえる。では、各レアリティのドロップ率は具体的にどのように変化したのだろうか。RedditユーザーのKickassinc氏が、アップデートの前と後にグランドマスター1のフリープレイで洞窟を巡り、それぞれアイテムを200個獲得した結果を報告している。

Kickassinc氏が試した結果は、アップデート前はコモン(8.8%)アンコモン(12%)レア(17%)エピック(51%)マスターワーク(10.5%)レジェンダリー(1%)という割合だった。そしてアップデート後は、レア(14%)エピック(81.5%)マスターワーク(3.5%)レジェンダリー(1%)になったという。この結果からは、コモンとアンコモンが除外された代わりにエピックが大幅に増加し、同時にマスターワークが大幅に減少していることがわかる。

またKickassinc氏は、洞窟ひとつあたりの獲得アイテム数について、アップデート後は25%減だったとし、さらに200個のアイテムを獲得するまでにかかった時間については、アップデート後には40%増加したとしている。あくまでひとつのサンプルではあるが、全般的にドロップする頻度が下がり、特にマスターワークのドロップ率の大幅減はコミュニティ内での実感を裏付けた形だ。エンドコンテンツを楽しみたいプレイヤーにとっては、マスターワークやレジェンダリーのような高レアリティアイテムが高頻度でドロップすることがモチベーションにつながる側面がある。しかしながら、今回の調整はそうなってはおらず不満の声が寄せられることとなった。

実は今回のアップデートが配信される直前には、マスターワークとレジェンダリーのドロップ率が大幅に上昇していたことが確認されていた(Forbes)。コミュニティ内では、コモンとアンコモンが除外される影響だと受け止められ期待されたが、正式にアップデートが配信された後は上述のような結果となり、修正されたようだ。ちなみに本作においては、ローンチ前後にも同様の現象が発生しており、当時BioWareはバグであったと認めている。Redditなどのコミュニティでは、高レアリティアイテムのドロップ率低下に加え、このバグの発生によって今回のアップデートへの不満が増幅する形となった。

BioWareのライブサービス責任者Chad Robertson氏は3月10日、こうした不満の声を受けて、同スタジオとしても現状に満足しているわけではないとコメント。BioWareは本作の改善を急いでいるが、複数箇所における複雑なルートシステムへの変更を進めるにあたっては、それが実際にどのように受け止められるのかを把握しにくいという弊害が出てきているとのこと。そして、本作は今後数か月のうちに大きな変更を複数計画しており、それに向けては徐々に変更を重ねることで、より良い形で進化への道筋を作っていけるだろうとしている。

今回のアップデートとそれに対するコミュニティの反応については、本作の改善を急ぐあまりに生まれた弊害が影響したということのようだ。ルートシステムについての調整はまだ続くとのことで、コミュニティではどのようなバランスがベストかという議論が続けられている。Robertson氏は、可能な限り最高のプレイ体験を実現することが目標だとしており、ファンの意見に耳を傾けたプランが近く示されることを期待したい。

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