『レインボーシックス シージ』不適切発言の取り締まり方を改良。自動検出&フィルタリングと手動審査の組み合わせ

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Ubisoftは12月10日、『Tom Clancy’s Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』の公式ブログを更新した。同作のテキストチャット内での誹謗中傷・人種差別的な発言の取り締まりを強化すべく、チャットフィルターを導入したことを報告。具体的には、不適切な発言であると自動検出された内容について、他プレイヤーのチャット欄に表示されないようフィルタリングした上で、該当発言をUbisoftが手動で審査するというものだ。

『レインボーシックス シージ』では今年7月、テキストチャットにて不適切な言葉を使用したプレイヤーのアカウントを自動的にBANするオートBAN機能が実装された(関連記事)。不適切な発言を自動検出し、規約違反による一時的もしくは永続的なアカウントBANを適用するという仕組みであった(一時的なBANが3回続くと、永続的BANになる)。このオートBAN機能は、不適切な発言を減らす上で一定の効果が見られたものの、他プレイヤーのテキストチャット欄に表示されることを防ぐものではなかったこともあり、他プレイヤーのゲームプレイの邪魔になってしまう可能性を残していた。今回のチャットフィルター導入の狙いは、オートBAN機能を改良することで、不適切な発言に身を染めていない一般プレイヤーのゲーム体験を向上させることである。

まず、他プレイヤー向けのケアとして、不適切な内容と自動検出された発言は他プレイヤーのチャット欄に表示されなくなる。続いて不適切発言者への処罰であるが、これまでのオートBANシステムは確かに成果をあげたものの、どの単語がBAN対象になるのか不明確なこともあって、コミュニティの一部からは不満の声があがっていた。一方で新しい仕様では、フィルタリング機能に引っかかった発言の手動審査を行うため、Ubisoftからプレイヤーに対し、より明確なフィードバックを送れるようになる。また発言者本人には、自動検出で引っかかった単語と共に、発言内容の審査に入る旨を知らせるプライベートメッセージが送信される。またUbisoftによると、手動審査という1ステップを挟むことで、不適切な発言を行ったプレイヤーに直接フィードバックを送るだけでなく、随時適切な処罰を下せるようになるという。自動検出による誤判定を防ぐという効果もあるだろう。

ちなみに7月に実装されたオートBAN機能に対しては、表現の自由を侵害するものであると意見するプレイヤーも現れた。そうした意見があがっていることについて本作のブランド・ディレクターであるAlexandre Remy氏はPC Gamerに対し、「私たちにとってこれは発言の自由や平等に関する問題ではありません。これは敬意の問題です」と回答。互いに尊敬の念を持って接し合えるようなコミュニティを生成することが目的であると述べている。

Ubisoftは『レインボーシックス シージ』におけるチート対策プログラムや、悪質なプレイヤーの監視に力を入れており、後者に関しては今年4月の時点でテキストチャットのモニタリング、ミュートオプション、チャットフィルタリングの導入を予定していると発表していた(公式ブログ)。そしてそれらの施策は、計画どおり着実に実装されていっている。チャットの発言者にとっては、手動審査により誤判定の可能性が減り、発言のどの部分に問題があったのか把握できる。発言の受け手である他プレイヤーとしては、自動フィルタリング機能により、誹謗中傷・人種差別的な発言を見ずに済む可能性が高まる。仕組み的には従来のオートBANよりも不満が出にくいようになっていると思われるため、よりよいプレイ環境の構築という意味で効果が出ることに期待したい。なおUbisoftは不適切発言の自動検出とは別途、手動での発言監視も行っている。こちらに関しては従来通り継続していくとのことだ。

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