セガのメガドライブゲーム53本を収録する『SEGA Mega Drive Classics』Nintendo Switch版が海外発表。一方「メガドライブ ミニ」は発売延期に

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セガは9月18日、『SEGA Mega Drive Classics』のNintendo Switch版を海外向けに発表した(北米向けタイトルは『SEGA Genesis Classics』)。本作は、セガがかつてメガドライブ向けに発売した50タイトルを超える名作の数々を1本にまとめた作品だ。今年5月には、海外PlayStation 4/Xbox One版が先行して発売されていた(関連記事)。

『SEGA Mega Drive Classics』の収録タイトルは、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズや『ゴールデンアックス』シリーズ、『ベア・ナックル』シリーズなど53タイトルにのぼる。ホーム画面には、ブラウン管テレビとメガドライブが置かれ、壁にはゲームのポスターが貼られた“1990年代のゲーマーの部屋”をイメージした3D空間が用意されており、棚に並べられたメガドライブゲームのパッケージから選択してプレイする。複数のグラフィックオプションが用意されており、フルスクリーンでプレイすることもできれば、その部屋のテレビでプレイすることも可能だ。ゲーム画面を左右反転して楽しむ機能もある。また、マルチプレイ対応タイトルの場合は、ローカルだけでなくオンラインプレイにも対応。Nintendo Switch版では、Joy-Conをおすそわけしてローカルマルチプレイできる。

Nintendo Switch版『SEGA Mega Drive Classics』は、海外にて今冬発売予定。ただ、PS4/Xbox One版が国内発売されていない状況からすると、Nintendo Switch版の国内発売も望み薄かもしれない。ダウンロード版のほかパッケージ版も発売されるので、プレイしたい方は海外版を何とかして入手するしかなさそうだ。

国内Nintendo Switch向けにリリースされるセガのクラシックタイトルというと、「SEGA AGES」が明日9月20日から始動する。まずは『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』と『サンダーフォースⅣ』から発売され、その後も『アウトラン』や『スペースハリアー』『ゲイングランド』などが予定されている。『SEGA Mega Drive Classics』はイギリスのd3t Ltdが移植をおこなったが、「SEGA AGES」はセガタイトルの移植ではおなじみの有限会社エムツーが担当。各タイトルに多くの追加要素を導入しており、こちらも注目である。

なお、セガは9月19日、2018年内の発売を予定していた「メガドライブ ミニ(仮称)」の発売延期を発表している。今年4月に開催された「セガフェス2018」にて発表されたメガドライブ ミニについては、海外からの反響も大きかったそうで、北米・欧州仕様のモデルも用意し、2019年に全世界で同時期発売するとのことだ(関連記事)。

またセガは、「メガドライブのオリジナルメンバーを中心に設計を見直し、ソフト開発も実績のある国内デベロッパーと協力して進める」と、メガドライブ ミニの開発体制を改めることにも言及している。メガドライブ ミニは、セガ公認のメガドライブ互換機を製造・販売しているAtGamesが手がけるとされていたが、同社の互換機は必ずしも評価が高いわけではなく、一部のファンからは懸念する声が上がっていた。引き続きAtGamesが製造を担当するのかどうかはわからないが、セガファンが納得するクオリティに仕上がるのであれば延期もやむなしだろう。

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