スクウェア・エニックス新スタジオ「スタジオイストリア」が作る新RPG、対応プラットフォームはPS4に決定

 

スクウェア・エニックスは9月10日、「PlayStation® LineUp Tour」にて「スタジオイストリア」が手がける新作RPGのゲームプレイ映像を公開した。あわせて、同作の対応プラットフォームがPlayStation 4になることも発表されている。以前より同スタジオが「Project Prelude Rune」なるIPを開発していることが明かされていたが、今回公開されたタイトル映像は、そのプロジェクトになるのだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=PAYeIor4lfQ

映像では「心、正しく生きよ 愛しき我の子らよ」とのテキストが表示された後、水彩画のような鮮やかなグラフィックで塗られたフィールドが描かれる。幻想的な森のような場所で、小さな光の珠がそこら中に浮かんでいる。のちに髪をひとつくくりにした青年が、また異なる森を探索しているシーンが映し出されている。この青年が、本作の主人公になるのだろうか。青年が開けた場所に出て山岳が映し出されたのち、「新たな旅立ちはここからはじまる」と表示され、ゲームプレイ映像は終了。その後、会社ロゴやエンジンロゴが表示され、求人告知が現れたのち終了する。

今回の発表で判明した情報は3つ。対応プラットフォームの中にPlayStation 4が含まれること。本作は、ハイエンド機向けに開発していることが発表されていたが、そのハイエンド機はやはりPlayStation 4であったようだ。そして、ゲームエンジンUnreal Engine 4が採用されていることも明かされた。三人称視点で、少し揺れるキャラクターを操作していくのは、同じくUnreal Engine 4で開発された同社の『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』と少し似た構図であるともいえる。

そして3つめは、ファンタジー世界を舞台にした作品であること。スタジオ設立時に、プロジェクト名である「Prelude Rune(神秘の前兆)」には、新しい“幻想の物語への船出”と、“広大な世界での冒険の予感にわくわくする胸の高鳴り”の意味が込められていることが明かされていた。今回の映像であらためて、ファンタジー世界を舞台にした作品になることが判明した形だ。

「スタジオイストリア」は2017年1月に、スクウェア・エニックスより設立されたスタジオ。馬場英雄氏は、これまで数多くの国産RPGをプロデュースしてきたベテランクリエイターであり、これまで培われたノウハウが注がれるRPGになるだろう。正式なタイトル名、作品の内容を伝えるには、もう少し時間を要するとのことなので、近い未来での正式な発表に期待しよう。