『Fallout 76』日本語版がPC/PS4/Xbox Oneにて11月15日に発売決定。レーティングはCERO Z、ゲーム内表現は北米版と差異無し

 

Bethesda Softworksは9月10日、Bethesda Game Studiosが手がける『Fallout 76』の日本語版を、11月15日に発売すると発表した。プラットフォームはPC/PlayStation 4/Xbox Oneで、価格は7980円(税抜)。海外では11月14日発売予定のため、時差を考慮すると同時発売だと言える。なお、PC版はSteamでは発売されず、同社の自社プラットフォームであるBethesda.netにて販売される。

また、本作はCERO Z(18才以上のみ対象)にてレーティング審査を通過しており、気になるゲーム内の表現内容については、北米版と差異がない状態で日本でも発売するとのことだ。対応言語は、日本語音声・日本語字幕/英語音声・英語字幕となる。

『Fallout 76』は、終末戦争から25年が経った2102年のアメリカ・ウエストバージニア州を舞台に『Fallout』シリーズの前日譚を描く。本作はシリーズ初のオンライン・マルチプレイゲームとなっており、核シェルターVault 76の居住者だったプレイヤーは、ほかのプレイヤーと協力し、あるいは敵対しながら、スーパーミュータントなど危険な生物が生息するウェイストランドでの生活を送る。もちろんソロでもプレイ可能だが、この世界で出会うキャラクターはすべてほかのプレイヤーである。

本作では、新システムとして建設・組立用携帯プラットフォーム「C.A.M.P.」が用意されており、プレイヤーは好きな場所で建設やクラフトが可能。拠点となるシェルターを建設して安全を確保したり、あるいは店を開いてほかのプレイヤーと取引をおこなうこともできる。シリーズおなじみの「S.P.E.C.I.A.L.」システムでは、レベルアップ時にポイントを割り振るほか、カードデッキ式のPerkと組み合わせてキャラクターを成長させていく。戦闘支援システムである「V.A.T.S.」はリアルタイム制となり、こちらもPerkによって強化可能だ。

マルチプレイゲームとなった本作では、PvEだけでなくPvP要素もある。ただし、攻撃を受けてから反撃して初めて交戦状態となるという。一方だけが攻撃をくわえている間のダメージは微かで、一方的なPKを抑止しているのだ。交戦状態に入らないままダメージを与え続けて倒すと、そのプレイヤーは賞金首となって、ほかのプレイヤーから狙われるという面白い仕組みも用意されている(関連記事)。

また、ゲームプレイにおける目標のひとつとして核兵器のアクセス解除がある。起動コードを集めることで、核ミサイルを任意の場所に撃ち込める。敵プレイヤーの拠点を破壊するもよし、モンスターの群がるエリアを狙うもよし。起動コードの収集も、仲間と協力することでより効率的に運ぶだろう。着弾地点では、希少で高価な資源が見つかるようになるが、その代償として高レベルの汚染エリアとなってしまう。究極の武器をどのように使うのか、あるいは使わないのかはプレイヤー次第である。

なお本作は、海外では予約購入者を対象にB.E.T.A.(ベータテスト)が10月に実施予定で、Xbox One版先行でおこなわれる。今回の発表では、日本でのベータテストについては触れられていないが、ぜひ実施されることを期待したい。