PC版『Stardew Valley』大型アップデート バージョン1.3配信開始。マルチプレイが正式に実装され、追加要素もたっぷり

 

Chucklefish Gamesは本日8月2日、PC版『Stardew Valley』の大型アップデートバージョン1.3を配信開始した。PC向けには、5月からバージョン1.3のパブリックベータテストが実施されていたが、はれて正式に実装された形だ。1.3の目玉はマルチプレイの正式対応。そのほかにも数多くの要素が実装されたので、その内容をおさらいしよう。

まずは追加要素としては、冬の3日間、トラベルフェスティバルが開催されるようになる。こちらは通常のフェスティバルとは違い、街の雰囲気が賑やかになり露天などが開かれるオープンなお祭りとなる。ここだけでしか手に入らないアイテムもあるとのこと。また冬にはそのほかにもさまざまなイベントが追加され、新たなコレクションアイテムが入手可能になる。このコレクションには珍しい能力が秘められているという。冬に限らず、キャラクターとのイベントも増加。特定条件を満たすことで見れる秘密のイベントも導入されているようだ。

そのほか、ドクロの洞窟に3種類のモンスターが追加され、珍しいアイテムが手に入るトレジャールームが導入される。洞窟探検に行く理由が増えたというわけだ。スキルの振り直しも可能に。ただし何かしらの代償が伴う。看板や装飾アイテムの追加、毎朝動物からミルクとウールを自動的に収穫する自動回収機の追加、屋内でも植物を栽培できるガーデンポット、そして新たな作物など。すでにパブリックベータを遊ばれた方にとって既知の要素もあるかもしれないが、そうでない方にとっては大きなアップデートになるだろう。

マルチプレイの仕様についても、あらためておさらいしよう。プレイヤーはホストするか、もしくは誰かがホストしている村に入ることになる。マルチプレイは最大4人まで対応(招待は3人まで)。ホスト側は村を用意し、フレンドならどんなプレイヤーも入って来れる「フレンドオンリー」と、招待した人のみが参加できる「招待オンリー」を選択できる。小屋を用意するか、もしくはオプションで小屋を自動的に用意することも可能。参加する人は、ホストが「フレンドオンリー」としている場合はSteamではフレンドを右クリックしゲームに参加を選べば入っていける。お互いがフレンドではない場合は、ホスト側が用意した招待コードを入力して参加する形だ。

マルチプレイの仕様としては、農場やお金、世界の発展は共有され、インベントリやスキル、NPCとの関係はそれぞれ別となる。フィールド上のものは共有財産となるので、信頼できる人々と遊ぶことが推奨されている。ゲーム中は利益幅などを調整してバランスをとることもできる。利益幅としては「標準」(Stardew Valleyのもともとの金額)、「75%」、「50%」、「25%」のいずれかを選択可能。うまく遊ぶプレイヤー同士のニーズを考えて設定するといいだろう。ほかには、就寝するためにはすべてのプレイヤーがベッドに入る必要があったり、お祭りなど特定イベントは全員の承諾が必要になるなどいくつかの決まりがあるのでチェックしておこう。結婚指輪をクラフトし他プレイヤーに渡すもしくは受け取ることで、プレイヤー同士も結婚可能だ。

以上がマルチプレイに関する仕様となる。コンソール機のマルチプレイについては、後日詳細が伝えられる。ちなみに、パブリックベータで1.3が実装された時は、あまりに異性関係にだらしないと、痛い目にあうというイベントが存在していた(関連記事)。こちらのイベントが正式版に実装されたかはまだ確認できていないが、多くの異性と関係を持っているプレイヤーは、しばらくは“あそび”を控えておいたほうがよさそうだ。