ローグヴァニア・アクション『Dead Cells』PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチにて発売へ。Steamで熱烈な支持を得たヒット作

 

フランスのインディースタジオMotion Twinは、『Dead Cells』をPlayStation 4/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに発売することを発表した。Polygonなどがその詳細を報じている。

『Dead Cells』はSteamおよびGOGにて2017年5月から早期アクセス販売されている2Dアクションゲームだ。開発者は同作をローグライクとメトロイドヴァニアを組み合わせた「ローグヴァニア」アクションゲームだとしている。

本作の主人公は「細胞の塊」で、ゲームは毎回行き倒れた戦士の死体を乗っ取るところから始まる。初期装備は脆弱であるので、部屋が複雑に組み合わさった古城を探索し、装備品などを見つける必要がある。なお本作にはチェックポイントといったシステムは存在しておらず、死んでしまうとまた戦士の死体を乗っ取るところからやり直しになる。それまで獲得した装備やCellなどもすべて失ってしまう。ただし、装備やアイテムのアンロック・アップグレード状況だけは保持される。そのロストしたアイテムを発見できるかは運次第ともなっている。道中に倒されることも少なくなく、ソウルライクとも評されている。

こうしたゲーム説明からもわかるように、『Dead Cells』はこれまで発売されたアクションゲームからさまざまなエッセンスを取り入れられている。しかしそのエッセンスはただ詰め込んだというものではなく、ゲームデザインとして絶妙に落とし込まれている。早期アクセスタイトルながら、こうした横断的とも欲張りともいえる内容が好評を博し、すでにSteam及びGOGでは60万本以上を売り上げているスマッシュヒットタイトルとなった。Steamレビューのステータスも「圧倒的に好評」となっている。

Motion TwinのSteve Filby氏によると『Dead Cells』はPC版の正式リリースにあわせてコンソール版を発売したいと考えているようだ。現在はMac/Linuxなどの対応にもあたっているといい、正式リリースの時期は現時点では未定となっている。