『Torchlight』開発元の最新作『Hob』Steamで発売。不思議な生き物が暮らす惑星で遺跡を旅する3DアクションADV、日本語に対応

 

アクションRPG『Torchlight』シリーズの開発元として知られるRunic Gamesは9月27日、3Dアクション・アドベンチャーゲーム『Hob』をSteamで発売した。価格は1980円。海外ではPlayStation 4向けにも発売されており、いずれも日本語に対応している。

本作は、暗い部屋の中で目覚めた主人公が、大きなロボットが重い扉を開けたことで解放されるところから始まる。外に出てみると、そこは不思議な動物たちが暮らす自然溢れる惑星。しかしどういう事情があったのか、主人公はこの場所に来るのは初めてのようだ。そして、このロボットは主人公に何らかの使命を与えようとしており、廃墟となった遺跡らしき場所を進むよう導いていく。

ゲームは見下ろし型視点のオープンワールドとなっており、マップは自由に探索できる。ゲームの進行状況に応じてアクセスできるエリアが広がっていく仕組みで、遺跡のパズルを解いたり、主人公の装備品を駆使しながら先へ先へと進んでいく。主人公は最初はなにも持っていない丸腰の状態だが、物語を進める中で剣を入手し、左腕に装備するメカグローブをロボットから受け継ぐことになる。メカグローブを使うと、たとえば大きな石を動かせるようになり、それを足場にすることで先のエリアに進むことができるようになる。

この惑星には仲間というわけではないが無害な生き物もいれば、敵として襲ってくるモンスターも生息している。中には武器を持った凶暴な敵もおり、プレイヤーは剣をメインの武器にして戦う。敵を倒すと体力を回復するアイテムのほかに、スキルポイントのようなものを入手できることもある。

マップの中には工房と呼ばれる場所があり、そこでスキルポイントを消費することで、たとえば剣でコンボ攻撃ができるようになる「ソードコンボ」や、ダッシュ攻撃が可能になる「ソードスラスト」、またメカグローブを盾に変形させたり、ドッジロールで回避行動がとれるようになるなど、さまざまなスキルを覚えることができる。工房ではそのほか、剣や主人公のマントをアップグレードもおこなえる。またメカグローブに関しては工房以外でも、たとえば脆い壁や床を壊せるようになったり、グラップリングフックのような機能が追加されたりと、ゲームを進めるうえで必要になるアップグレードを入手できる。

本作は日本語に対応しているが、キャラクターはなにも語らず(喋っても地球の言葉ではない)、文字情報があるのはメニューやアップグレードなどの説明くらいで、ストーリーに関しては一切説明がないままゲームが進んでいく。本作の公式サイトには前日譚となるコミックが掲載されており、こちらも言葉がなく絵から察するしかないのだが、あの暗い部屋から出てこの惑星を訪れたのは、どうやら本作の主人公が初めてではないようだ。先人たちはどうなったのかはゲーム内でうかがい知ることになるが、この謎めいた世界を冒険し、さまざまな生き物とふれあう中で、主人公に求められてるものが徐々に明らかになっていくという。