『Battlefield』の新作は「今後2、3年間は発売しない」EA幹部が発言

今年10月にシリーズ最新作『Battlefield 1』を発売し好評を得ているElectronic Arts(以下、EA)。ただし今後2、3年間は、同シリーズの新作を発売するつもりはないようだ。

今年10月にシリーズ最新作『Battlefield 1』を発売し好評を得ているElectronic Arts(以下、EA)。ただし今後2、3年間は、同シリーズの新作を発売するつもりはないようだ。11月30日のNasdaq 35th Investor Programに出席したEAのCFO Blake Jorgensen氏の発言によって明らかになったもので、取材したVideoGamerなどが伝えている。

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Image Credit: Instagram Battlefield

Jorgensen氏は、今後2、3年(a couple of years)のうちに『Battlefield』シリーズの新作を発売することはないだろうとした。『Battlefield』シリーズは2002年に発売された『Battlefield 1942』からの長い歴史がある人気FPSシリーズであり、『Battlefiled 3』以降は粗製乱造の印象もあるが、スピンオフを除けば必ずしも毎年新作が発売されてきたわけではない。次回作の発売までは、前作の拡張パックなどを定期的に配信することによってコンテンツの人気を維持してきた。

最新作の『Battlefield 1』についても、拡張パック第1弾「Battlefield 1: They Shall Not Pass」の配信が2017年3月に予定されており、フランス共和国軍の追加などがおこなわれる。その後のスケジュールは未発表だが、ロシア帝国軍などの追加を含め第4弾までの拡張パックの配信がすでに決定している。さらなる拡張パックの配信がおこなわれるのか、あるいはあえて空白期間を設けるのか、シリーズの今後とともに気になるところだ。

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またJorgensen氏は映画「Star Wars」を題材にしたゲームについても合わせて言及しており、『Battlefield』シリーズ新作が来年リリースされない代わりに、『Star Wars Battlefront』シリーズ最新作が発売される計画であることをあらためて強調している。この最新作の開発にはDICEが参加しており、そういう意味で来年『Battlefield』新作が登場しないのは当たり前のことともいえるだろう。

なおEAが現在開発しているStar Warsゲームは、上で述べたDICEとMotive Studiosが手がける『Star Wars Battlefront』シリーズ新作のほか、2018年には『Dead Space』シリーズで知られるVisceral Gamesが手がけるアクション・アドベンチャーゲームが、さらにその後には『Titanfall』シリーズのRespawn Entertainmentが手がける3人称視点アクション・アドベンチャーゲームの発売が予定されている。

その年の最悪の企業を決定するユーザー投票アワード「Worst Company in America 」に毎年ノミネートされるなど、一時は未完成品とも糾弾されるような『Battlefield』作品をプレイヤーたちに提供してきたEA。ただし『Battlefield 4』のローンチを乗り切り、CEOにAndrew Wilson氏が就任して以降は、徐々に姿勢を変えつつあるように見える。今回の『Battlefield 1』でも過去に見られたローンチ時の騒ぎはそれほど存在しなかった(参考記事)。いまはまだ姿形もない次なる『Battlefiled』最新作に関しても、同様のクオリティを期待してもいいのかもしれない。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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