ミュージカルACT『フィグメント』の続編『Figment: Creed Valley』開発中。ふたつの世界を切り替え心のバランスを取り戻す、日本語対応予定

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発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第631回目は『Figment: Creed Valley』を紹介する。

デンマークのインディースタジオBedtime Digital Gamesが、『Figment: Creed Valley』をPC(Steam)向けに開発中だ。本作は、人間の心の奥を舞台にするミュージカル・アクション・アドベンチャーゲーム『Figment(フィグメント)』の続編である。前作はSteamのほか、Nintendo Switch/PlayStation 4向けにも国内発売された。

*前作『Figment』のトレイラー

『Figment: Creed Valley』は、前作のアンコールという位置付けだそうで、ネコのような風貌のダスティーと、その友人の鳥パイパーがふたたび主人公となる。シュールレアリズムを思わせるアートスタイルで描かれる本作の世界や、そこに生きるキャラクターたちは人の心のうちを表現している。前作では恐怖を撒き散らす生き物がはびこったことで、ダスティーとパイパーは勇気を振り絞り冒険。そして長い冒険の末、心に平穏をもたらすことに成功した。

しかし、心の世界のバランスを脅かす新たな敵が現れたことで、それまで穏やかだった潜在意識の声は失われ、モラルコンパスと呼ばれる存在は砕け散ってしまった。そこでダスティーとパイパーは「Creed Valley」と呼ばれる地へと向かう。そこは心が持つ信念や理想が生み出される場所で、そこでふたりは、これまでで最大の脅威に立ち向かうことになるという。

本作のゲームプレイについてはまだ多くは明かされていないが、新たな要素として「オープンマインド」と「クローズドマインド」を切り替えるシステムが紹介されている。マップ内にある柱のようなオブジェクトにインタラクトすると、オープンマインドからクローズドマインドへ、またその逆へと切り替えることができ、心の世界の環境に変化が現れる。その例のひとつが、上に掲載した2枚のスクリーンショットだ。

宙に浮かぶ小島を渡すピアノの橋が架かっており、オープンマインド(上の画像)では渡ることができるが、クローズドマインドの状態ではスピーカーが両端をブロックして渡れない。後者ではピアノの橋は同じ音楽を繰り返し奏でており、これもクローズドマインドを表現しているのだという。ちなみに、このピアノの橋も追加要素のひとつ。オープンマインドにてその上を渡れば、自由に音を鳴らすことができる。

本作では、前作同様にさまざまなパズルをこなしながら先へ進む道を切り拓いていく。先の画像のシーンはスイッチを切り替えるだけで通れるシンプルなものだが、実際のゲームプレイでは、マインドを切り替えることで複数のオブジェクトに変化が現れ、マインドを切り替える順番や行動ルートに頭を悩ませることになるかもしれない。

また、ダスティーの持つ剣を使ったバトルも健在のようだ。ミュージカルのように歌い出すボスキャラクターを含め、新たな敵が登場するという。『Figment: Creed Valley』は、2019年内に発売予定だ。Steamのストアページによると、前作と同じく日本語表示に対応するようだ。

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