NetmarbleはMMORPG『ヴァンピール(VAMPIR)』の事前登録を実施中だ。対応プラットフォームiOS/Android/PC(Netmarble Launcher)。基本プレイ無料でサービス提供予定。

『ヴァンピール(VAMPIR)』は、ヴァンパイアと人間の争いを描くダークファンタジーMMORPGだ。本作は“ヴァンパイア”を主題に、血と恐怖、妖艶さが入り混じる蠱惑的な世界を構築している。開発をおこなうのは『リネージュ2 レボリューション』を手がけたNetmarble Neoの主要開発陣。光と影を活かした空間表現や、キャラクターの肌・表情まで描き込まれたグラフィックにより、PC/モバイル向け作品ながら高い映像表現を実現している。

弊誌はこの度、本作の日本向けバージョンを先行プレイする機会に恵まれた。数あるMMORPGの中で本作が目を引くのは、ヴァンパイアという題材を、物語だけでなくプレイフィールやキャラクタービジュアルにまで落とし込んでいる点だ。血を吸って力を得る戦闘システム、退廃的な空気をまとったシナリオ、そして妖しく華やかなキャラクターデザイン。そうした要素が重なり、自分で作ったヴァンパイアを戦わせ、着飾らせ、血塗られた世界を歩かせる楽しさにつながっていた。本稿では、そんなヴァンパイアの世界を先行プレイで確認できた範囲で紹介していく。


選ばれたのは“大鎌長身お姉さん”

ゲーム開始時、まずプレイヤーは5つのクラスからひとつを選択することになる。銃を扱う「カーネイジ」は、素早い連射で敵を撃ち抜く遠距離型のクラス。「ブラッドステイン」は剣を振るう狂戦士型のクラスで、タンクのような打たれ強さと攻撃性能をあわせ持つ。「ヴァイパー」は毒や呪い、召喚獣を使い戦況を操るクラスだ。そして「アカシャ」は、鍛え上げた肉体そのものを武器に戦う近接型のクラス。敵との距離を一気に詰め、強力な打撃で急襲するスタイルとなっている。筆者は5つのクラスの中から大鎌を武器とするアサシン「グリムリーパー」を選択した。決め手はもちろん“大鎌”である。大鎌を振るうヴァンパイアという絵面はもはや神々しさすらあり、ダークファンタジーな世界観にもよく似合っていたため、クラス紹介画面の時点でほぼ心は決まっていた。

クラスを選択したあとは、キャラクタークリエイトへと進んでいく。本作では性別をはじめ、髪型や髪色、顔の造形、瞳の形などを調整可能。声も数パターンから選択でき、見た目とあわせてキャラクターの設定を作り込むことが可能だ。全体的にカスタマイズ項目は広めに用意されている一方で、選択肢が多すぎて迷うほどではなく、先行プレイの段階ではちょうどよい塩梅に感じられた。なお筆者は大きいお姉さんが好きなので、身長や体型の項目を限界値まで調整している。

キャラクターを作成すると、物語は主人公がヴァンパイアのモアルテと出会う場面から始まる。主人公はもともと、特別な力を持たない人間だった。しかしヴァンパイアの殲滅をもくろむ「教団」に捕らえられ、実験の果てに命を落としてしまう。死んだはずの主人公が目を覚ますと、そこに広がっていたのは無数の死体が折り重なり、地面には赤黒い血が広がる凄惨な光景だった。本来なら目をそむけたくなる場面だが、滴る血のなめらかさや、死体の生々しさなど、序盤からグラフィックの作り込みは目を引く。


アクション要素強めの“ヴァンパイアバトル”

ここで初めての戦闘が発生する。本作のバトルは、通常攻撃やクールタイム付きのスキル、回避行動などを組み合わせて戦う、アクション寄りのシステムだ。筆者が選んだグリムリーパーの場合、鎌による素早い連撃にくわえて、テレポートで敵の懐へ飛び込んだり、危険な攻撃範囲から離脱したりできる。自動戦闘でもテンポよく敵を切り伏せてくれる一方で、ボス戦などでは、手動で回避や瞬間移動を挟む余地もある。操作はやや忙しいが、その忙しさがヴァンパイアらしい超人的な機動力として気持ちよく表現されていた。また瀕死状態になった敵の上にはマーカーが表示される。この状態で「吸血スキル」を使用すると、敵から血を吸うことが可能だ。血を吸うとHPやMPが回復するだけでなく、アドレナリンゲージが溜まり、ステータスにバフがかかる。鎌で敵を追い詰め、弱った相手から血を奪い、さらに攻勢を強める。血を力に変える“ヴァンパイアらしさ”が戦闘の流れに組み込まれているわけだ。

その後、主人公は自身がヴァンパイアになったことを告げられ、ヴァンパイアたちの拠点へ向かうことになる。道中では、主人公を導く男前のヴァンパイア、ダミルとの出会いや、人間側の刺客との衝突を通じて、ヴァンパイアと人間の対立が描かれていく。人間は一方的な被害者ではなく、ヴァンパイアを滅ぼすため人間を囮にするなど苛烈な手段を取る存在としても描かれる。ダークな世界観にて展開される、血生臭い争いも本作の持ち味だ。そうして物語を進めると、ブラッドゲートと呼ばれる移動機能も開放される。血の匂いを通じて各地とつながる装置のようで、一度つながった場所へ移動できる、いわゆるファストトラベルにあたるシステムだ。便利機能でありながら、設定上の「血」と自然に結びついている点は本作らしい。


妖艶さをまとう“血の形象”

同じタイミングで、「血の形象」機能も開放された。血の形象は、装備することで見た目が変わる要素で、クラスごとにさまざまな種類が用意されている。それぞれにパッシブ効果が設定されており、攻撃速度や攻撃力、最大HPなどの性能に影響を与える。筆者はそれまで「平凡な自警団」を装備していたが、新たに獲得した「彷徨う自警団」に切り替えたことで、最大HPが上昇。性能面の恩恵だけでなく、見た目にも変化が出るため、自分のキャラクターが少しずつ頼りない外見の“素ヴァンパイア”から抜け出していく感覚がある。

そのほかにも、序盤では商人からポーションを購入したり、スキルブック商人から新たなスキルを習得したりできる。本作のスキルは自動発動もできるが、任意のタイミングで手動発動することも可能だ。画面下部のショートカットに設定しておけば、戦闘中にすぐ使用できる。自動戦闘でテンポよく進めつつ、ボス戦や強敵相手には手動で回避やスキルを差し込む。そうした遊び方ができる点は、グリムリーパーのような機動力重視のクラスとも相性がよかった。また、移動手段として騎乗用の生き物も登場する。先行プレイでは、序盤から巨大な狼「黒狼」を獲得できた。ほかにも、3つの頭を持つ獣や巨大な蜘蛛、大きな蝙蝠など、ダークファンタジー世界に似合う騎乗生物が用意されている。種類によって移動速度や所持容量の上限も異なるようで、単なる補助に留まらず、収集要素としても気になる存在だった。

攻略の過程で、装備アイテムの強化やコレクション機能なども開放されていく。コレクション機能では、獲得した収集品や装備の数、種類に応じてステータスが永続的に強化されるようだ。ポーション、スキルブック、血の形象、装備強化、騎乗、コレクションと、序盤から多くの要素が登場するものの、いずれもストーリーの進行に合わせて順に解禁される。そのため、いきなり大量の要素に脳が圧迫される心配はなく、導線は丁寧に作られていた。


主人公と歩む“ヴァンパイアの世界”

とりわけ印象的だったのは、チュートリアルが単なる操作説明に留まっていない点だ。ダミルから教えを受けながら各種システムを覚えていくなかで、主人公自身もヴァンパイアとしての生き方を学んでいく。血を吸う、ブラッドゲートを使う。そうしたシステムの習得が、そのままヴァンパイアの世界に馴染んでいく過程にもなっているわけだ。人間側の思惑や、ヴァンパイアを狙う者たちの存在も徐々に明かされ、世界観説明とゲームプレイが自然に結びついていた。人間とヴァンパイアの対立も単純な善悪ではなく、種族同士の生存をかけた争いが展開されていくのだ。

ここまでシナリオの流れに沿って各種システムを紹介してきたが、先行プレイでとりわけ印象に残ったのは、自分のヴァンパイアをどう見せるかという部分だった。本作ではキャラクタークリエイトの時点で、髪型や顔立ちだけでなく、バストやウエスト、ヒップを含む体型まで調整できる。筆者は大きめの体格にした女性グリムリーパーでプレイしていたが、ムービー中も自キャラはよく映る。大鎌を携えた長身お姉さんのヴァンパイアが血塗られた世界に立っているだけで、キャラクリエイトにこだわった自分を褒めたくなる。プレイの際にはぜひ自らの“ヘキ”をさらけ出してキャラクリエイトに励んでほしい。


血の形象は“肌成分多め”

見た目まわりで存在感を放っていたのが先述した「血の形象」である。血の形象は性能に関わる装備要素である一方、外見にも大きく反映される。高レアリティにあたる神話や伝説、英雄クラスの形象は、いずれも豪華絢爛だ。背後には赤や白のエフェクトが渦巻き、角、巨大な肩装甲、禍々しい金属パーツがこれでもかと盛られる。肉感もありつつ中二病心をくすぐる、セクシー&ダークな装いだ。

しかし、筆者の心を打ち抜いたのは、意外にも高レアリティの形象ではなかった。一般のひとつ上、高級ランクに位置する「華麗な警備隊」である。神話や伝説の形象と比べると、装飾もエフェクトも驚くほどおとなしい。赤を基調とした革鎧風の衣装で、全体のシルエットには警備隊らしい引き締まった雰囲気もある。だが、胸元と下半身に絞って肌が露わになっていることで、水着のような衣装よりもかえって艶めかしさが際立っている。「そこを守るべきでは……?」と不安になるような開き方だが、だからこそ大鎌大柄お姉さんヴァンパイアの秘めた驕りと余裕を感じられる。誘いに乗った敵を大鎌で刈り取る……そんな危険な魅力を想起させるこの形象に、筆者はすっかり魅了されていた。

さらに、「スペシャル外見装備」として制服風や普段着風の衣装も用意されている。こちらも一見すると現代的な衣装ながら、ニット生地の前面が大胆に開いていたり、シルエットを強調する作りになっていたりと、ヴァンパイアらしい妖しさはしっかり残されている。重厚で残酷な世界観の中に、艶やかなキャラクタービジュアルを遠慮なく盛り込んでくるあたりは、本作の大きな個性といえるだろう。なお、血の形象は「外見装備」として設定することも可能だ。その場合は性能には影響せず、見た目だけを変更できる。つまり、性能面では別の形象を使いつつ、見た目だけはお気に入りの形象にする、といった楽しみ方もできるわけだ。


自動でも手動でも夢中になる“戦闘システム”

もう一つの大きな魅力が戦闘だ。本作の戦闘は、序盤こそシンプルに進められる。目的地までは自動で移動でき、通常攻撃やスキルの発動も自動化できるため、低難度の戦闘であれば放置気味に進行することも可能だ。ストーリーを追いながら操作や育成の基本を覚えられるため、MMORPGに慣れていないプレイヤーでも入りやすい作りになっている。ただし、これはあくまで低難度コンテンツでの話だ。本作には、レアアイテムを入手できる「ダンジョン」や、自キャラクターにデバフがかかる「精鋭ダンジョン」などが用意されている。より良い報酬を求めるのであれば、装備やスキル構成を整えたうえで、手動操作も交えながら戦う場面が増えていくわけだ。

競争を好むプレイヤー向けには、リリース初期から「ゲヘナ」が提供される。ゲヘナはサーバーの区分なく自由にPvPがおこなえる戦闘特化空間であり、他サーバーのプレイヤーたちと熾烈な競争を繰り広げることになる。特定の時間に出現するボスをめぐって、サーバーの名誉とレア報酬をかけた戦闘が発生することもあり、リスクが大きいぶん、得られる報酬の価値も高い。

ゲヘナではプレイヤー同士の衝突が発生するため、単に火力をぶつけ合うだけでなく、進路を塞いだり、陣形を組んだりといった戦略的な立ち回りも重要になる。さらにシーズンごとにサーバーシャッフルが適用されるため、特定クランによる独占を防ぎつつ、毎シーズン新たな対立構図が生まれる仕組みになっているようだ。くわえて報酬面も、勝敗だけで決まるわけではない。勝者には大きな報酬が与えられる一方で、敗者にも戦場での貢献度に応じた報酬分配システムが適用されるという。たとえ戦闘に敗れても、活躍に応じて成長の機会が得られる設計は、長く競争を楽しむうえで重要なポイントになりそうだ。

そしてもうひとつの目玉が、大規模GvGコンテンツ「争奪戦」である。争奪戦はクラン同士で勝利を競い合うコンテンツで、クランポイントを1万ポイント先取するか、制限時間終了時に優勢状態を維持することで勝利となる。プレイヤーは拠点の占領、敵対クランやモンスターとの戦闘、強力なボスモンスターの討伐などを通じて戦況を有利に進めていく。今回の先行プレイでは争奪戦を実際に体験することはできなかったが、公式YouTubeではインフルエンサーたちによる争奪戦の様子が公開されている。そこでは、通常のフィールド戦やダンジョンとは異なる、大規模な集団戦の様子を確認できた。


“人物図鑑”で専門用語も怖くない

そのほか、世界観の把握を助ける機能として「人物図鑑」も大事な要素の一つ。本作は序盤から専門用語や固有名詞が多く、登場人物も次々に現れるため、最初は物語を追いきれるか不安もあった。しかし人物図鑑では、各キャラクターの詳細な情報にくわえて、キャラクター同士の関係性も確認できる。互いにどう思っているのか、どのような立場にいる人物なのかを一目で把握できるため、複雑なヴァンパイア世界を理解するうえで役立つ機能になっていた。

徹頭徹尾ヴァンパイア”のMMORPG

以上が、『ヴァンピール(VAMPIR)』日本向けバージョンの先行プレイで確認できた内容だ。本作は、ヴァンパイアを主題としたダークファンタジーな世界観を、シナリオ、ビジュアル、戦闘システム、キャラクター外見に至るまで一貫したテーマで作り込まれたMMORPGであった。血を吸って力を得る戦闘、血の記憶をたどる物語、血の形象によって姿を変えていくキャラクターなど、各要素が「ヴァンパイアとして生きる」体験に結びついている。自らをキャラクターに投影して没入するもよし、理想の妖艶ヴァンパイアを作ってロールプレイに浸るもよしだ。

また序盤は自動移動や自動戦闘によって遊びやすく導入される一方、手動操作を交えた戦闘や、PvP、GvGといった競争要素も用意されている。重厚なムービーや血と裏切りが渦巻く物語、そして妖しく華やかなキャラクタービジュアルも含め、本作はヴァンパイアものならではの退廃的な魅力を、MMORPGとして堪能できる作品となっていた。

『ヴァンピール(VAMPIR)』は現在、事前登録実施中だ。事前登録によってゲーム内で利用可能な特典が受け取れるほか、公式サイトからのメール登録、公式Xフォロー、公式YouTubeのチャンネル登録などでもそれぞれ対応した報酬を受け取ることができる。特典は以下の通り:

App Store/Google Play/Netmarble Launcherからの事前登録
・ヴァンパイア高速成長パック 1個
・希少形象召喚チケット(クラス) 1個
・不滅者の肖像画の断片A 1個

公式サイトからのメール登録
・希少武器ボックス 1個
・希少防具セットボックス 1個
・強化呪文書ボックス 100個
・不滅者の肖像画の断片B 1個

公式Xフォロー/公式YouTubeチャンネル登録
・英雄乗騎指定召喚チケット(レベル55以上) 1個
※ 英雄乗騎指定召喚チケット(レベル55以上)は、キャラクターレベル55以上達成後にご使用いただけます。
・ゴールド 100,000,000個
・不滅者の肖像画の断片C 1個
・精製された血清セットボックス 10個

ヴァンピール(VAMPIR)』はiOS/Android/PC(Netmarble Launcher)向けに、基本プレイ無料でサービス提供予定。現在は事前登録を実施中だ。

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