『ドラゴンズドグマ2』にて「野営具」が消費アイテムとの勘違い続出。持ちまくりで重量ギリギリ冒険しがちな落とし穴

 

ドラゴンズドグマ 2』にて、キャンプに用いる「野営具」を消費アイテムと思いこんでいたという報告が続出している。ただでさえ重たい野営具を複数担いで冒険していたといった例もあるようだ。海外メディアGamesRadar+が伝えている。


『ドラゴンズドグマ 2』は、オープンワールドアクションゲーム『ドラゴンズドグマ』シリーズの新作だ。舞台となるのは人の王国ヴェルムントと獣人の国バタルが存在するファンタジー世界。プレイヤーは竜に心臓を奪われた覚者として、世界を冒険。竜を討ち、玉座へと昇る者の物語が描かれる。ゲームプレイにおいては味方NPC「ポーン」を連れ歩くシステムや、ジョブによって変化する多彩なアクションなどが特徴だ。

本作では時間経過により昼夜が移り変わる。夜にはランタンを灯しても周囲があまり見えないほど暗くなるうえ、アンデッド系の魔物たちが出現し冒険の危険さも増大する。村や町であれば宿屋やベンチで休憩して時間帯を進めることも可能ながら、フィールド上で夜が訪れると危険な旅を強いられることになる。

一方本作では新たなシステムとして「キャンプ」が導入された。焚火跡を見つけることで、野営具を所持した状態であれば夜を越すことも、逆に朝・昼から夜にすることもできる。ただし野営具は比較的重量の大きいアイテム。本作では所持重量の増加に応じて、段階ごとに移動速度低下やスタミナ消費増加といったデメリットが用意されている。そのためフィールドで夜を明かすために野営具を携帯するか、所持重量に余裕をもたせるかといったジレンマも生じるわけだ。


そんな野営具について一部ユーザー間では“仕様の勘違い”も発生している様子。というのも、SNS上ではなぜか野営具を確定で消費されるアイテムと思い込んでいたとの報告が複数見られる。たとえば上記のRedditユーザーGowler4269氏は30時間本作をプレイして、ようやく野営具が再利用可能と気づいたとのこと。消費アイテムと想定して、各ポーンに複数個の野営具を持たせながら冒険していたようだ。

ほかにも15時間以上気づかなかったといった報告や、野営具を7個も持ち歩きながらプレイしていたというユーザーも存在。またそれぞれの投稿には共感や「知らなかった」という驚きも寄せられており、ひとつだけ持ち歩いていたものの、消費されると想定して大事にとっていたという声も見られる。「野営具は消費アイテム」との思い込みが一定数のプレイヤーに生じていたようだ。


「野営具は消費アイテム」との印象が一部に根付いた理由は定かではないものの、先述のGowler4269氏のように野営具は重いアイテムということもありポーンに持たせがち。キャンプを経て野営具がどうなったか確認しないまま、消費されたと考えてしまう場合はありそうだ。

また本作には、キャンプ中に魔物の襲撃を受けると野営具が壊れる仕様も存在。特に序盤でお世話になる「簡素な野営具一式」は魔物の襲撃を受けるとすぐに壊れてしまうため、この経験も思いこみに繋がる場合もあるかもしれない。さらに壊れることも想定されているためか、野営具はショップでは比較的安価で販売されている。容易に複数個購入できる点も、野営具が消費アイテムのように思える一因だろう。


いずれにせよ、本作の野営具は実際には使い回しが可能。キャンプの前に周囲の安全を確保しておけば魔物の襲撃のリスクも減り、破壊されることも少なくなるだろう。キャンプでは夜を越すだけでなく、回復不能になった体力の「ロスゲージ」蓄積を解消することも可能だ。肉系アイテムを持っていれば焼いてパーティで食べ、一時的なステータス強化を得ることもできる。もし消費アイテムとして使い惜しみしていた場合は、周囲の安全を確認しつつキャンプ生活を送ってみるのもよいだろう。

ドラゴンズドグマ 2』はPS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに発売中。