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『ニンジャラ2』は高機動ニンジャオープンワールドゲームだった。本気のニンジャは上下左右四方八方飛び回る、移動も戦闘も「ゴリ押し」放題
まさに「ニンジャからすれば、上下左右はすべて地面」の真理を思い知らされた『ニンジャラ2 未知なる惑星』の見所をお伝えする。

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは6月9日放送の「Nintendo Direct 2026.6.9」において、Nintendo Switch 2向け新作タイトル『ニンジャラ2 未知なる惑星』(以下、ニンジャラ2)を発表した。2027年春にパッケージ版、ダウンロード版の発売を予定している。千葉・幕張メッセで9月17日から5日間開催される「東京ゲームショウ2026」にも出展される。
前作『ニンジャラ』は2020年、Nintendo Switch向けに課金コンテンツありの基本プレイ無料タイトルとしてリリース。ジャンルは対戦(PvP)に焦点を当てた、マルチプレイ型の3Dアクションゲームとなっていた。

今回の『ニンジャラ2』は前作から約6年越しの続編になるが、ジャンルはオープンワールドを舞台にした3Dアクションゲームへと大きく一新されている。しかも、前作の象徴とも言える対戦ではなく協力メイン、いわゆる「PvE」に焦点を当てたものになっている。もちろん、ゲーム本編はひとりでもオフラインで遊べる設計である。
『ニンジャラ』に対し、対戦アクションゲームとしてのイメージが強く刻み込まれているプレイヤーほど、今回の続編には「なにがどうしてそんなことに!?」という戸惑いを初報当時に覚えたのではないかと思われる。単純に続編として見ても、前作で確立されたジャンルを全くの別物にしている時点で、あまりにも大胆な試みに挑んでいるのが分かる。

そんな“大変身”した『ニンジャラ2』をこのたび、ガンホー・オンライン・エンターテイメント本社にて先行体験できる機会に恵まれた。体験できたのは本編の一部を切り出した特別なバージョンではあったものの、オープンワールドのアクションゲームになった『ニンジャラ』がいかなる特徴を持つゲームになっているのかは十分に感じ取れた。
まさに「ニンジャからすれば、上下左右はすべて地面」の真理を思い知らされた本作の見所をお伝えする。
未知の惑星からの脱出を目指す、オープンワールドアクションゲーム
最初に本作の概略を簡単にお伝えしておこう。冒頭で紹介したように、本作はオープンワールドのフィールドマップを舞台に繰り広げられる3Dアクションゲームとなる。プレイヤーはWNAアカデミーに通う主人公を操作し、転移してしまった未知の惑星からの脱出を目指す、というのが大まかなあらすじとなる。

遊び方としてはストーリーに沿って発生するミッション(クエスト)をこなしていくという、オープンワールドのアクションゲームでは定番のものになっている。今回の体験では確認できなかったが、ミッションにはストーリーの進行に関係するものとは別に、寄り道要素に当たるサイドミッション、ダンジョンなども用意されているとのこと。
基本的なプレイスタイルも、フィールドを駆け巡りながら探索や戦闘をこなしつつ、ミッションの遂行に取り組んでいくかたちとなる。最大8人まで参加可能な対戦(バトルロイヤル)が主軸だった前作とは、この段階でも相当に真逆の方向性のゲームになっていることが嫌でも伝わるだろう。
今回の先行バージョンはシングルプレイに特化しており、売りのひとつである協力プレイは体験できなかった。ただ、当日に開発スタッフに伺ったところによれば、協力プレイは単純にフレンドを誘って遊ぶことだけに限らず、強敵に挑むための仲間を募集するといった「救援」の要素も採り入れたものになることを予定しているようだ。

そんな先行バージョンで体験できたのは「惑星探索コース」「写真撮影コース」の2つのコース。「惑星探索コース」は本編の舞台である未知の惑星の一部分を切り出したエリアの探索とボスを含む敵との戦闘が楽しめる内容で、「写真撮影コース」はキャラクターたちとの会話イベントや、本作の世界観などを楽しめる戦闘要素なしの内容となっていた。
ニンジャの高機動力により壁や崖は地面と化し、アイテムと組み合わせればジャンプは大気圏へと迫る
2つのコース共通の体験にして、本作固有の強みにもなっていたのがプレイヤーキャラクターの驚異的な機動力である。
そもそも『ニンジャラ』はその名が体現する通り、ニンジャをテーマに据えたゲームだ。忍者と言えば、並外れた脚力の持ち主であり、地面だろうが壁だろうがお構いなしに動き回れる機動力の高さが特徴のひとつとして挙げられる。
前作『ニンジャラ』も壁であってもお構いなしに駆け上がって動き回れてしまう、縦横無尽を通り越して「ニンジャ無尽」な機動力の高さが特色のひとつになっていた。本作もその特色を引き継ぎ、建物の壁であろうが、断崖絶壁であろうが「ニンジャからすれば地面!」の真理で駆け上がり、高いところへとすんなりと移動できるようになっている。

それをオープンワールドのゲームに落とし込んだ結果、どうなったか? 開始早々、色んな場所へと行きたい放題跳び放題である。しかも、壁でも崖でもササッと駆け上がれてしまうから時間も要さない。「駆け上がるにしても、スタミナが尽きて落っこちたりしないかな……」という不安が付きまとうことなく、サクサク駆け上がれてしまうのだ。
ちなみにスタミナの概念自体は本作にもあるのだが、過度に高い壁や崖でなければ、半分ぐらい消耗する頃には頂上へ到達できてしまう感じだった。ほぼ尽きる心配がない。
また、たとえ高いところから落下し、地面に叩きつけられたとしても、プレイヤーに致命的なダメージは何ひとつ入らない。むしろ、叩きつけられるという表現(モーション)などない。そのこともあって、高いところを登ったり、飛び降りたりすることも気負わずにできてしまう。
これに加えて、迅速な移動を実現させるためのアクションも充実。『ニンジャラ』は「ニンジャガム」と称された特殊なガムから作り出される武器「ガムウェポン」などを駆使して立ち回るのが、前作において確立された売りのひとつでもある。

本作にもニンジャガムを用いたアクションは健在で、特定の箇所に引っ掛けてその勢いで大ジャンプを決める「ガムフック」、空中でガムを膨らませてゆっくり下降する「ガムグライド」といった特殊で荒唐無稽なアクションの数々をスタート時点から使うことができる。特に「ガムフック」はフィールド上の至るところに引っ掛けられるため、連続して繰り出せばその勢いに任せた迅速な移動が可能。場合によっては、地面を歩くより、こちらで移動するのが効率的とすら感じるほどのものになっている。なお地上を高速移動するのであれば「スケボー」がオススメ。
スケボーも基本、ほぼどこでも生成可能なため、「今はもっと早く移動したい」という欲求が高まった時にもすぐに応えてくれる。この状態からガムフックによる空中移動にも繋げられるので、組み合わせによっては、よりスピーディなフィールド移動を実現させられたりもする。
さらに面白いのが有限式ながら、普段はできないアクションを実現させてくれるアイテムの存在だ。

今回の先行バージョンには太鼓を模した「ジャンプ台」を使えたのだが、これを連続して使うことで、普段のジャンプの推定十倍近い高さまで跳び上がることができた。そこからガムフーセンによる滑空(ガムグライド)を使えば、地上に本来定められたルートを無視して目的地に降り立つという、力押しにも限度があるショートカットも決めることができるのである。もちろん、こんなに高く跳び上がった状態で地面に落下したとしてもノーダメージ。
ニンジャガムのアクションは、ほかにも空中にレールを敷いてその上をスケボーで走るというものも用意されているようだが、先行バージョンでは残念ながら確認できなかった。ただ、今回の体験内で確かめられたアクションだけでも、組み合わせによっては、荒唐無稽かつハイテンポな移動を実現させられる可能性は十分に感じられ、まさにプレイヤーが好き放題、存分に動き回れる(場合によっては暴れ回れる)オープンワールドのアクションゲームになるという印象を抱いた。

一応、メインストーリーに関しては軸が定められていて、目的地もマーカーで常時示されるものの、あえてそれを無視して違うところへ行くのは、現時点で用意されているアクションだけでも容易そうな感じである。
実際にやろうと思えばできそうな局面もフィールドの随所に見られたため、いかに各種アクションやアイテムを駆使して移動の時間を縮められるかというやり込みも楽しめそうに見えた。それもあって製品版発売後には、もはや何の動きをしているのかすら分からないほどの“アヴァンギャルド”なニンジャが続出するリアルタイムアタックが盛んになる……かもしれない。
機動力の高さに目が行きがちだが、フィールドもその特色を活かし、高低差を強調した作りでまとめられているのが本作の特徴になっているようにも感じられた。場所によっては乗っかると大ジャンプできる巨大キノコのような仕掛けもあり、地上から空中まで、縦横無尽に飛んで跳ねて動き回れる楽しさと気持ちよさを追求するという狙いが透けて見えた印象だ。
豊富な攻撃手段と技の数々で、力に任せた攻めも容易の間口の広さが際立つ“チャンバラ”戦闘
「惑星探索コース」では敵も出現するため、『ニンジャラ』の代名詞でもある「ガムウェポン」を駆使する戦闘を体験できた。
前作もそうだが、『ニンジャラ』はニンジャガムから生成されたカタナなどの武器を振るって攻撃したり、時には回避や防御のアクションを駆使して立ち回ったりしていく、スポーツチャンバラがベースの近接戦闘が基本となる。
続編の本作でもその特徴および操作系はほぼそのまま引き継がれており、ZRボタンで武器を振るって攻撃を仕掛けていくスタイルとなっている。

ただ、防御については前作だとニンジャガムを膨らませて防ぐもの(その名も「ガムガード」)だったのに対して、本作は武器を構えて防ぐという、近接戦闘主体の3Dアクションゲーム、アクションアドベンチャーゲームなどで見られるオーソドックスなものに改められている。タイミングよく防御を繰り出せば「ジャストガード」が発生するという要素も存在。同じく回避にもタイミングよく繰り出せば、即座に相手の背後へと移動して連続攻撃のチャンスが生まれるという「ジャスト回避」がある。

ほかに命中すると相手を一時的に拘束状態にする「ガムシュート」、その状態の敵に対する強力な攻撃技たる「ガムラッシュ」、必殺技に当たる「ガム忍術」も前作から続くかたちで実装されているが、これらにも操作と効果がほんの少し変更されているといった違いが見られた。
とは言え、操作自体は単純で、ゲームスタート時にレッスン形式のチュートリアルも用意されているので、本作で『ニンジャラ』を初めて遊ばれるというプレイヤーもすんなりと入っていけるだろう。

戦闘の手触りに関しては、小気味よい効果音と派手で仰々しいエフェクトが炸裂する作りも相まって、単純に操作しているだけでも楽しい仕上がりだ。またジャストガード、ジャスト回避を決めれることによるメリットが豊富にあることから、上手く使いこなすほど華麗でダイナミックな立ち回りができるという楽しさもあった。
全体的に攻撃手段が豊富かつ火力も高く、やり様によっては力押しによる攻めが通用しやすいのも、アクションゲームに苦手意識がある人にも易しい設計になっているように思えた。特に敵を拘束状態にする「ガムシュート」、周囲の敵を一網打尽にするほどの威力を発揮する「ガム忍術」、そして武器ごとに設定された属性による状態異常攻撃(今回は相手を凍結させられる攻撃ができた)が強力で、ある程度、押されている状況でも、それらを駆使すれば形勢逆転できる瞬間が幾度か見られた。

もしかすると、この調整自体は今回の先行バージョンだけの可能性もあるが……単にメインの武器で堅実に攻めるもよし、あえて力任せに攻めるもよしの選択肢が選びやすくなっているのは、本作固有の見所と言えるかもしれない。
実際にフィールドの移動において、前述したように機動力の高さに任せた無茶ぶりの数々ができることから、戦闘も同じような考え方が反映されている感じで、まさにやりたい放題&暴れ放題なアクションゲームを目指していることが伝わってきた。

とは言え、さすがにボスに関しては、相手の攻撃に対してガードや回避を決めて対処しないと、一気に追い込まれかねない難易度。今回の先行バージョンは、デフォルトで回復アイテムが50個以上(!)所持していたことから、その力に任せた攻めが通用したが、量が少ない場合を想定すると、割とスリリングな展開が繰り広げられそうな印象だ。
ボス自身も体力が一定量減ると攻撃パターンが変わり、より激しく攻めてくるという特徴を持っていただけに尚更である。さすがにソウルライク並に厳しい展開になるのは、攻撃手段の豊富さから踏まえると考えにくそうではあったが。
総じて手触りの良さと操作の楽しさを持ちつつも、豊富な技の数々によって華麗で豪快な立ち回りが目の前に繰り広げられるものに仕上がりそうな印象である。今回はシングルプレイ中心になったが、協力プレイになると、強敵に当たる存在はどんな攻撃を仕掛けてくるのか、ひとりでも対抗できるほどの余地があるのか否かが気になるところである。

ただ、ひとつ気になったことを付記しておくと、今回戦えたボス「ダイモン」の遠距離攻撃は、直前の動作が非常に唐突かつ不自然で、気付いた時にはダメージを喰らっていた、という場面が何度かあった。この辺りは製品版でもう少し、「これから攻撃が来る!」というのが視覚的に分かりやすく、判断しやすい動作と表現にしてくれればと思う。
ストーリー性も強化されていることから、『ニンジャラ』という作品の入り口としても最良の作品になる可能性を秘めている
こうした戦闘が楽しめた「惑星探索コース」とは対照的に、「写真撮影コース」では戦闘はほぼ発生せず、フィールドの探索とキャラクターたちの会話のやり取りといった体験が主軸になっていた。

ただ、コース名に冠されている通り、キャラクターたちを撮影するというミッションが並行して展開され、本作に内蔵された撮影機能(フォトモード)をあれこれ試すこともできた。機能自体は正面からの撮影のほか、プレイヤー自らを映して取る自撮り(セルフィー)も用意されていて、好みのキャラクターと隣同士になって写真を撮るということも可能。固有のフレームを設定したり、撮影相手に対してポーズを決めるといったリクエストを出す機能も用意されていた。
撮影した写真はNintendo Switch 2本体にスクリーンショットとして保存されるので、用意された各種機能を使いこなすことによって、自分なりのこだわりを追求した1枚を作ることができそうだ。

ミッション中に撮影するキャラクターたちも個性豊かで、その中にはベレッカのように前作に登場したキャラクターの姿も。また、「惑星探索コース」で用意されたガム忍術は、複数の仲間たちを召喚して集団攻撃を仕掛けるというものだったのだが、そこにも前作に登場したキャラクターのほか、見覚えのないキャラクターの姿があったりした。
今回はオープンワールドのアクションゲームということで、ストーリーに絡むイベントも充実したものになることが予感されるほか、キャラクターたちの掘り下げもそれなりに行われるだろう。『ニンジャラ』はテレビアニメ、漫画などのメディアミックス展開もされ、2026年のいまもなお継続中にあるが、そちらから『ニンジャラ』を知った人には本作は最良のタイトルになるかもしれない。

元々前作の『ニンジャラ』にも、有料DLCの形でシングルプレイ&オフライン専用の「ストーリーモード」は用意されていたが、本作は最初からひとりでじっくり楽しめる作りになることから、「PvP」主体の作りに抵抗感のあったプレイヤーにも入りやすい作品になるのは確かだ。それでいて、前作で確立されていたニンジャガムを駆使した荒唐無稽かつ爽快なアクションの数々と、ニンジャの強みが発揮された高い機動力もそのまま継承されている。とりわけ機動力の高さはオープンワールドにおいて、文字通りの縦横無尽で恐怖をモノにしない立ち回りが楽しめることから、広い世界で思う存分動き回りたいという欲求をこれ以上なく満たしてくれる。
しかも、今回は基本プレイ無料のタイトルではなく、完全な買い切りタイトルとして提供される(パッケージ版も発売)。購入すれば全部が遊べるという安心感があるのは、人によっては大きな魅力に映るだろう。

本作の先行バージョンと同等の内容の体験版は今後、千葉・幕張メッセで9月17日から5日間開催される「東京ゲームショウ2026」にも出展される。ぜひ、興味があるプレイヤーは忍者の機動力に物を言わせた縦横無尽なアクションを実際に体験してみてほしい。筆者からも「ジャンプ台」を連続使用して、高所から滑空したり、飛び降りたりするアクションはぜひ一度試してみてほしいとオススメしておこう。
『ニンジャラ2 未知なる惑星』はNintendo Switch 2専用の買い切りタイトルとして、2027年春にパッケージ版とダウンロード版ともに発売予定だ。
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