Global Sites
『デイヴ・ザ・ダイバー イン・ザ・ジャングル』先行プレイ感想。新好感度システムでデイヴのコミュ力が止まらない。「危険」と「安心」が同居する白熱のサバイバル生活
本作では、約10時間以上の新規ストーリーと新規ゲームプレイが体験できる。新たなジャングルの地と湖を、ボリュームたっぷり楽しめる内容となっている。

海洋探索&寿司屋経営ゲーム『デイヴ・ザ・ダイバー』の大型DLC『デイヴ・ザ・ダイバー イン・ザ・ジャングル』が、6月18日にリリースされる。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Games Store)/PS4/PS5/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/Xbox Series X|S。
DLC『デイヴ・ザ・ダイバー イン・ザ・ジャングル』では、約10時間以上の新規ストーリーと新規ゲームプレイが体験できる。新たなジャングルの地と湖を、ボリュームたっぷり楽しめる内容となっている。
この度、本作を先行でプレイできる機会をいただいたため、ゲームの中盤までをプレイした筆者の体験を、大きなネタバレを避けながらまとめていきたい。また本作は『デイヴ・ザ・ダイバー』本編をエンディングまでクリアした後に開放されるコンテンツだが、本編をプレイしたことがない人でも、すぐに本作を始めることができるオプションも提供予定となっている。

ジャングルや湖でとれる豊富な食材、バンチョグリル開店
本作の物語は主人公デイヴとその仲間たちが、奇妙な現象が発生しているというジャングルの調査に同行するところから始まる。デイヴとコブラ、そして臨時休暇をとった寿司屋のバンチョも集まり、新たな地であるジャングルのウタラ村へ向かうのだ。
オープニング映像はまるで映画のように作られており、グラフィックの奥行き感もぐっと増している。到着したウタラ村の海岸には、恐竜のような巨大海洋生物が漂着しており、湖の底が海とつながっているという謎の水域を調査するのが本作の主なミッションである。本作でデイヴが潜るのは淡水の湖だ。淡水魚は海の魚と食材の性質が異なっているため、寿司には向かない。

そこで新しく開店したのが、バンチョグリルだ。焼き料理をメインに、ウタラ村やジャングルの森でとれる食材を使った民族風の料理が提供される。昼は食材を調達し、夕方に料理をサービングするという基本的なシステムは変わらず、新システムとして串焼きの提供が可能となっている。串焼きは、デイヴ自身が食材をセッティングする必要があるため、なかなか忙しくなったと思うかもしれない。その代わりに本編であった食器の片づけやわさびの補充が無くなっているため、ゲームバランスとしてはあまり変わらずに楽しめると感じた。
また、バンチョグリルを訪れるお客さんは、ウタラ村の人々と調査チームの面々が中心だ。本編では見知らぬお客さんを中心に料理を提供していたため、ウタラ村で親しくなった人たちが、直接お店に来てくれるのは嬉しいポイントである。さらにデイヴを手伝ってくれるスタッフには、本当に多様な人材が集まることとなるため、ぜひ注目してほしい。
オープンフィールドで深まるウタラ村の人々との絆
本作の序盤ではバンチョグリルに訪れるお客さんは少ない。新参者のデイヴたちを警戒しているためだ。バンチョグリルの経営以外にも、湖の探索やジャングルの森に行く方法など、ウタラ村の人々の手を借りないとクリアできない問題も多い。
そこで重要なのが、村人との好感度システムだ。村人の困りごとを解決してあげたり、ウタラ村の伝統である「おみやげ」を贈ることで、デイヴの好感度を上げることができる。好感度が上がると、バンチョグリルに来てくれるようになったり、必要な物資や調度品などを作ってくれるようになる。本作では、こうした村人との交流に大きくスポットが当たっており、村人との会話を深めることで、新たなミッションが発生したり、新たな物語が進んでいく。また本作では、陸上探索パートがオープンフィールドになっており、2Dと3Dが融合したいわゆる2.5Dグラフィックに近い表現になっている。そのためウタラ村をはじめとして、陸上ではより自由度の高い探索が可能となっている。

村人と親交を深めながら、食材を採取したり、虫を捕まえたりするのは、まるで夏休み旅行の気分であった。ただ、ウタラ村ではリアルタイムで時間が進行するため、のんびりしているといつの間にかバンチョグリル開店の時間となってしまう。湖に潜れる回数は、昼の時間で1日最大2回となっているため、適度に時間を確認しながら行動しよう。物語を進めてキックボードを手に入れると、ウタラ村での移動が楽になる。バンチョグリルでの仕事を終えた後には、夜のウタラ村を探索することもできるので、夜にだけ出会える生き物や植物も必見だ。ちなみに水中での漁の時間と、ジャングルの森や古代遺跡での探索においては、リアルタイムで時間が進むことはないため、こちらはじっくりと自分のペースで攻略することができる。
ジャングルガンと新装備で汚染された湖を攻略しよう
本作では、本編の装備を引き継いで使用することができる。ただし、湖の水が汚染され、凶暴化した魚たちが水中を往来する状況では装備のアップデートが必要だ。そこで登場するのが新しい銃器であるジャングルガンだ。ジャングルガンは4つの銃に変形することができるため、4種類の銃をすべて水中へ持っていけるという非常に便利なアイテムとなっている。
本編では、水中で何度も武器を拾ってアップグレードする必要もあったが、本作ではそのシステムは撤廃されている。銛を搭載したスピアガンと、ジャングルガンの2つを所持するだけで、さまざまな戦闘スタイルを展開することができるのだ。

また物語が進行すると、フックガンというシステムも搭載される。水中で周りをよく見ると、ロープが引っかけられそうな輪っかが設置されているため、フックガンシステムを使って移動を短縮したり、水流に逆らって移動することもできる。さらに水中汚染に耐えられる装備をベーコン博士の助手であるムーナが作ってくれるため、積極的にアップグレードしていこう。ベーコン博士からは、本編と同様に水中に持ち込めるサポート物資も2つまで購入することができる。また、ウタラ村原産の鉱石を集めると、研究を進めてサポート物資の種類を格段に増やすことができるため、こちらも忘れずにアップグレードしていきたい。
新バトルシステムでいざジャングルの森へ
ウタラ村の人々との親交が深まってくると、いよいよジャングルの森の奥へ進むことができる。ジャングルには凶暴なサルやヘビなどが道をふさいでおり、遭遇するとバトルになる。ターン制バトルで繰り広げられる猛獣たちとの戦いでは、デイヴとコブラを筆頭にそれぞれこん棒や銃などの武器をもって立ち向かう。
ターン制バトルらしく、通常攻撃のほかに、スキルやアイテム、防御といった行動を選択することができる。また、攻撃に合わせて表示されるキーをジャストタイミングで入力すると、攻撃力が上がったり、相手の攻撃に合わせて発動できるジャストガードも実装されている。バトルが終わると経験値を入手でき、レベルアップをすることでキャラクターたちのステータスを上げることが可能だ。レベルアップの際には「体力」、「力」、「忍耐力」、「精神力」の中からひとつを選んでさらに強化することができるため、キャラクターの特性に合わせたちょっとした育成要素も楽しむことができる。

HPやスキルで消費するAPは、道中にあるたき火の場所で休憩すると全回復するので、バトルの難易度はそれほど高くはないと筆者は感じた。また、たき火で焼いた猛獣の肉や、ジャングルで採取したハーブなども、バトルの際にアイテムから使用するとHPやAPを回復させられる。森の奥深くにある古代遺跡ではボス戦も発生するため、貴重な資源を活用しながら、慎重に進んでいこう。
古代遺跡内部では、パズル要素のある仕掛けが待ち受けている。こちらは本編の水中探索パートであった仕掛けよりも、単純なものとなっていると感じたので、ストレスなくプレイすることができた。本編では体験できなかった、仲間との探索やチーム戦は『デイヴ・ザ・ダイバー イン・ザ・ジャングル』の大きな見どころのひとつとなっているようだ。
豊富なミニゲームは、どこか懐かしさがたっぷり
さて、ここまで本作をプレイしてきて、いい意味で避けては通れないのが、豊富なミニゲームの数々だ。筆者が特にプレイしたのが「虫バトル」だ。本作では木や岩に止まっている昆虫に虫バトルを仕掛けることができる。虫バトルに勝った場合のみ、その昆虫が手に入るというシステムだ。虫バトルはターン制にじゃんけんのグー、チョキ、パーがコマンドとして組み合わされたシステムになっている。グーは突進、チョキは角攻撃、パーは防御で回復もできる。筆者は虫が苦手であるが、自身の所持している昆虫より高いステータスを持った相手に対して、相手の手を予想しながらダメージを与えていく過程を、シンプルながら真剣にプレイしてしまった。

ミニゲームの中には、筆者の腕ではどうしてもクリアできないものがあったが、何回か失敗すると物語に支障なくスキップできるシステムもあったので、とても助かった。そのほかにも、デイヴが歩いた距離と潜った距離で植物が育つ「マリンカブルーム」や、新たに搭載された「ムシペディア」アプリなど、ふと確認したくなるミニゲームも存在する。ウタラ村の人々と仲良くなるためにもミニゲームは欠かせない存在であり、どこか懐かしいゲームシステムも相まって、つい熱中してしまうこともある。また本作では、陸上で探索できる範囲がとても広くなったため、釣りや射撃、バードハンティングなども各所で楽しむことができる。

ジャングル生活で終わらない夏休み体験を
『デイヴ・ザ・ダイバー イン・ザ・ジャングル』を中盤までプレイし、本編もエンディングまでクリア済みの筆者であるが、本作を通して言えることは、デイヴに休みはないということである。いや、むしろゲーム内の多彩なコンテンツを通して、夏のひと時を遊びつくしているのかもしれない。とにかく遊び心満載の大ボリュームDLCであった。本編『デイヴ・ザ・ダイバー』では海中と寿司屋を行き来することがゲームの中心であったが、本作ではウタラ村やジャングルの森を自由に歩き回れることが大きな特徴で、村人や仲間たちとの交流がゲームの中心となっているように感じた。ウタラ村を1周しながら、誰かの頼みごとを引き受けたり、別の誰かの悩み事を解決したりと、自然なサイクルでミッションがクリアできるように設計されていたことも、人々との交流にスポットを当てる上で非常に重要なことであったと思う。
『デイヴ・ザ・ダイバー』の水中探索と料理の提供といった要素もちゃんと引き継ぎつつ、新作やスピンオフとも呼べるような新しい体験が盛りだくさんで、どこを切りとっても満腹感のある作品となっていた。本作は約10時間以上のコンテンツとなっているが、筆者はゲーム中盤でありながらプレイ時間が10時間を超えている状態だ。湖の底にある海など、まだまだ未知数の部分があるので引き続きプレイしていきたい。寿司屋をいったん休業して、ジャングルを楽しむデイヴたちとの夏休みのような体験は、愛情をこめて作られたおもちゃ箱のようなきらきらとした充実感があった。
『デイヴ・ザ・ダイバー イン・ザ・ジャングル』はPC(Steam/Epic Games Store)/PS4/PS5/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/Xbox Series X|Sで6月18日に発売予定だ。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。


