『Dead Cells』はいつまでも飽きない。正式リリースされた『We Happy Few』はパワーアップ。『オクトパストラベラー』の攻略速度が遅い。今週のゲーミング

 

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。144回目です。お盆休みはゲームを遊ぶのには絶好の機会になるのではないでしょうか。ちなみにAUTOMATONは、お盆も稼働予定です。

 

今日もボスに会ってきます

正式リリースを迎えた『Dead Cells』ですが、よく飽きないなと自分でも思うくらい繰り返しプレイしています。アンロック要素の多さや、ランダム性が強く毎プレイ新鮮だということもありますが、突き詰めると軽快なアクションが操作していて楽しく、そして敵を倒した時のなんとも言えない爽快感がやめられない要因なのかも。手触りの良さというやつですか。パリィも気持ちいいし。

ところで本作のNintendo Switch版では、携帯モード時のフレームレートの低下がやや気になります。プレイに支障をきたすほどではありませんが。この点は開発元も認識しているそうで、パフォーマンスの改善は優先事項として取り組んでいるとのこと。ただ、細かい改善は発売までに済ませており、これ以上は大きな変更が伴うため、早くても11月頃までかかる見込みだとか。少人数チームですから致し方ないですね。多分、私はその頃までプレイし続けています。
by Taijiro Yamanaka

 

攻略すること亀の如し

最近は色んなゲームのつまみ食いを重ねておりましたが、今週からは『オクトパストラベラー』を進ませることに専念しております。しかしなんとも進みが遅い。いや、遊んではいるんですよ!遊んではいるんですが、新しい街に行ってイベントを起こすたびに、ついに今まで行ったことのある街に戻ってしまうのです。

一般的なRPGでは、街は独立した設定を持っていることが多いと思うのですが、本作では街ごとに個性がありながらも、NPC同士のむすびつきが街の垣根をこえて存在しています。ある家族でいうと、雪の町に兄がいて砂漠の街に弟がいたり、少女の探し人が隣町にいたり。新しい街にいる人や物が、過去訪れた街と結構つながっていることが多いのです。サブクエストでも、新しい街で見つけた人を最初の街に連れて行って解決するというケースは、ままあります。そういう意味で、世界自体が網目状につながっているのが、『オクトパストラベラー』のもうひとつの魅力なのかなと思います。ひとりひとりのNPCに設定が存在するという、作り込みがなせる技でしょうね。ただ、記憶力が悪い人間としては、ひとりひとりの設定をちゃんと覚えておらず、いちいち世界中の探し回るハメになります。だから進みが遅いわけです。そういうもどかしさも含めて、楽しいんですけどね。
by Minoru Umise

 

何の肉なんですかね……

サバイバル・アドベンチャー『We Happy Few』が正式リリースされました。舞台となる英国街ウェリントン・ウェルズの住民は、幸福になる薬「ジョイ」を摂取することで辛い過去を忘れ、貧困・食糧難・疫病といった現実から目を背けています。本作は、そんな薬漬けのディストピアから逃れるべく立ち上がった主人公たちの物語です。

早期アクセス時代はとにかく食料と水の摂取が面倒くさいという印象だったのですが、正式リリース版では健康管理が比較的楽になっています。そもそも空腹度の概念はいらないのではないかと思っていた口なのですが、食糧難に悩まされていることを実感してもらう上では必要なのかなと最近では勝手に納得しています。実際、スラム街で手に入るのは腐った食材ばかり。カラフルな住宅街で暮らしている住民も、得体の知れない肉でシチューやジャーキーをつくっていますし。

マップやクエストの構造は、早期アクセス時から大幅に組み替えられ、かつ大量に付け加えられていてボリューム満点。ただ移動や戦闘といったアクション部分が強みのゲームではない点に変わりはないので、そのあたりはご理解を。日本語字幕は誤植や翻訳漏れ、違和感のある台詞が散見されますが、ゲームを進める上では問題ありません。7000〜8000円台という価格帯に関しては、やっぱりちょっと高いかな……。
by Ryuki Ishii