Nintendo Switch 2『イースⅩ -Proud NORDICS-』7月31日発売へ。新ストーリー・最凶難易度ダンジョンなど新要素たっぷりな『イースⅩ』パワーアップ版

日本ファルコムは4月14日、アクションRPG『イースⅩ -Proud NORDICS-（プラウド・ノーディクス）』を7月31日に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch 2で、価格はパッケージ版・ダウンロード版ともに7800円（税抜）。

本作は、2023年に発売された『イースX -NORDICS-』のグレードアップ版だ。新規ストーリーや新たなる冒険の舞台、その他多数の要素が追加される。

『イースⅩ -Proud NORDICS-』では、『イース』シリーズの主人公アドル・クリスティンの若かりし頃の冒険が描かれる。海の荒くれ者バルタ水軍が支配するオベリア湾を訪れたアドルと相棒のドギは、グリーガーと呼ばれる不死の亡者が街の人々を襲撃する大事件に遭遇。そしてアドルたちは、グリーガーを退けられるという不思議な力・マナを使いこなす海賊姫カージャと共に、戦いへと赴くことになる。

シリーズ前作からはいくつかのシステムが一新され、バトルには「クロスアクション」が導入。アドルまたはカージャのどちらか1人を操作するスピード重視の「ソロモード」と、アドルとカージャを同時に操作して戦う手数重視の「コンビモード」を使い分けられる。また、マナの力を利用した「マナアクション」も用意され、フィールドの移動やダンジョン探索に役立つアクションを発動可能だ。

さらに、船を操作してオベリア湾を探索できる要素も特徴のひとつ。帆船サンドラス号を入手することで航海が可能となり、街や海図から得た情報をもとに広大なオベリア湾を探索する。その中では、グリーガーたちの乗る敵船との海上戦が発生することも。プレイヤーは船を操作しながら、特徴の異なる砲弾を使い分け、またマナの力も駆使しながらバトルを繰り広げる。

本作での追加要素としては、オベリア湾北部に位置する「エーランド島」と、その巨大な島を舞台とした新規ストーリーが挙げられる。グリーガー討伐のため、サンドラス号でオベリア湾の探索を続けるアドルとカージャは、エーランド島の調査に乗り出すことに。そこでふたりは、ダンメルク王国からやってきたという“盾の兄弟”カヌート＆アストリッドと出会い、海洋民族ノーマンとマナのルーツに迫る物語が、この盾の兄弟を通して描かれるという。

エーランド島に存在する「ベルゲン闘技場」も新要素のひとつで、ノーマンの訓練を受けることができる（アドルもしくはカージャでのソロプレイも選択可）。闘技場の対戦相手はどれも強敵揃いだが、勝利することで豪華褒賞を手にすることができるという。

また、特定の条件を満たすことで「神域ムスペルヘイム」と呼ばれる広大なダンジョンに挑戦できるようになる。神域は、活動できる時間が限られているうえ、さまざまなギミックや強敵が待ち受けている最凶難易度のダンジョン。なお、「深晶石」と呼ばれる稀少アイテムを使用すると、神域の制限を解放（活動時間の延長、敵の能力変更など）することも可能だそうだ。

マナアクションには、「マナホールド」という新規アクションが追加。一部のオブジェクトを持ち上げたり、持ち上げたオブジェクトを狙った場所に発射することができる特殊アクションだ。ギミック付きのオブジェクトを戦闘に利用したり、足場を作って新たなルートを切り拓くなど、ダンジョン攻略にも欠かせない要素とのこと。

また、地上や水上を滑走するマナアクション「マナライド」を使ったアクティビティ「マナライド勝負」も導入される。マナライドを使用してエーランド島各地の自然地形を走破し、ライバルたちに勝利すると特別なアイテムを入手できるかもしれないそうだ。

このほか、帆船サンドラス号による探索中には、海上に「黄金のシンボル」が出現するように。黄金のシンボルに突入すると海戦が発生し、勝利することで新たな「海上の風」が解放される。海上の風に乗ることで、サンドラス号の航行速度が大幅にアップする。

本作のパッケージ版には、初回特典として「イースⅩ -Proud NORDICS- 追加楽曲全集」が同梱される。本作で新たに追加されたフィールド・ダンジョン・イベント等の楽曲をすべて収録した、オリジナルデザインの音楽CDだ。CD盤単品での販売予定はないとのことである。

『イースⅩ -Proud NORDICS-（プラウド・ノーディクス）』は、Nintendo Switch 2向けに7月31日発売予定だ。