日本ファルコムは5月26日、アクションRPG『イースX -NORDICS（ノーディクス）-』を9月28日に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PS4/PS5。通常版の価格はパッケージ版が8580円、ダウンロード版が8250円（税込）となっている。
『イースX -NORDICS-』は、アクションRPG『イース』シリーズのナンバリング最新作であり、シリーズ生誕35周年を記念する作品だ。開発は『イースVIII』や『イースIX』を手がけたチームが担当する。本作の主人公は、若かりし頃の冒険家アドル・クリスティン。大小無数の島々が存在する北の海オベリア湾を舞台に、彼は海洋民族ノーマンと出会い、そして人々を襲う不死の亡者グリーガーの謎を追う。
本作ではバトルシステムが大幅に一新され、クロスアクションと呼ばれる新システムが導入。プレイヤー操作と相棒の自動攻撃＆サポートで戦うスピーディな「ソロモード」と、一連のアクションを二人一組で同時に操作し強敵との攻防を繰り広げる「コンビモード」、この2つのモードを状況に応じて使い分けることになる。また、フィールドやダンジョンでの自由度を大幅に拡張する特殊能力「マナアクション」というシステムも用意される。
そして本作では、シリーズ初の試みとして帆船の操作が可能となる。プレイヤーは帆船サンドラス号を入手することで、冒険の舞台である広大なオベリア湾の海を探索できるようになる。探索は、街中や海図で得た情報をもとにおこなうことになるそうだ。操船については、左スティックによるフリー移動のほか、自動前進による航行も可能。また、マナの力を利用した「マナセイル」を発動することで、一定時間高速で前進させることが可能とのこと。
海では、グリーガーたちの乗る敵船との海上戦が発生することがある。サンドラス号には大砲が搭載されており、特徴の異なる砲弾を使い分けることが可能。たとえば、鉄球弾は弾数制限がないものの、弾速・連射性能・命中精度が低く、小型船との戦闘には不向きだという。ラピッドシェルは、連射性能に優れ命中精度も高いため、高速船との戦闘で威力を発揮する。そしてフレイムボールは、基本性能は高くないものの、着弾時に燃焼効果を与え継続ダメージを与えることができる。
大砲での攻撃によって敵船の耐久値を削り停船させると、敵船に接舷し乗り込むことが可能となる。そして敵船の甲板で通常バトルを展開し、勝利すると敵船が所有している宝箱からレアアイテムを入手できる。また、海ではアイテムの売買や素材との取引をおこなえる商船に出会えることもあるが、グリーガーたちが商船に偽装している場合もあるそうだ。
帆船についてはこのほか、提案書をもとにした船体の改修や船員たちの訓練といった要素も用意される。これによって、火力・耐久力・起動性能といった基本パラメータや兵装、マナセイルを強化可能。一部の提案書では、新たな砲弾を装備させるといった内容も存在するとのこと（PlayStation.Blog）。
『イースX -NORDICS-』は、Nintendo Switch/PS4/PS5向けに9月28日発売予定だ。初回購入特典およびプレオーダー特典として、衣装・装飾品アイテムを収録するDLC「ピッカードに魅入られし者」がプレゼントされる。
またパッケージ版としては「《アドル・クリスティン》Edition」も発売予定で、こちらの価格は1万2100円（税込）。同Editionには限定ボディバッグや、オリジナルサウンドトラックmini、ロゴピンバッジ、カードセット、そしてDLC「アドル・クリスティン」伝説のクレリアアーマー装備が同梱される。詳細は公式サイトを確認してほしい。
